catch-img

メルリックス学院と大手予備校との違い|後編

こんにちは。
受験情報センター・副センター長の朝倉です。


前回に引き続き、大手予備校とメルリックス学院の違いをお話していきたいと思います。


目次[非表示]

  1. 1.生徒全員が参加する少人数制授業
  2. 2.私立医学部入試のプロフェッショナル

生徒全員が参加する少人数制授業


なんと言ってもこの「少人数制授業」が大手予備校とメルリックス学院の最も大きな違いです。
メルリックス学院の授業は10人前後、多くても15人程度の授業です。予備校講師としての経験から言うと、20人を超えると参加型授業は難しくなります。大人数になるとどうしても講師が一方的に解説するというスタイルを取らざるを得ません。


少人数制授業では授業中にその都度、講師に質問しやすい雰囲気ができあがっていますし、講師も質問の時間をなるべく取るようにします。生徒と講師の間に信頼関係ができれば、わざわざ手を挙げなくても質問してくれる生徒が出てきて、そうするとクラス内に活気が生まれてきます。


授業中に問題を解かせている時もすべての生徒の手元を見て回ることができますし、課題や宿題を回収して講師が後で採点・チェックすることもできます。クラス全員の理解度・到達度を常に担当講師が把握しており、また講師間でも生徒の情報を共有するようにしています。


もちろん授業外での質問も常に受け付けていますし、その際も大手予備校のように並ぶ必要がありません。大手予備校の中には質問する時はあらかじめ予約票が必要だったり、1回15分までと時間が決まっているところもあるようですが、メルリックス学院では生徒が完全に理解するまで質問につき合います。


また、常に授業を担当している講師が質問に答えますので、ただ聞かれた問題の解法を教えるのではなく、その生徒の理解度やレベル、抱えている課題を踏まえた上で、適切に答えることができます。時には類題をその場で解かせたり、新たな課題を渡したりもします。生徒は大抵自分のノートとテキストを持って質問に来ますので、ノートの書き方や復習のやり方など学習方法もそこでチェックします。そしてとても大事なことですが、1度言っただけではなかなか実行できない生徒にも、何度でも指摘してできるようになるまで言い続けます。


ここまで講師に食らいついて初めて「少人数制授業」のメリットを享受していると言えるでしょう。そうしてクラスのメンバー同士が一緒に時間を過ごすうちに、お互いに結束とライバル意識が生まれて「受かる雰囲気」になっていくのが少人数クラスの特長です。


私立医学部入試のプロフェッショナル


この時期はどの予備校でも春期講習や無料体験がたくさん行われています。私も授業を担当していますが、来年医学部を受験する皆さんに向けて特に意識すべき点を確認しながら進めています。


医学部入試でよく出題される分野を丁寧に解説するのはもちろんですが、指数・対数や三角比、三角関数など市販の参考書では軽く触れられている分野も重要になってきます。よって導入となる計算の過程をしっかりと教えて得点力に繋がるように教えています。
私立医学部では「ここから先は計算するだけ」という問題がよく出されますが、その計算部分が非常に重いことが珍しくありません。試験時間もそれほど長くなく、正確で速い計算力があればそれだけで大きなアドバンテージになります。


積分の計算も私立医学部では非常によく出題される分野の1つですが、やはり正確で速い計算力が要求されます。計算力が弱い生徒には計算訓練用の問題集を毎日少しずつでいいのでやるように勧めることもあります。


こういった傾向は数学だけではありません。例えば、私立医学部の化学や生物では医学部独特の細かい知識が問われることは知っている人も多いのではないでしょうか。


特に生物の問題を医学部教員が作成する場合、マニアックな実験考察問題が出題されることはよくあります。今年メルリックス学院が実施した解答速報でも、生物の解答が最後まで審議されていることがたびたびありました。問題文や選択肢にある文章の「前提条件」の読み方によって解答が変わる可能性があるということで、出題者の意図を読みながら解答を作成する必要がある科目の難しさを感じました。


私立医学部の化学は2021年度頃から多くの大学で易化傾向にあり、以前のように細かい知識が大量に出題されるということは減りました。しかし、全体に易化しているということは基本的な問題で高得点を要求される問題が出題されるということであり、基礎を緻密に学習できているかを問われるようになってきています。そして、やはり慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学といった上位校は飛び抜けて難しいため、これまで通りの対策は必須となります。有機化学から多く出題される医学部特有の傾向にも変化はありません。



先日も名古屋校へ体験授業にいらっしゃった方が、化学の増田先生の授業を受講して「とても良かった」とおっしゃっていたので、やはり私立医学部に特化した化学の授業は他の予備校とは違うのだろうと思います。


こういったことはすべてメルリックス学院では当たり前のことですが、必ずしも大手予備校では当たり前ではないことも多いです。ぜひそれぞれの予備校の特徴をしっかりと理解した上で、今の自分に必要な環境を選んでほしいと思っています。

※メルリックス学院では無料体験授業を行っています。詳しくは各校舎にお問合せください。



朝倉
朝倉
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター・副センター長

新着記事

他の合格体験記

受験攻略ガイド

カテゴリ一覧