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昭和大学医学部長講演会を行いました|メルリックス情報センターより

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


メルリックス学院では、1月12日(日)に初の試みとなる医学部長をお迎えしての講演会を行いました。今回の特別講演をお願いしたのは昭和大学の小風暁医学部長です。


会場は昭和大学を初め多くの医学部一次試験が行われるTOC五反田ビルで行いました。三連休の真ん中にも関わらず、たいへん多くの方にお越しいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。


目次[非表示]

  1. 1.講演会場は医学部受験の聖地、TOC五反田13階
  2. 2.小風暁医学部長による特別講演
  3. 3.2026年度から学校推薦型選抜入試(公募)を実施
  4. 4.第二部は入試予想問題セミナー
  5. 5.今年も前日セミナーを各地で開催予定

講演会場は医学部受験の聖地、TOC五反田13階

メルリックス学院ではこれまで様々な医学部説明会・医学部相談会を行ってきましたが、医学部長をお迎えしての講演会は初めてです。


せっかく医学部長をお招きするならば、講演会場もスペシャルな場所にしたいと思い、医学部受験の聖地であるTOC五反田ビルで行うことにしました。


TOC五反田はJR五反田駅より徒歩8分、東急池上線の大崎広小路駅より徒歩5分、東急目黒線の不動前駅より徒歩6分という交通の利便性と、13Fのワンフロアに3,000人ほどの人数を収容できるというキャパシティの大きさから、多くの大学入試が行われています。


私立医学部も多くの大学が一次試験の会場としてTOC五反田を使用していましたが、取り壊しになるということで、昨年の使用大学は国際医療福祉大学、獨協医科大学、藤田医科大学の3校のみでした。


五反田TOCビルで最後の私立医学部入試


2024年3月3日、藤田医科大学医学部一般後期の一次試験が行われました。名古屋会場はコンベンションホール、東京会場は五反田TOCビルが試験会場となりました。・・・

ところが、建築費高騰のため取り壊しは延期になり、2024年9月にTOC五反田は営業を再開しました。新TOCビルの新たな着工時期は2033年頃を予定しているとのことです。




小風暁医学部長による特別講演

今回の講演会は第一部と第二部の二部構成とし、第一部は小風医学部長の特別講演を行いました。


小風先生の話は昭和大学の特色やカリキュラム、そして入学試験についてなど多岐にわたり、非常にわかりやすく、また示唆に富んだものでした。驚いたのは、昭和大学のカリキュラムや施設・設備についての説明が、そのまま今の医大生、そして医師に求められるものの説明になっていたことです。毎年、少しずつカリキュラムを変更しているとのことでしたが、昭和大学の先進性が改めて浮き彫りになりました。


小風先生は公衆衛生学、分子疫学を専門とされています。大学院で寄生虫学を専攻された後、公衆衛生学に転じ、分子疫学を専門として、遺伝情報を利用した生活習慣病のオーダーメイド予防法の確立を目指されているとのことです。




実は事前にお知らせいただいた略歴を拝見した時に、かなりユニークなご経歴だと思いました。


【小風先生の略歴】

平成2年3月 千葉大学医学部卒業
平成2年5月~平成3年3月 国保松戸市立病院(現松戸市立総合医療センター) 内科研修医
平成7年3月 東京大学大学院医学系研究科第三基礎医学修了 博士(医学)取得
平成7年4月 杏林大学医学部公衆衛生学教室 助手
平成12年4月 同教室 講師
平成17年4月 同教室 助教授
平成19年4月 昭和大学医学部公衆衛生学講座(現衛生学公衆衛生学講座) 教授
令和2年4月 昭和大学 医学部長
        現在に至る


講演が終わった後で質疑応答の時間を設けましたが、小風先生は参加された方々からのご質問にも気軽にお答えいただきました。そこで、私もどさくさにまぎれて(?)ご経歴について質問させていただきました


小風先生は門外漢の私の質問にも真摯に答えていただきましたが、最後に「今から振り返るとすべてが繋がっている」とおっしゃったのが非常に印象的でした。その時は風変わりに見えたり、遠回りのように見えたことも、今となってはすべて必要なことだったという意味だと思います。それは医学研究者に限らず、どの職業にも言えることであり、そう言えるほど濃密なキャリアを築いてこられたということだと思います。私自身も大変勉強になった講演でした。


2026年度から学校推薦型選抜入試(公募)を実施

さて、昭和大学医学部では2026年度(令和8年度)から学校推薦型選抜入試(公募)を実施することが決定しており、大学のホームページで公表されています。


出願資格は現役生で専願に限られます。評定平均はまだ決まっていませんが、おそらく課されるものと思われます。募集人員は10名の予定で、選抜方法は学力試験、小論文試験、面接試験となっています。


詳しいことは今年の7月末に公表予定の入学試験要項に掲載されるとのことですが、これまで協定校推薦と卒業生推薦のみ行っていた昭和大学医学部で10名の公募制推薦が行われれば、多くの医学部受験生が受験するものと思われます。


出願資格の評定平均がどのぐらいかにもよりますが、4.0以上の評定平均が必要な東京医科大学の学校推薦型選抜が一般公募で100名近い志願者(2025年度は93名)を集めていますので、かなりの人気を集めるものと思われます。


第二部は入試予想問題セミナー

小風医学部長の特別講演の後は、メルリックス学院の講師による【予想問題セミナー】を行いました。数学を担当した山田靖行講師は昨年の東京女子医科大学の前日セミナーで扱った問題を的中させました。


【終了】東京女子医科大学入試前日セミナーを行いました


東京女子医科大学一次試験の前日に試験会場である京王プラザホテルで【入試前日セミナー】を行いました。昨年も同じ京王プラザホテルで前日セミナーを行いましたが、・・・

今回の予想問題セミナーでも、今年の昭和大学医学部で狙われそうな分野について話がありました。実際に今回のセミナーでは確率の問題を扱いました。


昭和大学医学部は英語と数学を合わせて140分で解くという特殊な試験時間になっています。140分という時間をどう使うかについての話など、医学部受験生の役に立つ情報をお伝えできたと思います。




化学の【予想問題セミナー】は受験情報センターの副センター長であり、金沢医科大学総合型選抜の化学を2年連続で的中させた朝倉講師が名古屋から駆けつけて授業を担当しました。


【的中!】3年連続で金沢医科大学総合型選抜の化学予想問題が的中しました


11/30(土)に金沢医科大学医学部AO入試が行われました。その前日に、金沢駅近くで前日予想セミナーを開催して、満員御礼の大盛況でした。・・・


今回もメルリックス学院 名古屋校の増田講師と分析した「今年の昭和大学医学部で出そうな化学の問題」を3題ご用意して、合格するためにはどのレベルの問題まで解く必要があるかという具体的な難易度の話を織り交ぜながら解説講義を行いました。




今年も前日セミナーを各地で開催予定

第一部と第二部の間には、私の著書【偏差値40からでも医学部合格 必勝回答50】のサイン会を行わせていただきました。一時は行列ができるほどで、皆さまをお待たせしてしまいました。申し訳ございませんでした。


お一人お一人に心を込めてサインさせていただきました。少しでも試験会場に向かう医学部受験生のお力になればと思います。




今後もメルリックス学院では、医学部一次試験の前日に各地で【入試前日セミナー】を行います。メルリックス学院の講師陣が分析に分析を重ねた予想問題を、医学部を目指す皆さまにお伝えします。ぜひご参加いただければ幸いです。





鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長