兵庫医科大学医学部の2024年度入試結果と2025年度入試変更点

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
大阪校教務より兵庫医科大学の2024年度入試分析がまとまりましたので、その一部をこちらの記事でご紹介します。


2024年度私立医学部入試の一般選抜は全体として繰上合格者が少ない傾向にありましたが、兵庫医科大学について言えば、一般選抜Aの繰上合格者数は48名と、2023年度入試の41名に比べ、7名減で留まる結果になりました。
また、一般選抜Bの繰上合格者数は2024年度6名、2023年度5名で、1名増という結果になりました。
 
それでは入試結果についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。


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目次[非表示]

  1. 1.○募集概要
    1. 1.1.総合型選抜
    2. 1.2.学校推薦型選抜
    3. 1.3.一般選抜
  2. 2.○入試日程
  3. 3.○入試結果
    1. 3.1.一般選抜A
    2. 3.2.一般選抜B
  4. 4.○合格最低点
  5. 5.○補欠と繰り上げ合格
  6. 6.○2025年度の入試変更点
    1. 6.1.◎国際バカロレア選抜の導入
    2. 6.2.◎学校推薦型選抜の変更
    3. 6.3.◎一般選抜
  7. 7.○出願書類
  8. 8.○一般選抜の出題傾向
    1. 8.1.英語 標準
    2. 8.2.数学 標準
    3. 8.3.物理 標準
    4. 8.4.化学 標準
    5. 8.5.生物 やや難
    6. 8.6.小論文 資料文型・図表型
    7. 8.7.面接 個人面接
  9. 9.○合格体験記

○募集概要

2023年度入試より総合型選抜を導入したことで、兵庫医科大学は定員112名を一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜の3つの区分で募集しています。


2025年度入試では以下のようになっています。変更点としては、総合型選抜の国際バカロレア枠が新設されています。入試の変更点については後述します。

総合型選抜

                            
            
一般枠
            
卒業生子女枠
国際バカロレア枠
約5名
3名
約2名

学校推薦型選抜

            
一般公募制
            
地域指定制
約15名*
5名以内

*(関西学院高等部からの学校推薦型選抜(特別選抜)3名以内を含む)

一般選抜

            
一般選抜A
(4科目型一般枠)
            

一般選抜A

(4科目型兵庫県推薦入学制度枠)

一般選抜B
(高大接続型)
約65名
3名
約10名

○入試日程

入試区分

出願受付期間

試験日

総合型選抜

2024/10/15~2024/10/31消印有効

1次試験:2024/11/17

2次試験:2024/12/8

学校推薦型選抜

2024/11/1~2024/11/7消印有効

2024/11/17

一般選抜A

2024/12/16~2025/1/20消印有効

1次試験:2025/1/29

2次試験:2025/2/8・2/9

      どちらか1日

一般選抜B

2024/12/16~2025/1/20消印有効

1次試験:2025/1/29

2次試験:2025/2/17

○入試結果


一般選抜A


2024
2023
2022
募集人員
約70名
約78名
約85名
志願者数
2,023名
1,664名
1,478名
一次受験者数
1,933名
1,568名
1,396名
一次合格者数
414名
413名
438名
一次合格倍率
4.7倍
3.8倍
3.2倍
正規合格者数
141名
137名
146名
繰上合格者数
48名
41名
60名
総合格者数
189名
178名
206名
最終合格倍率
10.2倍
8.8倍
6.8倍
入学者数
71名
74名
83名

※繰上合格者数は連絡の際に入学の意思を示した人数

一般選抜B


2024
2023
2022
募集人員
約10名
約10名
約10名
志願者数
339名
253名
232名
一次受験者数
330名
243名
226名
一次合格者数
89名
90名
88名
一次合格倍率
3.7倍
2.7倍
2.6倍
正規合格者数
10名
10名
10名
繰上合格者数
6名
5名
9名
総合格者数
16名
15名
19名
最終合格倍率
20.6倍
16.2倍
11.9倍
入学者数
10名
10名
10名

※繰上合格者数は連絡の際に入学の意思を示した人数


○合格最低点


2024
2023
2022
一次選抜A
正規合格者最低点
(650点満点)
397.0点
(61.0%)
427.0点
(65.7%)
387.0点
(59.5%)
一般選抜B
正規合格者最低点
(350点満点)
321.0点
(60.6%)
346.0点
(65.2%)
324.0点
(61.1%)


○補欠と繰り上げ合格

それでは過去3年間の一般選抜の入試結果をお伝えします。

兵庫医科大学医学部一般選抜Aは2022年度から毎年募集人数が減っていて、2024年度入試では2023年度入試の約78名から8名減の約70名となっています。対照的に志願者数は増え続けており、2024年度の志願者数は昨年から359名増の2,023名です。

2023年度入試では約78名の募集に対し、正規合格者数137名、繰上合格者数41名、合格実質倍率8.8倍でしたが、2024年度入試では約70名の募集に対し、正規合格者数141名、繰上合格者数48名、合格実質倍率10.2倍という結果になりました。
正規合格者数は例年並みですが、受験者数が2023年度入試に比べて365名増えたこと、募集人数が8名減ったことにより、合格実質倍率が高くなりました。
 
