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【2025愛知医】愛知医科大学一般入試に合格するための対策 (過去問分析)

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。

愛知医科大学は、2025年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで、32大学中23位。入試難易度は偏差値63.5となっており、人気も上昇中です。

今回は「私立医学部偏差値ランキング」ブログの一環として「愛知医科大学医学部一般前期入試に合格するための対策」について、過去問を振り返るつつ、お伝えしたいと思います。




目次[非表示]

  1. 1.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の入試概要
  2. 2.●愛知医科大学2024年度一般入試を振り返る
  3. 3.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の英語
  4. 4.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の数学
  5. 5.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の化学
  6. 6.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の物理
  7. 7.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の生物
  8. 8.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の面接
  9. 9.●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の小論文
  10. 10.●まとめ
  11. 11.●2025年度 私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
  12. 12.☆佐藤代表の著書が全国有名書店で発売中☆

●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の入試概要

愛知医科大学医学部一般前期入試は、一次試験が1月21日(火)、二次試験が2月5日(水)または6日(木)で実施予定となっています。

試験会場は一次試験が名古屋(名古屋コンベンションホール)、東京(ベルサーユ高田馬場)、大阪(ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター)・福岡(福岡ファッションビル)、二次試験は本学のみとなっています。
 
例年一次試験は1月の中旬頃の単独日程での入試でしたが、2023年度入試は聖マリアンナ医科大学の入試と同一日程になりました。

一次試験の合格発表日は1月30日(木)、二次試験の合格発表日は2月13日(木)になります。2023年度は初めて聖マリアンナ医科大学と同一日程になったことで、大幅に減らしました。


しかし、2024年度入試の志願者数は2,212名で2021年度とほぼ同じ数の志願者が集まりました。


●愛知医科大学2024年度一般入試を振り返る

2024年度入試では、志願者が2,212名、そのうち2,157名の方が一次試験を受験し、448名の方が一次試験に合格しました。(正規合格倍率:10.8倍)2024年度入試では例年以上に欠員が少なかったことから繰上合格者は106名が繰り上がり、最終合格者は305名でした。合格実質倍率は7.1倍という結果になりました。
 
合格最低点は、2024年度入試は288/500点、2023年度入試は251/500点、2022年度入試は281/500点といった結果で、問題が難化した2023年度入試を除いて、例年では56%~57%前後がボーダーラインとなっています。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の英語

では愛知医科大学の英語から見ていきましょう。


出題形式は80分で大問7題。全問マーク問題。

【1】短い会話形式の空所補充で各2か所に入る語の組み合わせ選択問題。

【2】定義文から単語のスペルを完成させる問題

【3】語句整序で空所に入る語の組み合わせの選択。

【4】短文中の適切な位置に1語を挿入させる問題。

【5】~【7】は短めの長文で内容真偽、空所適語補充、同意表現など。の内容です。

【5】~【7】の長文の穴埋め問題は同じものが使えないため、慎重に解かないと連鎖で間違える危険性が高いので特に注意を要します。
全体的には標準レベルの内容であります。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の数学

愛知医科大学の数学をみてみましょう。

試験時間は80分で答えのみ書く形式の小問集合1題+大問が2題というのがこの数年の形式であります。小問集合の難易度が比較的低いですが、その後に続く大問は難度も高く記述力も問われる内容になっております。

特に後ろの問題にいくにつれて難度が上がる傾向にあるのが愛知医科大学数学の特徴であります。合格するためには小問集合で失点を最小限に食い止め、その後の大問はしっかりくらいついて部分点をしっかり稼ぐためにも日ごろから答案作成能力を高めておく必要があります。

基礎力を固めつつも国公立中上位クラスの問題まで演習しておきたいところであります。
全体的にはやや難レベルです。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の化学

愛知医科大学の化学では、2023年度入試と同様、2024年度入試も大問2題でありましたが、出題分野も2分野のみに絞られていました。

【1】は気体の法則に関する問題でした。計算問題が7題含まれており、計算量が多かった印象です。

【2】は有機化学の芳香族分野から構造推定問題が出題されました。いずれの設問も本文中に知識説明がされているので解きやすかったはずであります。

問題レべルは2023年度よりも下がり「標準よりやや易しめ」といったところであります。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の物理

