昭和大学が昭和医科大学に2025年4月に校名変更
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
年が明けて2025年になりました。今年も医学部・歯学部受験生の役に立つ情報を発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初の話題は2025年4月に校名変更する昭和大学についてです。
このたび、メルリックス学院では昭和大学医学部の小風暁医学部長をお招きして、特別講演をお願いすることになりました。⇒ 講演会の様子はこちらから
昭和大学の沿革
もともと昭和大学の設立は昭和3年にさかのぼります。上條秀介博士が医学専門学校の創立を計画し、教育活動の理念に「不求一身安」「至誠一貫」を掲げて、当時の旗ヶ岡(旗の台)に昭和医学専門学校を開校したのが始まりです。
戦後の学制改革によって昭和医科大学となり、薬学部が設置された昭和39年に現在の昭和大学に改称されました。その後、昭和52年に歯学部設置、平成14年に保健医療学部が設置されて今に至ります。
今回の昭和医科大学への校名変更は、いわば以前の「昭和医科大学」に戻ることになります。ただ、校名の変更理由は「戻る」のではなく、医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の4学部を擁する医系総合大学であることを校名からもわかりやすく発信し、社会に貢献できる優れた医療人を育成する大学として更なる「発展」を目指すため、とされています。
2027年4月に鷺沼キャンパス開設
2028年11月15日に昭和大学は創立100周年を迎えます。100周年を迎えるにあたり、医学部・歯学部・薬学部の2、3年次と4年次の一部、保健医療学部の2~4年次、助産学専攻科の学生2,000人が学ぶ鷺沼キャンパスを開設します。
鷺沼キャンパスが建設される場所は川崎市宮前区。東急田園都市線鷺沼駅から徒歩3分の好立地にあります。メルリックス渋谷校のある渋谷駅からは東急田園都市線に乗って20分、旗の台からは東急大井町線から直通電車で20分です。
昭和大学は全学生が1年次に富士吉田キャンパスで寮生活を送ります。よって、2025年4月に入学した学生は1年次を富士吉田で過ごし、2年次は医学部・歯学部・薬学部は旗の台キャンパス、保健医療学部が横浜キャンパスで学びます。全学部が新しく開設される鷺沼キャンパスで学ぶのは3年次からになります。
2026年4月入学した学生は1年次を富士吉田キャンパスで過ごした後、2年次から鷺沼キャンパスで学ぶことになります。ただし、旗の台キャンパスの整備事業の完成はまだ先になるため、5年次~6年次の臨床実習は、医学部が旗の台、歯学部は歯科病院のある洗足で行います。
病院の再編事業と富士吉田キャンパス
建学の地でもある旗の台では昭和大学病院、昭和大学病院附属東病院、昭和大学歯科病院、3病院の機能を統合させた、新たな病院の建設が検討されています。現在、洗足にある歯科病院は旗の台エリアに移転することになります。
昭和大学は8つの附属病院を持っており、5つが東京都内、3つが神奈川県横浜市にあります。豊洲には予防医学センターがあり、歯科病院が洗足にあります。それらが再編されることになります。
また、旗の台校舎の建て替えも計画されており、10年後には新しいキャンパス・病院が竣工され様変わりしていることでしょう。
それでも、1年次の全寮制は変わらないものと思われます。現在の小口勝司理事長は昭和40年に竣工された富士吉田キャンパスの一期生であり、当時同室だったメンバーとは今でも交流があると言います。
先日、発行された私の著書【偏差値40からでも医学部合格 必勝回答50】の大学別の項目にも書かせていただきましたが「昭和大学は1年次の全寮制こそが大学のアイデンティティ」だと思っています。
昭和大学小風医学部長の特別講演を開催!
メルリックス受験情報センターでは、1月12日(日)に昭和大学医学部の小風暁医学部長をTOC五反田にお迎えして、特別講演会を行います。今年、医学部の一次試験が行われるTOC五反田は旗の台キャンパスの目と鼻の先にあり、歩いても30分ほどの距離にあります。
ぜひ入試を控えた医学部受験生だけでなく、昭和大学を志望する高1生、高2生、そして医学部を考えている中学生の方にもお越しいただきたいと考えています。保護者のみの参加も歓迎します。
定員になり次第締め切りますので、参加をお考えの方はどうぞお早めにお申し込みください。