【東医推薦】東京医科大学医学部 学校推薦型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


今日は2025年度入試から英語検定試験利用を導入する東京医科大学の学校推薦型選抜について取り上げます。


◇◆東京医科大学の推薦・学士対策講座を行います◆◇



目次[非表示]

  1. 1.○2025年度 募集要項
    1. 1.1.◎募集人員
    2. 1.2.◎入試日程
    3. 1.3.◎出願資格
    4. 1.4.◎推薦の併願パターン
  2. 2.○試験時間と配布
    1. 2.1.◎一般公募・地域枠 172点満点
    2. 2.2.◎英語検定試験利用 172点満点
    3. 2.3.◎全国ブロック別 80点満点
  3. 3.○入試結果と倍率
    1. 3.1.◎一般公募
    2. 3.2.◎茨城県地域枠推薦
    3. 3.3.◎新潟県地域枠推薦
    4. 3.4.◎埼玉県地域枠推薦
    5. 3.5.◎全国ブロック別推薦
  4. 4.○合格最低点
  5. 5.○出願書類
    1. 5.1.◎志望の動機
    2. 5.2.◎学歴および職歴(予備校等)等
    3. 5.3.◎推薦書
    4. 5.4.◎同意書(新潟県地域枠のみ)
    5. 5.5.◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)
    6. 5.6.※応募理由書(茨城県地域枠のみ)
  6. 6.○攻略法
  7. 7.○対策講座

○2025年度 募集要項

◎募集人員

一般公募推薦
20名以内
地域枠推薦
茨城県地域枠
8名以内
新潟県地域枠
3名以内
埼玉県地域枠
2名以内
群馬県地域枠
2名以内
全国ブロック別推薦
6名以内
英語検定試験利用
3名以内

※地域枠については認可申請予定

◎入試日程

学校推薦型選抜

出願期間

2024年11月4日00:00(月)~2024年11月15日(金)23:59​​​​​

試験日

2024年11月30日(土)

合格発表日

2024年12月5日(木) 10:00​​​​​

手続締切日

2024年12月12日(木)12:00

学士選抜

出願期間
2024年10月21日(月)00:00~2024年11月1日(金)23:59​​​​​
試験日
2024年11月30日(土)
合格発表日
2024年11月21日(木) 10:00(書類審査合格発表)
2024年12月5日(木)10:00(最終合格発表)​​​​​
手続締切日
2024年12月12日(木)12:00

◎出願資格

一般公募推薦 20名以内

対象
現役のみ
評定平均
4.0以上

茨城県地域枠特別推薦 8名以内

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・出身地および出身高校の所在地を問わず出願が可能
・卒業後直ちに、茨城県知事の定める医療機関において一定期間医師の業務に従事し、地域医療に貢献できることが確約できる者
・出願前に茨城県が実施する茨城県地域医療医師修学資金貸与制度に申し込みをし、かつ県の実施するeラーニングを受講した者
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者

新潟県地域枠推薦 3名以内

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・卒業後に医師として新潟県が指定する医療機関等に9年間従事することを誓約できる者。
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者
(出身地域は問わない)

埼玉県地域枠推薦 2名以内

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・卒業後、直ちに奨学金貸与期間の1.5倍の期間、特定地域の公的医療機関に医師として引き続き勤務または特定診療科等に医師として勤務する意志のある者
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者
(出身地域は問わない)

群馬県地域枠推薦 2名以内
対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他

・卒業後、直ちに修学資金貸与期間の3分の5に相当する期間(10年間=従事必要期間)群馬県内の特定病院において、卒後臨床研修及び診療業務に勤務する意思のある者

・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者
(出身地域は問わない)

全国ブロック別推薦 6名以内

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・全国47都道府県を6ブロックに分け、各ブロック1名を定員とします。出願できるのは出身高校の所在地もしくは保護者(親権者)の居住地(3年以上居住)が属するブロックいずれか1つのみとします。 ① 北海道・東北ブロック ② 関東甲信越ブロック ③ 東海・北陸ブロック ④ 近畿ブロック ⑤ 中国・四国ブロック ⑥ 九州・沖縄ブロック ・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者

英語検定試験利用推薦 3名以内

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアをもつ者(取得後2年以内)
・世界に活躍の場を求めようとする強い意志をもつ者


