試験が終わった後の過ごし方|医学部入試で合格する生徒とは
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
先日、メルリックスでは愛知医科大学の数学解答速報をアップしました。問題が持ち帰れないのに「なぜ?」と思った医学部受験生もいたと思いますが、生徒が再現してくれた復元問題を元に数学科の講師が解答を作成しています。
愛知医科大学の数学解答速報をアップしました
先日、アップした愛知医科大学の数学解答速報はメルリックス大阪校の生徒達が再現してくれた復元問題が元になっています。
再現してくれたのは大阪校の生徒達です。
一次試験から戻ってきて、ああでもないこうでもないと言い合っているうちに復元問題ができたので、それを数学講師がチェックして「おそらくこうではないか」というある程度の確証が得られたため解答速報を作成しました。
もちろん、あくまで復元ですので、実際の問題と相違していることも十分に考えられますので、ご注意いただければと思います。
ただ、受験した皆さんの目安にはなるのではないかと思います。
(生徒が再現してくれた問題の一部)
入試が終わった後の過ごし方
さて、試験が終わった後、医学部受験の皆さんはどうしていますか?
真っ直ぐ家に帰る?
配られていた解答速報で答え合わせをする?
予備校の自習室で次の勉強をする?
これまで多くの医学部受験生を見てきた私のオススメは「塾や予備校に行って、いつも一緒に勉強している仲間や講師と反省会をする」です。
今回、数学の問題を再現してくれた生徒達も、大阪校で普段から一緒に勉強している仲間達です。試験会場から戻ってきて、いつものようにわからないところを聞き合ったり、お互いに答え合わせをしたりしているうちに、数学の復元問題ができました。
これはとても良い流れだなと思っています。大阪校の伊藤教務主任とも話したのですが「生徒が試験から戻ってきて、反省会をしている時は良い流れ」と意見が一致しました。
以前、メルリックス渋谷校でも学力が上位のクラスほど、試験が終わった後に多くの生徒が戻ってきて、ああでもないこうでもないと今日の反省会をしていました。ある年は、教室のホワイトボードに大学別の一覧表を作って、この大学ではどの分野が出たかを教科別に書き込んでいるクラスもありました。
ホワイトボードに書かれたその一覧表を見た時に、皆で知識を持ち寄ってそれを一覧にできるのもすごいし、クラスの結束力もすごいなと感動しました。もちろんそのクラスはほぼ全員が医学部に合格したことは言うまでもありません。
できる生徒とできない生徒の違い
もともと受けた試験を再現できるということは、ある程度その問題を理解しているということでもあります。
試験の内容をよく覚えている時は(他の受験生との比較になるので絶対ではありませんが)良い結果であることが多いです。
また、試験を終えて帰ってくる生徒達を見ていると、よくできる生徒ほど「あそこができなかったー!」「ここができなかったー!」と大騒ぎしています。逆にあやふやな感じで「結構できた」と言う生徒の方が危ないことが多いです。
よく言われるように、できる生徒は「できなかったところ」が印象に残っており、できない生徒は「自分の答が合っているか合っていないかの確証がなく楽観的になりがち」という特徴があります。
また、できたにせよできなかったにせよ試験から戻ってきて、自分の思っていることを誰かに吐き出すのは、とても効果的だと思います。そのことによって頭と気持ちが整理されて次に進めるからです。
昨年、全本科生 11名中10名が一次合格と驚異的な結果を出した大阪校ですが、伊藤教務主任の話によると、昨年の本科生達もやはり試験から帰って来て、いつも反省会をしていたそうです。
まだまだ医学部入試は続きますが、ぜひ自分の気持ちを吐き出すこと、そしてできなかったところを意識することはぜひ心がけてほしいと思います。
(今日は大阪校に寄って伊藤教務主任と打合せをしてきました)