【合格者分析】超得意な英語を活かして日本医科大学に合格
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
学習相談に乗っていると、英語・数学・理科2科目のうち、どれか1科目だけが非常に得意という生徒に出会うことがあります。他の科目とトータルすると合格してもおかしくない成績なのに、なぜか同じぐらいの成績の友人は合格しても自分は上手くいかないというケースはよくあります。
そういった場合、他の科目を底上げすることで驚くほど結果が変わってきます。その良い例としてメルリックス学院名古屋校に在籍していた帰国子女の生徒を取り上げます。
文系科目が得意な国公立医学部志望の生徒
メルリックスに入学した時、既にそれなりの学力があった彼は帰国子女でもありました。一緒に英語の授業を受けていた生徒が「ずっと頭を殴られ続けているような感じ」と言うぐらい、学力としてはほぼ完成していました。
5月の全統共通テスト模試では、物理以外はほぼ合格圏内の成績に見えます。ただ、やはりすべての分野において安定した実力がついているわけではなく、それは集団授業を担当している講師にもわかっていました。とにかく一度、学習したことの定着率は非常に高いため、抜けている部分を埋めていくことが課題でした。
物理に関しては苦手科目という意識があり、基礎内容を繰り返し学習していました。目標は国公立医学部や上位私立医学部でしたが、難関校と呼ばれる医学部でも結局は基礎内容の組み合わせで構成された問題が出題されるので、この基礎内容の繰り返しは非常に効果的でした。
通常であれば、浪人生の成績は5月も模試が最も良く、その後は現役生が追い上げてくるため、自然と下がっていくことが多いのですが、9月の全統記述模試での伸びを見れば、彼がどれだけ努力したかがうかがい知れます。
メルリックス学院で校内受験した全統模試の結果
私立医学部はほぼすべてに最終合格
国公立医学部を志望している彼は国語と倫理政経も履修していましたが、古文がどうしても苦手でした。現代文の小説や古文の点数は安定していましたが、共通テストの国語は不安材料でした。
共通テストでも国語は思うように点が取れず、国公立医学部はどこを出願するかで本人とご家族、そして佐藤代表でかなり慎重な話し合いが行われました。相談に相談を重ねて地元の名古屋市立大学医学部医学科を受験しましたが、こちらは残念な結果に終わりました。
私立医学部は受験した大学すべてで一次合格をいただき、二次試験を受験しなかった関西医科大学、補欠だった国際医療福祉大学医学部を除き、地元の愛知医科大学、藤田医科大学、そして杏林大学、東邦大学、日本医科大学に最終合格しました。英語だけでなく、他の科目の底上げを図った結果、ほぼ全勝と言っていい結果となりました。
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