◎推薦の併願パターン

現浪別
パターン
一般公募
地域枠
全国ブロック
英語検定
現役
1
2
3
4
5
1浪
6

はすべて合格した場合、優先される入試区分


○試験時間と配布

東京医科大学の推薦に関する過去問は大学のホームページで公表されています。

◎一般公募・地域枠 172点満点

書類審査
事前評価
12点
基礎学力検査
70分
100点
小論文(日本語・英語)
各60分
各18点×2
面接
約15分
24点

◎英語検定試験利用 172点満点

書類審査
事前評価
12点
英語検定試験のスコア
事前評価
24点
基礎学力検査
70分
100点
小論文(日本語のみ)
60分
12点
面接
約15分
24点

◎全国ブロック別 80点満点

書類審査
事前評価
12点
基礎学力検査
70分
100点※
小論文(日本語のみ)
各60分
各18点×2
面接(約30分)
約30分
32点

※基礎学力検査の点数が合格基準点に達した者のみ一次合格、二次試験の面接に進む


○入試結果と倍率

◎一般公募


2024
2023
2022
募集人員
20名以内
20名以内
20名以内
志願者数
99名
98名
87名
受験者数
96名
97名
86名
合格者数
20名
20名
20名
合格倍率
4.8倍
4.9倍
4.3倍
入学者数
20名
20名
20名


◎茨城県地域枠推薦


2024
2023
2022
募集人員
8名以内
8名以内
8名以内
志願者数
28名
23名
29名
受験者数
27名
23名
29名
合格者数
8名
8名
8名
合格倍率
3.4倍
2.9倍
3.6倍
入学者数
8名
8名
8名

◎新潟県地域枠推薦


2024
2023
2022
募集人員
3名以内
3名以内
2名以内
志願者数
5名
15名
8名
受験者数
5名
14名
8名
合格者数
3名
3名
2名
合格倍率
1.7倍
4.7倍
4.0倍
入学者数
3名
3名
2名

◎埼玉県地域枠推薦


2024
2023
募集人員
2名以内
2名以内
志願者数
14名
16名
受験者数
12名
16名
合格者数
2名
2名
合格倍率
6.0倍
8.0倍
入学者数
2名
2名


◎全国ブロック別推薦


2024
募集人員
6名以内
志願者数
82名
受験者数
78名
一次合格者数
29名
二次合格者数
6名
合格倍率
13.0倍
入学者数
6名

○合格最低点


2024
2023
2022
一般公募
112/172点(65.1%)
118/172点(68.6%)
110/172点(64.0%)
茨城県地域枠
101/172点(58.7%)
115/172点(66.9%)
105/172点(61.0%)
新潟県地域枠
107/172点(62.2%)
112/172点(65.1%)
99/172点(57.6%)
埼玉県地域枠
118/172点(68.6%)
110/172点(64.0%)
全国ブロック別
40/80点(50.00%)

※全国ブロック別は基礎学力検査が合格基準点に達したもののみ二次試験を受けることができる。配点は書類審査12点、小論文36点、面接32点の計80点

合格最低点(ボーダーライン)は一般公募推薦が最も高く、地域枠推薦はそれよりも低い傾向がある。ただし、どの地域枠推薦も「合格者が募集人員に満たない場合、その欠員は一般選抜で募集する」とあり、得点が不足している受験者を無理に合格させて定員を埋めることはしない。

○出願書類

◎志望の動機

800字程度で東京医科大学を志望した動機、また入学後の抱負を書く。

◎学歴および職歴(予備校等)等

高校卒業後の学歴及び職歴(予備校等含む)を書く欄と、賞罰、資格について記入する。

◎推薦書

高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーはもちろん、東京医科大学の建学の精神「自主自学」および校是「正義・友愛・奉仕」に当てはまるアピールポイントを特に強調してもらおう。

◎同意書(新潟県地域枠のみ)

所定の書類に記入する。

◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)

「医師を目指している理由」と「埼玉県医師育成奨学金へ応募する理由」を自由記入欄に書く。

※応募理由書(茨城県地域枠のみ)

大学に出願するより前に、茨城県に応募書類を提出する必要がある。茨城県地域枠へ応募した理由について400字で書く。詳しくはこちら


○攻略法

まずは数学・理科から出題される基礎学力検査で点数を取ること。一般選抜の勉強で対応できるので、まずは数学と理科2科目の基礎固めを徹底してください。受験で選択しない「理科3科目め」をどう対策すればいいかという質問を非常に多く受けます。問題文を読めばある程度解けるような出題なので、まずは数学と理科2科目に注力することをお勧めします。


基礎学力検査は基本的な問題が出題されますので、なるべくミスをしないように得点した上で小論文がどれだけ書けるかが勝負になるでしょう。東京医科大学の小論文は独特の出題ですので、単なる医系小論文しか書いたことのない受験生には難しいでしょう。


2024年度入試から全国ブロック別推薦、2025年度入試から英語検定試験利用推薦が導入されるなど、このところ入試変更が続いています。また、2025年度入試からは新しく再受験生向けの学士選抜も始まります。


○対策講座

2025年度の推薦は11月30日(土)と発表されました。他の大学より試験日が遅い分、推薦に向けた準備をしっかりとすることができます。メルリックス学院では今年も【東京医科大学推薦対策講座】を予定しています。




鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

新着記事

他の合格体験記

受験攻略ガイド

カテゴリ一覧