2024年度入試 愛知医科大学の物理は大問3題で力学、波動、原子からの出題でありました。

3題とも根幹は基本から標準で構成されていますが、他大学と比較すると問題設定のオリジナリティが高いのが特徴です。問題をよく読んで理解を間違えない点が関門であります。

一見解いたことがなさそうな問題でも、ほとんどの場合は丁寧な誘導がついているので、現場でしっかりと誘導をたどり、考察しきれるかが鍵であります。時間に余裕がないのでまずは確実に解ける問題を確実にしたいです。


難易度的には「標準程度」であります。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の生物

2024年度愛知医科大学入試の生物は、大問3題でありました。

問題自体の難易度は高くありません。また、出題されるテーマは一般的なものが多く、現象の説明を記述させる問題が多数あります。例年、知識問題と実験考察問題がバランスよく出題されています。

また、作図や理由を簡潔に述べる問題など対策を十分積んでおかないと差がつく問題も例年、一定数出題されています。

頻出分野としては「遺伝子の発現と調節、変異」「細胞周期とDNAの合成」「体液、循環系の構成と働き」「刺激の受容と感覚」「動物の行動」「生体の系統と分類」「バイオームの遷移と分布」、このあたりの標準問題を中心に確実に網羅しておきましょう。

●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の面接

愛知医科大学の面接試験は20分~30分をかけて受験生を丁寧に観察する内容です。加えて考えさせる問題も多いのが当大学の特徴でもあります。


質問の意図が分からなければ、ヒントをもらうなど真の意味でのコミュニケーション力、思考力を試している傾向です。面接試験が苦手な受験生は時間をかけて熟成させるべき大学です。

更に文章、詩、絵画、写真を見せられて状況を説明するMMIも一題、必ず課されますのでしっかりと対策をしておきたいところです。

面接は五段階評価であります。


●愛知医科大学一般入試(一般選抜)前期の小論文


愛知医科大学の小論文は和文一題の内容であります。

2024年度入試は一日目が「文章内の登場人物がおかれた状況を分析し、その状況と類似する実体験を記述させる問題」でした。長文の内容は文学的文章や哲学的文章からの出題が多いです。文章は比較的読みやすいものが選択されています。分析の基づいた自由記述問題であります。


日頃から分析する習慣と、客観的見地から文章を論述する力が求められます。
文学的文章だからといって主観に基づく感想文的な文章にならないよう日頃から確実な指導を受けておきたいところです。


小論文は面接同様、五段階評価であります。



●まとめ


以上、愛知医科大学一般入試(一般選抜)の入試概要、入試結果から、各科目の過去問を分析することで今年の傾向を予測しつつ、面接・小論文の対策までお伝えいたしました。

愛知医科大学一般入試に関するより詳細な分析つきましては、1月20日(月)に名古屋校会場とウェブセミナー形式にて、入試前日予想セミナーも実施予定です。

是非そちらにご来場いただき、受験に向けての気持ちの最後の整理の場としてご活用いただければ幸いです。






●2025年度 私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング

2025年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)


大学名

入試難易度
1位

慶應義塾大学

72.5
2位

東京慈恵会医科大学

70.0
3位

日本医科大学

69.0
3位

順天堂大学

69.0
5位

自治医科大学

68.5
5位

東北医科薬科大学​​​​​

(A方式)

68.5
5位
国際医療福祉大学
68.5
5位

関西医科大学

68.5
5位

大阪医科薬科大学

68.0
10位

産業医科大学

67.5

11位
昭和大学

66.5

11位

東京医科大学

66.5

13位

東邦大学

66.5

14位

東北医科薬科大学

(B方式)

65.5

14位

日本大学

65.0
16位
近畿大学

64.5

17位
兵庫医科大学

64.5

17位
藤田医科大学

64.5

19位
帝京大学
64.0
19位
東海大学
64.0
19位
東北医科薬科大学(一般)
64.0
19位
聖マリアンナ医科大学

64.0

23位
北里大学

63.5

23位
杏林大学
63.5
23位
福岡大学

63.5

23位
愛知医科大学

63.5

27位
岩手医科大学

63.0

27位

​​​​​久留米大学

63.0
27位
埼玉医科大学
63.0
27位
金沢医科大学
63.0

31位

獨協医科大学
62.5

32位

川崎医科大学
61.5
32位
東京女子医科大学
61.5

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『あなただけの医学部合格への道標』メルリックス学院佐藤代表・著
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佐藤
佐藤
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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