日本大学歯学部の入試攻略法
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
7月28日(日)に受験情報センターが主催する【歯学部合同説明会】を渋谷で開催することが決定しました。私立歯科大学協会のご後援をいただき、全国から13校14学部の歯科大学様にご参加いただく予定です。
今日は参加される大学の中から、受験生に人気の高い日本大学歯学部の攻略法をご紹介します。
総合大学ならではの多彩な入学試験
日本大学歯学部は多くの入試区分で学生を募集しています。そのうち、誰でも受験できるのは次の6つです。
・学校推薦型選抜(公募制)
・N方式1期
・N方式2期
・A方式
・C方式1期
・C方式2期
他に校友子女選抜や付属校推薦、編入学試験、外国人留学生試験、転部試験など様々な入試を実施しています。このあたりは全国に付属中学・高校のある総合大学ならではという感じです。
日本大学のキャンパスは全国にありますが、歯学部は神田駿河台にあり、最寄り駅は御茶ノ水や小川町、淡路町などになります。
日大志望者はまず推薦から受験する
学校推薦型選抜(公募制)は7名という募集人員の少なさもあるのか、毎年それほど志願者はそれほど多くありません。選考方法は書類審査、適性試験、小論文、面接ですが、この「適性試験」がどんな問題が出題されるかわからないため、受験に二の足を踏む人もいます。
正直に言って、とてももったいないと思います。日本大学歯学部に行きたいなら、ぜひ推薦からチャレンジするべきですし、募集人員が少なかったり、試験内容がわからないからと受験をあきらめるのではなく、ぜひ推薦から日本大学歯学部にチャレンジしてほしいと思います。
推薦入試に関する詳しい内容はこちらからご覧いただけます。
一般選抜におけるN方式とA方式の違い
一般選抜は全学部統一方式のN方式と、個別方式のA方式があります。N方式はその名の通り、全学部問題が同じであり、医学部や薬学部など、他の学部とも併願することができます。そのため、問題はすべてマークシート式で、数学の出題範囲は数1・A・2・Bになります。
A方式は大学独自の問題が出題されますので、歯学部の先生方が問題を作成します。数学の出題範囲は数1・2のみです。
数学の出題範囲もそうですが、問題の傾向も異なりますので、両方受ける人はどちらも対策する必要があります。N方式は2月1日に実施される1期と、3月4日に実施される2期があります。
難易度はA方式よりN方式の方が募集人員が少なく、易問高得点型のため、若干難しいかもしれません。
C方式は共通テスト利用
C方式は共通テスト利用のことです。共通テストの得点のみで合否が判定されるため、小論文や面接などの2次試験はありません。
1期と2期では共通テストの科目が異なり、1期は英語(リスニングなし)・理科1科目・国語(近代以降の文章)です。数学は必要ありません。注意しなければいけないのは、理科を2科目受験した場合は第1解答科目の得点が合否判定に使用されます。
2期は英語(リスニングなし)と理科1科目で合否判定されます。こちらも理科は2科目以上受験した場合、第1解答科目が合否判定に使用されるので注意が必要です。
進学相談会は7月と8月に行われる
日本大学歯学部は毎年、駿河台キャンパスで進学相談会を行っています。今年は既に第1回は終了し、7月の第2回と8月の第3回をホームページで予約受付中です。
日本大学歯学部は2022年4月に新校舎が誕生し、新しい付属歯科病院が併設されています。しばらく行っていない方は久しぶりに行くと、あまりの変わりように驚くかもしれません。ぜひ新しい施設・設備をその眼で見てきてほしいと思います。