第5回 医学部推薦入試偏差値ランキング|北里大学
こんにちは。メルリックス学院代表の佐藤正憲です。今回は北里大学の学校推薦型選抜(推薦入試)についてお伝えしたいと思います。
これまでの医学部推薦偏差値ランキングの記事はこちらからお読みいただけます。
医学部推薦偏差値ランキング第1回 東京医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・東邦大学
医学部推薦偏差値ランキング第2回 近畿大学・藤田医科大学・兵庫医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第3回 東海大学・愛知医科大学・聖マリアンナ医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第4回 東京女子医科大学
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◆私立医学部医学科推薦入試、総合型選抜入試偏差値ランキング
1. 東京医科大学 大阪医科薬科大学 関西医科大学
2. 東邦大学 近畿大学
3. 藤田医科大学(ふじた未来枠)
4. 兵庫医科大学(推薦・総合型選抜) 東海大学(希望の星育成)
5. 愛知医科大学 聖マリアンナ医科大学 北里大学 帝京大学
6. 福岡大学 獨協医科大学 埼玉医科大学
7. 久留米大学
8. 岩手医科(推薦・総合型選抜)
9. 東京女子医科大学
10.川崎医科大学(総合型選抜)
11.金沢医科大学(総合型選抜)
5.北里大学
●北里大学学校推薦型選抜(推薦入試)の概要
まず、北里大学の学校推薦型選抜(推薦入試) は公募制がなく、全て「指定校」。加えて現役生のみのため、出願資格を持つ受験生がかなり限られてきます。
また、2023年度入試でいえば、「指定校推薦」が35人、「地域枠推薦」が山梨県地域枠、茨城県地域枠、神奈川県地域枠、埼玉県地域枠、新潟県地域枠全てで16人、合計51人の募集で、一般入試の74人募集を考えると、学校推薦型選抜(推薦入試) の占める割合が大きい大学の一つです。
2024年度も「指定校推薦」は35人、ここに未定の地域枠がどのぐらい設けられるか気になることころです。
●北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の入試結果について
2023年度北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) に関して、指定校推薦入試は受験者が64名に対して合格者が35名、実質競争率:1.82倍。地域枠推薦入試は受験者が57名に対して合格者が35名、実質競争率:1.62倍。
2022年度入試に関しても実質競争率が2.1倍であることから 私立大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試) の中でも競争率は緩い方だといえます。
●北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の学科試験内容
次に北里大学学校推薦型入試の試験内容について詳しく見ていきたいと思います。
北里大学の試験内容は「基礎学力試験」「小論文」「面接」とオーソドックスなタイプだと言えます。ただし面接はグループ面接と個人面接それぞれあります。基礎学力試験の時間は100分、科目は英語、数学、理科2科目選択なので、一般入試と構成は変わりません。普段の一般入試対策の延長と考えていいでしょう。
難易度でいうと現役生対象の試験ということから、難解な問題は出題されません。教科書の基礎知識を使って解ける問題がほとんどで、数学も数Ⅲからの出題はこれまでありません。
但し問題のレベルが高くないとはいえ油断は禁物です。出題範囲は広いため、一通り満遍なく学習を進めていくことが求められます。また、解答は記述式で、昨年度の問題数は大問13題程度。英語には英作文が含まれ、生物でも説明を求められる問題が出題される傾向にあります。
どの受験生も「とにかく時間が足りない」と口をそろえて言います。そう、北里大学の学校推薦型選抜(推薦入試) は、あらかじめ時間配分を決めておき、解けそうな問題や得意分野の問題から手を付けていくといった訓練を行う必要があります。
●北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の小論文試験内容
北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の小論文試験は要約と論述が課せられます。要約は2022年度入試まで内容を200字で要約するという問題が、2023年度入試では質問に該当する内容を50字で要約するという問題に変更になっていました。
長文を読んで答えるタイプなので、読解力、まとめる力が必要となります。2024年度はどちらの方式になってもいいように、要約の練習が必要でしょう。論文は課題型で600字。
昨年度の課題は「あなたの生き方のモデル、または人生を変えてくれた人はだれか」という内容でした。要約と論文を80分で書いていきますが、基礎学力試験とは異なり、時間に余裕があるので、落ち着いて内容・構成を考え、誤字脱字をしないように気をつけながら取り組めば大丈夫でしょう。
●北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の面接試験内容
北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) の面接試験につきましては先ほどもお伝えした通り、グループ面接と個人面接があります。
グループ面接は受験生3人、面接官3人で行われ、面接官がそれぞれ時間管理や司会を行います。所要時間はグループによって少し変わってくるようですが、概ね30分です。
昨年度では「2025年問題」「医師のメンタルヘルスについて」「医療ロボットの手術ミスについて」といった医療に関する質問が多くされるようです。いずれの質問も問題点を述べたり、意見を述べたりと、日ごろから医療に関するニュースだけでなく、それを知って、自分はどう思うのか、何が問題なのか、という意見をしっかりと持っておくことが必要です。
個人面接では受験生1人と面接官2人で行われます。医師志望動機、本学志望動機、高校生活について、といったどこの大学でも聞かれるような内容が質問されます。一つ気をつけておかなければならないのは、「地域枠」で出願した場合です。地域枠には条件が課せられています。「地域枠指定校」の受験生はしっかりと条件を確認し、そのことに対しどう考えるのか、卒業後のキャリアプランを考えておく必要がありそうです。
今回は北里大学の学校推薦型選抜(推薦入試)に ついてお伝えしました。合格するためにはやはり基礎学力試験がカギだと言えます。毎年多くの北里大学学校推薦型入学試験の受験生がメルリックス学院で対策をし、合格を手にしております。その先輩が皆さんのためにたくさんの情報を残していってくれています。それをもとに、北里大学学校推薦型選抜(推薦入試) を行っています。
基礎学力試験の対策はもちろん、小論文、面接の対策もメルリックス学院にお任せください。いっしょに合格を手にしましょう。