杏林大学医学部の2024年度入試結果と2025年度入試変更点

こんにちは。渋谷校の合格請負人である教務マネージャーの川村と申します。
杏林大学の2024年度入試分析がまとまりましたので、その一部をこちらの記事でご紹介いたします。
 
杏林大学医学部の入試の特徴としては、まず一般選抜(地域枠も含む)で100人以上の募集をしている点が挙げられます。また、一般入試はマークシート式であり、理科の配点が2科目で150点になっている所も特徴の一つに挙げられます。



目次[非表示]

  1. 1.○募集概要
  2. 2.○入試結果
    1. 2.1.一般選抜
    2. 2.2.共通テスト利用選抜
  3. 3.○合格最低点
  4. 4.○補欠と繰り上げ合格
  5. 5.○2025年度の入試変更点
  6. 6.○出願書類
  7. 7.○一般選抜の出題傾向
    1. 7.1.英語 標準
    2. 7.2.数学 標準
    3. 7.3.物理 標準
    4. 7.4.化学 標準
    5. 7.5.生物 標準
    6. 7.6.小論文 テーマ型、60分、800字。
    7. 7.7.面接 個人面接  約10分 受験生1人に対し面接官2人
  8. 8.○合格体験記

○募集概要

2024年度の募集内訳は以下のようになっています。

・一般選抜入試: 89名

・一般選抜入試地域枠:(東京)10名、(新潟)4名

・共通テスト利用選抜:15名

・外国人留学生選抜:1名

以上、総計119名の募集でした。​​​​​​​


○入試結果

一般選抜

杏林大学医学部一般入試について、正規合格者と一次受験者数から正規合格者の実質倍率の昨年度との比較を見ていきたいと思います。2024年度の志願者数は2975名と2023年の志願者数2933名とほぼ横ばいの結果となりました。そのため一次受験者数、正規合格実質倍率もともに去年とほぼ同程度の結果となりました。


2024
2023
2022
募集人員
103名
102名
100名
志願者数
2975名
2933名
2649名
一次受験者数
2870名
2842名
2559名
一次合格者数
694名*
692名*
653名*
一次合格倍率
4.1倍
4.1倍
3.9倍
正規合格者数
218名
218名
194名
正規合格倍率
13.2倍
13.0倍
13.2倍
補欠候補者数
259名*
260名*
216名*
総合格者数
合格実質倍率
入学者数

*メルリックス学院調べ

※一般選抜の募集人員には東京都地域枠・新潟県地域枠の生徒も含みます。


共通テスト利用選抜

共通テスト利用選抜は2023年度より後期が廃止され、15名枠で一括募集しています。昨年より50名程度、志願者数・一次受験者数が増加したため2024年度入試における正規合格倍率は39.0倍と昨年度の35.5倍より若干競争率が上がる結果となりました。


2024
2023
2022
募集人員
15名
15名
10名
志願者数
991名
943名
685名
一次受験者数
976名
924名
677名
一次合格者数
364名*
363名*
290名*
一次合格倍率
2.7倍
2.3倍
2.5倍
正規合格者数
25名
26名
18名
正規合格倍率
39.0倍
35.5倍
37.6倍
補欠候補者数
49名*
50名*
46名*
総合格者数
合格実質倍率
入学者数

*メルリックス学院調べ

○合格最低点

非公開とされています。

下記リンクにて、メルリックス学院が分析した情報の一部を公開していますので、ご興味のある方は、ご一読ください。

ブログ『杏林大学医学部の合格最低点が知りたい』


○補欠と繰り上げ合格

2024年度入試においては、4/2時点で一般84番までの繰り上げが確認されています。昨年2023年度入試では、4/3時点で109番までの繰り上げが確認されていましたので、繰り上げ合格者の人数は昨年度と比べて約20名程度減少したのではないかと推察されます。

そもそも、一般の繰り上げが回り始めたのが3/25過ぎと非常に遅く、共通テスト利用の方が先に繰り上げが回り始めるという異例の年となりました。


○2025年度の入試変更点

募集要項は8月頃に詳細公開予定ですが、杏林大学ホームページにて群馬県地域枠も新規申請予定と告知されています。


○出願書類

地域枠の場合、誓約書など別途書類の出願が必要となります。

​​​​​​

○一般選抜の出題傾向

英語 標準

60分100点。マーク式。
自然科学系にこだわらず、様々なジャンルの英文に読み慣れておこう。


数学 標準

70分100点。マーク式。
まずは、上位私大レベルの典型問題を解こう。微積、ベクトル、確率分野の演習を重点的に。


物理 標準

100分75点×2科目。マーク式。
標準問題中心だが、更に難度が上がることも想定して幅広く学習しておこう。


化学 標準

100分75点×2科目。マーク式。
基本的な問題構成の中に煩わしい問題も潜むが、高得点勝負となるので、基礎力を最重要視して鍛えよう。


生物 標準

100分75点×2科目。 マーク式。
全般的な知識力をもとに選択肢を素早く選ぶ訓練を。


小論文 テーマ型、60分、800字。

自己を取り巻く社会生活への関心が問われる。

【過去出題例】

2024年度
一般1日目:
「内面と外見」について論じる。
一般2日目:「信じる」について論じる。
共テ利用:「仕事と趣味」について論じる。

2023年度
一般1日目:
「愚直であること」について論じる。
一般2日目:「幸福であること」について論じる。
共テ利用:「組織と個人」について論じる。

2022年度
一般1日目:
「組織と個人」について論じる。
一般2日目:「権利と義務」について論じる。
共テ利用・AO:「朝礼暮改」について論じる。


面接 個人面接  約10分 受験生1人に対し面接官2人

高校卒業後の経歴、自己PR、クラブ活動(役割も含め)、大学に入ったらやりたいことなどについてのアンケートを試験日当日に記入します。アンケート内容より面接で聞かれるケースも多々あるので、事前に質問内容を想定して書いておきたいところです。


○合格体験記

杏林大学医学部は、例年安定した人気を誇り、都内志向の強い受験生から根強い人気があります。一次試験日が早く行われ、正規合格者数が200名前後と非常に多く、補欠にも順位が付くため、私立医学部入試の中では非常にわかりやすくシンプルなことが理由として挙げられます。

2024年度入学者の男女内訳は、男性50名・女性54名の計104名でほぼ半分ずつでしたが、2023年度入学者では、女性入学者比が70名と約60%を占めていました。

また、2024年度入学者の年齢別の内訳は現役生30名、1浪生49名、2浪生16名、3浪以上9名との結果でした。

メルリックス学院情報センターより毎年出版している『私立医歯学部受験攻略ガイド』にも過去の入学者の年齢別比率の詳細を掲載させていただいておりますが、3浪以上が一昨年度17名、昨年度19名のところ、本年度は9名となっています。

上記の数値データのみで検証すると多浪生が不利に思われがちですが、受験生をお預かりする現場での感覚としましては、私の担任していた5浪生も合格した記憶が新しいですし、入念な準備をすすめれば十分に志望校として狙える大学でもあると考えています。具体的には、高得点勝負を乗り切る安定した基礎力の向上と同時に、過去問や類題を通じた入試傾向への徹底的な対策や小論文・面接での芯のあるコミュニケーション能力向上のトレーニングを早い時期より入試を意識しながら積み重ねていくことです。

下記の合格体験記では、合格者の年間を通じた成績推移についても紹介されているため、現実的な成績指標の一つとしてご参考になるかと思います。是非こちらもご一読下さい。


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川村
川村
メルリックス学院渋谷校教務マネージャー

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