金沢医科大学総合型選抜・学校推薦型選抜の自己推薦書が試験科目に変更
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
金沢医科大学医学部の総合型選抜(AO入試・卒業生子女入試)と学校推薦型選抜では自己推薦書を出願書類として課されていました。将来の目指す医師像について、本学を選んだ理由、在学中の勉学目標、さらに卒業後本学でどのような臨床研修を行いたいかを1000字以内で記入するものです。
その自己推薦書が2025年度入試から一次試験の試験科目として、当日実施されることになりました。その他にも来年から変更される試験内容についてまとめました。
自己推薦書が筆記試験として行われるように
金沢医科大学医学部の総合型選抜と学校推薦型選抜は、毎年11月に一次試験と二次試験が行われます。一次試験は基礎学力テスト、二次試験は個人面接が行われますが、出願書類として自己推薦書、(他者)推薦書、そして活動実績書を提出する必要があります。
その自己推薦書には、将来の目指す医師像について、本学を選んだ理由、在学中の勉学目標、さらに卒業後本学でどのような臨床研修を行いたいかを1000字以内で記入します。そして、自己推薦書には60点の配点があります。面接試験では出願書類を参考資料として使用することもあり、金沢医科大学の総合型選抜・学校推薦型選抜を受ける医学部受験生は、まずこの自己推薦書作りから始めます。
その自己推薦書が出願書類ではなく、一次試験で60分800字以内で筆記試験として行われることになりました。配点はこれまで通り60点です。
基礎学力テストの一般問題が廃止、試験時間80分に
さらに、基礎学力テストにも変更があります。これまで、英語、数学(数学IA)、物理基礎・化学基礎・生物基礎より2科目、そして一般問題が出題され100分で行われていました。
それが一般問題が廃止され、試験時間が80分となります。配点は200点のままで変わりません。これで英語・数学・理科2科目という、私立医学部入試としてはオーソドックスな3教科4科目で筆記試験が行われることになります。
金沢や北陸に縁がないとダメ?
さて、金沢医科大学総合型選抜のうち、AO入試は受験する年の4月1日現在、25歳以下の者であれば誰でも受験できます。出願資格に高校卒業(見込)者またはそれと同等以上の学力があると認めた者とありますので、高卒認定でも受験できます。
よく聞かれる質問に「金沢や北陸に縁がないと無理ですか」「年齢差別はありますか」といったものがありますが、卒業後に大学病院に残って北陸の医療に貢献するという強い意思があれば、出身地や年齢は全く関係ありません。メルリックスからは毎年、どうしても医師になって全国どこでもいいので地域医療に貢献したいと考える生徒たちが合格しています。
☆生徒達の合格体験記はこちらやこちら、またこちらから読むことができます。
その場合、なぜ縁もゆかりもない金沢医科大学で学びたいのか、そして卒業後はどのようなキャリアプランを考えているのかということを自己推薦書と面接ではっきりと述べなければなりません。
メルリックス学院では今年も金沢医科大学総合型選抜の対策講座やプレテストを実施します。また、受験を考えている方のご相談も受け付けておりますので、どうぞお気軽に面談にお越しください。