
【2025聖マリ】聖マリアンナ医科大学の正規合格と繰り上げ合格
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
昨年から聖マリアンナ医科大学は一般前期の一次試験日を2月にずらして、他大学と一次試験日の重なりがなくなりました。その結果、志願者が増え、2025年度の私立医学部入試難易度ランキング(メルリックス)でも偏差値64.0と上昇しました。
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2月に一次試験を移動してから志願者数はうなぎ上り
聖マリアンナ医科大学一般前期の2025年度志願者数は3,104人でした。昨年の3,210人よりわずかに減ったものの、1月に一次試験を行っていた2023年度の志願者2,354人から750人増えています。
一般後期も前期でダメだった受験生が再度チャレンジしようと考えたのか、2023年度の志願者1,184人から、2024年度は1,517人、2025年度は1,606人とうなぎ上りに増えています。
私立医学部の志願者数は、その大学の人気ももちろん関係しますが、「なんとしても医学部に行きたい」という医学部受験生が、入試日程に空白ができないように何校も出願するので、他の大学と試験日程が重なっているかどうかが、志願者数に大きな影響を与えます。
2025年度の一次合格者数と正規合格者数
2025年度の聖マリアンナ医科大学一般前期の一次合格者数・正規合格者数は共に不明です。昨年度は一次合格者数488人、正規合格は75人でした。いつも多めに正規合格を出す聖マリアンナ医科大学が、昨年は募集人員ぴったりの75人しか正規合格を出さず、さらに繰り上げ合格も68番までしか回らなかったため、近年にない総合格者数の少なさでした。
これまでの総合格者数(正規合格+繰り上げ合格)は2023年度:308人、2022年度:292人、2021年度:316人と毎年300人前後が合格していたので、昨年の総合格者143人がいかに少ない数字かがわかります。
昨年の1回目の繰り上げ合格は3月2日(土)で41番まで、今年の1回目の繰り上げ合格は3月1日(土)で33番までが繰り上げになりました。このことから、今年の正規合格者数も募集人員の75人に近い数を出しているのではないかと推測できます。
2025年度の補欠候補者数
2025年度の補欠候補者数は218人と判明しています。これは補欠候補者の1人ひとりに繰り上げ順位が付いており、補欠に入った人は補欠候補者一覧を見ることができるからです。
2025年度の繰り上げ合格の連絡方法
2025年度の聖マリアンナ医科大学募集要項には以下のように記載されています。
(1)補欠者の繰り上げは、合格者の手続状況により欠員が生じた場合に補欠順位に従って |
最初の方は速達で入学手続書類が郵送されてきますが、3月下旬になると電話での連絡になります。昨年も1回目の繰り上げ合格は郵送で、2回目の3月29日(金)は電話での連絡でした。
2025年度の繰り上げ合格者数予想
昨年は1回目の繰り上げ合格の後は、3月29日(金)まで繰り上げがありませんでした。2回目の繰り上げ合格で42番から64番まで回り、その後は4月に入ってから4人に回って、68番で繰り上げ終了でした。
今年は1回目の繰り上げ合格が3月1日(土)にあった後、2回目の繰り上げ合格が3月15日(土)に34番から55番まで回りました。昨年の68番は超えるかもしれません。それでも137番まで回った2023年度ほどには回らない可能性が高そうです。
一般後期の繰り上げ合格
一般後期の二次発表は3月21日(金)にありますが、昨年は正規合格9人、繰り上げ合格は3人でした。募集人員が10人と少ないため、数としてはあまり多くありませんが、それでも毎年20人前後の人が一般後期で合格します。
今年は共通テスト利用が約5人で導入されましたので、こちらも正規合格と補欠候補者が3月21日(金)に一般後期と同時に発表されます。
聖マリアンナ医科大学の繰り上げ合格の出し方を見ると、一般前期は一般前期、一般後期は一般後期で、募集人員ちょうどの入学者を出そうとしているため、共通テスト利用も入学辞退で欠員が出れば繰り上げ合格が回る可能性はあるでしょう。
3月31日(月)正午が、入学金返還期限の辞退締切となりますので、それまでは諦めずに待つ姿勢が必要です。
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