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医学部の繰り上げ合格・補欠合格を待つ受験生の方へ


こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤正憲です。


今日で一部の大学を除き、私立大学医学部の補欠の繰り上げ合格も出揃い、明日4月1日からは新年度がスタート致します。今年度は繰り上げ合格・補欠合格に泣いた医学部受験生の皆さんも多いのではないかと思います。


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目次[非表示]

  1. 1.2023年度私立医学部入試の繰り上げ合格・補欠合格
  2. 2.新たなスタートを切るにあたって注意すべき3つのこと
  3. 3.今日からが新しいスタート

2023年度私立医学部入試の繰り上げ合格・補欠合格


2023年度私立医学部入試の繰り上げ合格・補欠合格で特異だった点は以下の通りです。


1.東京慈恵会医科大学の繰り上げ合格数が3年連続で70名前後にとどまる
2.東京医科大学の繰り上げ合格が3月20日まで1桁しか動かず
3.日本医科大学の繰り上げ合格で前期<後期の異常事態
4.福岡大学の繰り上げ合格数が3月最終週でようやく10番台
5.東京女子医科大学の繰り上げ合格数がおそらく過去最低を記録


今年の繰り上げ合格・補欠合格に関しては特異な現象が沢山、発生しています。全体的に私立医学部の繰り上げは回りにくくなっており、大学もある程度その傾向を読んだ上で、正規合格者・補欠候補者を出している節があります。


例えば今年、愛知医科大学は志願者を600名以上も減らしましたが、繰り上げ合格はそれなりに回っています。それには理由があって正規合格者が昨年の188名から130名と60名近く減っています。愛知医科大学としては聖マリアンナ医科大学と1次試験日が重なった今年、入学辞退者がいつもより減るであろうと予測し、さらに辞退者が少ないため繰り上げ合格が動かないという事態を回避するために、いろいろと試算・検討の上で正規合格者130名という数字を出したのではないかと思います。


対照的に同じ愛知県にある藤田医科大学は今年も正規合格者を246名と募集人員の3倍近く出し、3月最終週にようやく補欠1桁に繰り上げが回りました。


今年は同じ地域にある大学同士でも繰り上げ合格の動きが対照的なのも特徴の一つです。なかなか繰り上げが回らない福岡大学とは対照的に、同じ福岡県にある久留米大学は順調に動いています。


今年の入試日程で1次試験日が続いていた東邦大学と東京医科大学も、東邦大学は順調に繰り上げが回っているようですが、東京医科大学はなかなか繰り上げが動いていません。


学費を2100万円に値下げした関西医科大学も補欠が回り切った昨年ほどではないにしろ3月半ばから順調に動いています。先日は前期130番台のメルリックスの生徒にも繰り上げが回ってきました。しかし、同じ関西にある大阪医科薬科大学は3月最終週になってようやく繰り上げが回り始め、近畿大学に至っては未だ繰り上げの報告はございません。


これまで同じ地域の医学部は併願している受験生が多く、1校が動くと玉突きで動くという図式があったのですが、それが当てはまらなくなっているように思います。このあたりは情報センターの分析を待ちたいと思いますが、どうやら受験生の動きが今までとは違ってきているのは確かなようです。


ちなみに国公立医学部の志願者は前期15,960名(5.8%増)、後期7,549名(4.1%増)と昨年に比べて増加しています。私立医学部の志願者も全体としては昨年比微増です。


新たなスタートを切るにあたって注意すべき3つのこと


さて、今年の結果は結果として受け止めて明日からは気持ちを入れ替えて新年度に向けて新しいスタートを切ってほしいと思います。
この時期にして頂きたいことが4つあります。この4つを試みることで心も整理され悶々と日々を過ごすよりもずっと充実できると思います。是非、実践してみてください。特に1、2は非常に重要です。


