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【合格者分析】数学と化学が日本医科大学後期に間に合った!

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


先日、英語が超得意で日本医科大学に合格した生徒の話を書きましたが、同じ日本医科大学の一般後期で合格した生徒は「英語と生物が得意で数学と化学は苦手」という状態でメルリックス学院名古屋校にやって来ました。


開講オリエンテーションの日に生徒全員が書く【今年の抱負】に、絶対に1年で高い山を越えてみせるという内容を書いていたことを今でもよく覚えています。




目次[非表示]

  1. 1.理系科目が苦手で医学部を目指す苦労
  2. 2.「1年後に日本医科大学に合格する」と予言できる?
  3. 3.成績に表れない学力を講師が把握
  4. 4.入試期間中も成長を続けた

理系科目が苦手で医学部を目指す苦労

医学部に行きたいという受験生の中には、英語と生物が得意で数学と化学が苦手という、いわゆる「文系頭」の人がかなりの割合でいます。普通は「理系科目が得意⇒理系に進む」という適性を活かした進路になりますが、医師になりたい人は「医師になりたい⇒医学部に行かなければならない⇒理系に進む」という道しかないからです。


これまでにも多くの「理系科目が苦手」という生徒を見てきました。今回の生徒は違いますが、高校のカリキュラムの関係で、理系クラスの生物選択が許されず、浪人してからも「物理/化学」で行き詰まっている「文系頭」の生徒もいました。


今回、日本医科大学一般後期に合格した生徒は、メルリックスに入学した時は英語と生物はそれなりに自信があるものの、数学と化学は「一からやり直す」ぐらいの覚悟で来ました。


「1年後に日本医科大学に合格する」と予言できる?

実際に彼が受けた全統模試の成績を見ていただければわかる通り、数学と化学は苦手なことが一目でわかります。特に最初の成績を見て「1年後に日本医科大学に合格する」と予言できる人はなかなかいないでしょう。


メルリックス学院で校内受験した全統模試の結果

成績に表れない学力を講師が把握

ただ、日々の授業や毎週のチェックテストで彼の勉強ぶりを見ていた先生方は、模試の成績にはなかなか表れてこない彼の学力を正確に把握していました。


数学は教科の特性上、なかなか成績に表れてきませんでしたが、化学は知識をつけて目に見えるレベルまで成績が上がってきました。数学の講師も化学の講師も、入試直前には「どこに合格してもおかしくない」と言うところまで仕上がってきていました。


それはやはり彼の日頃の努力と、最初に立てた高い目標を最後までやり抜く意思の力があったからだと思います。


入試期間中も成長を続けた

ただ、1年で急激に成績が上がった生徒にはよくあるのですが、試験会場でなかなか思うような実力を発揮できず、前期試験は愛知医科大学の二次補欠のみという結果でした。しかし、彼は決してあきらめずに後期試験も受け、金沢医科大学、藤田医科大学、そして日本医科大学の後期試験で一次合格を勝ち取りました。


入試の結果だけを見れば、愛知医科大学の二次補欠のみという生徒が、後期で3校に一次合格する、特に日本医科大学の後期に一次合格するというのは「すごいこと」だと言っていいと思います。ところが、彼の実力を把握していた名古屋校の講師は「これぐらいは当然」「彼が実力を発揮すれば驚くことではない」と結果を聞いても落ち着いていました。


それぐらいよく彼のことを見ていたと思いますし、後は彼が入試本番でその力をどれだけ発揮できるかだとよくわかっていたのだと思います。


思うに、彼は入試を受けながら「どうすれば入試本番でより得点できるか」というノウハウを少しずつ学んでいたのではないかと思います。もちろん毎日、気持ちを切らすことなくメルリックスに来て勉強していたので、あきらめるつもりは全くなかったのでしょう。入試期間中もまだまだ得点力を伸ばしていたのではないかと思います。


日本医科大学の一般後期は小論文とグループ討論、そして個人面接が行われます。渋谷校で二次対策講座を行いましたが、物怖じしない彼はぶっつけ本番のディベートも堂々とこなすことができました。


それにしても、このまま愛知医科大学の二次補欠、そして金沢医科大学後期の補欠、藤田医科大学の後期の繰り上げが回ってこなければ、日本医科大学の後期よりもそれらの大学が難しい(?)ということになります。「私立医学部入試は偏差値通りに受からない」ということをまさに証明するような彼の合格でした。


彼が1年間、授業を受けた名古屋校を見学できます!




鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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