日本歯科大学生命歯学部の入試攻略法
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
7月2日(日)に受験情報センターが主催する【歯学部合同説明会】を渋谷で開催することが決定しました。私立歯科大学協会のご後援をいただき、全国から15校の歯科大学様にご参加いただく予定です。
今日は参加される大学の中から、受験生に人気の高い日本歯科大学生命歯学部の攻略法をご紹介します。
目次[非表示]
学力試験が英語と小論文のみの推薦と編入学試験
日本歯科大学生命歯学部は現在6つの入試区分で学生を募集しています。
・学校推薦型選抜(指定校制・公募制)
・一般選抜前期
・一般選抜後期
・共通テスト利用前期
・共通テスト利用後期
・編入学試験
このうち、学校推薦型選抜と編入学試験は英語と小論文のみで試験が受けられるため、理数科目に自信のない受験生にとっても受けやすい入試になっています。
特に編入学試験は11月半ばの1回しか行われず、後期は設けられていないため、文系再受験生にとっては見逃せない入試となっています。
大学に2年次以上在籍し、64単位取得または取得見込であれば誰でも受験できます。(その他の出願資格についてはこちらをご覧ください)
現役生はまず推薦から受験する
現役生に人気があるのはやはり学校推薦型選抜です。指定校制・公募制ともに同じ英語と小論文が出題されます。
募集人数は約40名ですが、毎年の合格者は募集人数を超えています。昨年の合格者は64名です。ある一定の基準点を満たしていれば合格となるのではないかと考えられます。
日本歯科大学を志望している受験生であれば、まずは推薦から受けるのが鉄則です。推薦、一般前期、一般後期の順に難易度は上がっていきます。これは医学部志望者が一般選抜を受けてくるからです。
また、推薦で合格したからといって油断は禁物です。日本歯科大学は入学してから1年次の一般教養で、化学、生物はもちろん物理も課せられます。推薦で合格しても緩むことなく、理科の勉強をしておいた方がいいでしょう。基本的な用語や原理を知っているだけでもかなり違います。
推薦入試に関する詳しい記事はこちらからご覧いただけます。
一般選抜は数学か国語(近代以降の文章)を選択できる
日本歯科大学生命歯学部の一般選抜は数学(数学Ⅰ・A)もしくは国語(近代以降の文章)のどちらかを選択できます。国語が選択できるという点で昭和大学歯学部と同じです。
その他には英語と理科1科目が必要です。これは他の歯学部と変わりません。
国語に自信のある受験生は国語を選択した方が合格の可能性が高くなることは間違いありません。過去問はオープンキャンパスで前年度の過去問集がいただけるので、どんな問題が出題されるのか見ておくといいでしょう。秋以降に教学社からいわゆる「赤本」としても出版されます。
学費が半額になる特待生制度
日本歯科大学生命歯学部は一般前期と共通テスト利用前期の合格者から約10名を特待生として選抜します。入学金以外の学費が半額になるため、6年間で3100万円の学費が順調に行けば1569万円となります。
特待生 |
一般学生 |
|
入学金 |
¥300,000 |
¥600,000 |
年間授業料 |
¥1,900,000 |
¥3,800,000 |
年間教育充実費 |
¥365,000 |
¥730,000 |
年間施設維持費 |
¥300,000 |
¥600,000 |
6年間合計 |
¥15,690,000 |
¥31,380,000 |
ぜひ多摩クリニックの見学を
日本歯科大学生命歯学部のオープンキャンパスは年6回行われます。(2023年の第1回は5月に終了) 8月のオープンキャンパスでは、東小金井にある【口腔リハビリテーション多摩クリニック】の見学プログラムがあります。(予約制)
高齢者だけでなくすべての年代の患者さんの摂食・嚥下障害の検査や診断を行い、障害のレベルや介護環境に応じたリハビリテーションに特化しているこのクリニックは、マスコミなどでも取り上げられることの多い、最先端の口腔リハビリ施設です。
歯学部を志望している受験生ならぜひ一度は見学しておきたい施設です。
7月2日はAP渋谷で歯学部合同説明会
7月2日(土)は全国15歯科大学が参加する歯学部合同説明会をAP渋谷で実施します。もちろん、日本歯科大学生命歯学部の入試ご担当者もいらっしゃいます。
ぜひ、興味のある方に一人でも多くご参加いただければと思います。現役生や既卒生はもちろん、編入を考える再受験生や、高1生、高2生、そして中学生の参加も歓迎いたします。※終了しました