英検2級以上の資格を持っていれば受験できる兵庫医科大学医学部一般選抜Bの志願者数も毎年増え続けています。2024年度の志願者数は339名と2023年度の253名から86名増となりました。

2023年度入試では募集人数約10名に対し、受験者数243名、正規合格者数10名、繰上合格者数5名合格実質倍率16.2倍という結果でした。
それに対し、2024年度入試では募集人数約10名に対し、受験者数330名、正規合格者数10名、繰上合格者数6名、合格実質倍率20.6倍という結果になりました。
一般選抜Bでは毎年募集人数ちょうどの10名の正規合格者数を出します。一般選抜Aと同様、受験者数が87名増えたことで、総合格者数は横ばいですが、合格実質倍率が上がるという結果になりました。
 
兵庫医科大学の繰上合格者数は、繰上合格の連絡をした際に入学の意志を示した場合にカウントされ、その場で辞退した際にはカウントされません。
実際にはこの数字より多い数が繰り上がっていると考えられます。


○2025年度の入試変更点

◎国際バカロレア選抜の導入

約2名で募集。学校推薦型選抜、総合型選抜(一般枠、卒業生子女枠)との併願不可。

・2023年4月1日から2025年3月31日までに国際バカロレア資格を授与された者または見込みの者
・国際バカロレア資格において言語AまたはBを日本語により履修し、成績評価6以上の者
・2025年3月31日までに18歳に達する者


◎学校推薦型選抜の変更

一般公募制:現役のみ→1浪までに変更
地域指定制:1浪の評定平均4.2以上→1浪の評定平均4.0以上


◎一般選抜

一次試験会場の変更
 大阪:ATCホール→神戸:神戸国際展示場
 大阪会場の廃止、神戸会場に変更


一般A・Bの配点変更
 面接・調査書:100点→面接・調査書:80点


一般Bの配点変更
 数学:150点→数学:100点


○出願書類

一般選抜の出願書類はWeb入学志願票、調査書、英語資格・検定資格の成績証明書(一般選抜B)


○一般選抜の出題傾向

英語 標準

90分150点。記述式。
2023年度入試より大問が1題減り、全部で4題になりました。例年長文3題と和文英訳1題という構成です。
2024年度入試の入試は例年通りの難易度、構成でした。長文の難易度はそこまで難しくないので焦らず確実に得点したいところです。また、和訳、英訳は年度によって差が出るので、しっかりと対策しておきましょう。

数学 標準

90分150点。記述式。
例年大問3題の出題。難易度は年度によりばらつきがあり、2024年度入試では傾向はそのままだったものの、計算量がかなり増加し、解きにくい問題が多い年でした。
典型問題を素早く解けるように演習し、頻出単元は発展レベルまでできるようにしておきましょう。

物理 標準

理科2科目120分200点。記述式。
大問5題で構成されていて、出題範囲が広いのが特徴です。
2024年度入試では大問5題は変わりませんでしたが、2023年度入試より難易度は下がりました。その代わり、分量が増えました。
解くスピードをつけるだけでなく、問題の見極めもできるようにしておく必要があります。

化学 標準

理科2科目120分200点。記述式・穴埋め式。
大問3題。難易度にばらつきがあり、近年易化傾向にあります。2024年度入試の難易度は例年並みでした。
大問1では基本的な問題が出題されることが多いので、ミスなく解けるようにしておきましょう。

生物 やや難

理科2科目120分200点。記述式。
2020年度以降大問5題の出題で、幅広い分野の知識を問われる問題が多いのが特徴です。
2024年度入試ではやや易化しましたが、全体として問題量が多く出題されました。
分野による偏りがないように知識を身につけ、記述も含め素早く問題を解いていく必要があります。


小論文 資料文型・図表型

60分50点。
問いが複数あり、下線部の説明や意見を簡潔に述べる力が求められます。
2024年度入試では4つの設問があり、1~3は下線部の説明、4は自分の考えとその理由を400字以内で述べるというものでした。


2024:松本遼太郎「“有効求人倍率”が高ければ景気は回復しているといえるのか?データから事実を
読み解くスキル」
2023:久野愛「視覚化する味覚一職を彩る資本主義」
2022:NHKスペシャル取材班「縮小ニッポンの衝撃」

面接 個人面接

10分面接・調査書合わせて100点(2回行う場合あり)
受験生1名に対し面接官2名で行います。
質問内容は医師志望理由、本学志望理由、併願校、座右の銘、最近気になったニュース、自己PRなど一般的な質問が多いです。
面接と調査書合わせて100点と配点が大きいのが特徴です。
面接は10分経ったらそこで終了となるので、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
また、一般選抜Bでは個人面接のほか、課題型面接があり、MMIに似た方式で行われます。

○合格体験記

兵庫医科大学医学部 合格|あえて知り合いのいない東京の渋谷校へ、でも合格を手にした時には仲間に囲まれていた​​​​​​​

鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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