兵庫医科大学推薦入試を受ける受験生の方へ
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
◇◆兵庫医科大学の入試担当者が8月31日(土)にメルリックス大阪校に来校!◆◇
兵庫医科大学の推薦入試を選ぶ受験生の特長
関西には私立医学部が4校あります。どの大学も総合型選抜、あるいは学校推薦型選抜を実施しています。そのうち共通テスト利用の大阪医科薬科大学(2024年度入試からは大学独自試験の推薦を実施)と、併願可能な近畿大学は国公立医学部志望者も多く受験する難易度の高い試験です。
残る関西医科大学と兵庫医科大学のうち、兵庫医科大学を受験する生徒に共通して感じるのは、合格することに的を絞って「何をやるか」よりも「何をやらないか」を的確に判断して優先順位を付けることのできる才能です。
受験時の学力偏差値という意味では、医学部受験生の中でトップクラスではないかもしれませんが、取捨選択の能力とそれを行動に移す実行力は「やはり、こうでなければ医学部は受からない」と納得させられるものがあります。
情報がない中での推薦対策の落とし穴
また、兵庫医科大学の学校推薦型選抜(あるいは総合型選抜)を受けると決めてからの合格者の話は非常に参考になります。
兵庫医科大学の一般選抜の問題は、今年の2023年度入試こそ癖が少なく全体的に易化しましたが、それまでは問題量が多くて記述式の手ごわい問題が並んでいました。
満足な受験情報がない中で推薦対策をしようとすると、どうしても頼るのは「一般選抜の過去問」ということになってしまいます。けれど、兵庫医科大学の学校推薦型選抜(総合型選抜)の問題は、一般選抜の過去問とは出題傾向が異なるため、いかに難しいことをやりすぎないかがテーマになります。
数学の要らない総合型選抜はチャンス
また、昨年度から始まった総合型選抜は、数学を選択しなくても受験できるため、数学が苦手な受験生にとってはチャンスの大きい入試です。卒業生子女でなければ出願できない卒業生子女枠はもちろん、一般枠でも親族以外の医療従事者の推薦が必要になりますが、それさえクリアすれば数学なしで受験することができます。
自分は医師家庭ではないし、知り合いに医療従事者もいないし……という方もぜひ諦めずにご相談いただければと思います。
総合型選抜は3次試験(今年からは書類審査がなくなるので2次試験)も物理・化学・生物のテーマの中から1題を選んでのプレゼン面接ですので、数学を回避できるという意味で非常にチャンスの大きい入試だと思います。