1.この1年間を検証する


受験生の皆さんは医学部受験を志して昨年の3月ないし4月から勉強をスタートしました。いわば医学部合格という一大プロジェクトに取り組まれた訳です。その過程を振り返り、反省して次につなげるには今こそ最適です。


合否に拘わらず、「100点満点の受験生活だった」と胸を張れる方はごく少数でしょう。


大部分の方は、「夏期講習を境に緊張の糸が切れて直前までエンジンフル回転とはいかなかった」とか「数学頑張ったつもりだけど、苦手意識が払拭できなかった」「予備校の確認テストを途中からさぼってしまった」など諸々の反省点が出てくるはずです。そこで、うまく行かなかった点を振り返ることで反省し、飛躍のステップにできます。



2~3日間、温泉にでも入ってしっかり1年間を振り返り、検証して新たな決意をする。非常に大切なことであり、この時期にすることが効果的です。部屋の掃除をすると、気分がリフレッシュされて気持ちが前を向くのと同じです。



受験を終えた皆さんは机の周りを片付けて新たな生活に向かわれると思いますが、心の中も同時に整理してあげることが次への大きな活力源になります。


2.科目ごとに弱点の単元を書き出す


予備校の新年度の授業は大抵4月半ばから始まると思います。授業が開講されると日々の授業の予習、復習に追われることになります。週末には模試も入ってくるので、じっくりと自分の弱点補強に取り組む時間はなくなります。
予備校が開講するまでこの2週間余りが自分の弱点改善に取り組める唯一の機会です。特に多浪生の方でずっと同じサイクルを繰り返している方はこの2週間の過ごし方を検証されてみることをお勧めします。これまで本気でこの時期に弱点補強をされたことはありますでしょうか?いつもあと少しだったという後悔を胸に悶々とされているのではないでしょうか?



まず、科目ごとに自分にとって試験に出されると具合の悪い単元を書き出していって下さい。あくまでも主観で構いません。苦手意識が払拭されることが最も大切です。とにかく自分の弱点と向き合ってみてください。


3.弱点補強に優先順位を付ける


さて、自分の弱点である単元を書き出してみてどんなことに気づかれたでしょうか?多くの単元を書き出した方もいれば少ない単元の方もいるでしょう。単元が多い方はそれだけ基礎の確立ができていないということですから、信頼できる予備校の先生に相談して優先順位をつけることが大切です。もちろん入試でよく狙われる単元から攻略すべきです。どこから手をつけるべきか予備校の先生に聞きましょう。


これは予備校の開講後でも当てはまることですが、迷ったら自分だけで即断しない。このことは非常に大切です。


短期間で成績を伸ばす方の特長として


①よく相談する
➁素直


という2点が挙げられます。こういう方は本当によく相談(質問)をします。小さなことから受験全体のことまで必ず人の意見を聞いて取り入れようとします。疑問が湧くということはすなわち日頃から頭をフルに使っている証拠であり、毎日を充実させる熱意とも置き換えることができるでしょう。


➁に関しても覿面です。多浪しがちな生徒によくいるのですが、相談はするが結局は提案されたことを聞かずに、元の自分のやり方に戻ってしまうというタイプがいます。本人に悪気はないのでしょうけれども、自分に都合のいいことを言ってくれる人を見つけるまで同じ質問を繰り返すのもこのタイプの特徴です。これでは医学部受験を攻略することは難しいでしょう。


さて、ここまでやってみてどうでしょうか?綺麗になった机の上で自分の苦手な単元とその攻略順を書いた紙を眺めているうちに新たな意欲が湧いてきたでしょうか?


今日からが新しいスタート


開講までの2週間余りの過ごし方は夏までの勉強の趨勢を決めるといっても過言ではありません。5月には大手予備校の第一回模擬試験もあります。メルリックス学院の各校舎でも春期講習を受ける生徒が講師に質問をしている光景があちこちで見られます。



まだ何も手をつけていない人もぜひ今日から新しいスタートを切り、1年後の合格に向けて必死に努力できる環境を整えてください。







佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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