【終了】歯学部受験合同相談会を開催しました

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

今日はAP渋谷道玄坂で『歯学部受験合同相談会』を開催しました。
雨の中、お越しいただいた皆様ありがとうございました。

◇◆7月2日(日)東京・渋谷に全国15歯科大学が集まって合同説明会を行います！◆◇

首都圏の歯学部受験生に人気の高い４校

今日の相談会は会場が渋谷ということもあり、主に首都圏の歯学部受験生に人気の4校に絞ってお話しさせていただきました。

・昭和大学
・東京歯科大学
・日本大学歯学部
・日本歯科大学

まず、私立歯学部受験で必要な教科は「英語・数学・理科1科目」が基本です。数学は大学によって出題範囲が異なりますが、基本的には数Ⅰ・A・Ⅱ・Bまで学習しておけば大丈夫です。

また、私立歯学部は「入試日程が後になるほど難しくなる」ので、チャンスがあれば学校推薦型選抜・総合型選抜の受験をぜひ考えてほしいところです。
特に私立歯学部の推薦・総合型選抜は指定校推薦を除けば、評定平均の制限がないところが多いので受験しやすいと思います。

学校推薦型選抜、総合型選抜で出される問題は大学によって異なる

しかし、私立歯学部の推薦・総合型選抜は大学によって試験科目が全くバラバラです。上記4校のうち、推薦の問題が公表されているのは昭和大学のみで、後の3校は非公表となっています。また、昭和大学も総合型選抜で行われる「模擬授業および理解度の確認」の内容は公表されていません。

問題が公表されていない大学ほど、どれだけ情報を持っているかがカギになります。歯学部専門予備校としてのメルリックスが抜きんでている点は、非公表の入試問題であっても受験生から聞き取り調査して予想問題プレテストを再現するまでに情報分析に優れているところだと思います。

例えば、東京歯科大学の推薦、日本歯科大学の推薦、日本大学歯学部の推薦（校友子女）でどんな問題が出題されたか把握しています。昭和大学歯学部の総合型選抜でもどのような内容の模擬授業が行われ、どのようなことが問われたかもわかっています。今年、東京歯科大学の推薦16名合格、日本歯科大学の推薦13名合格を出すことができたのは、非公表の問題を正確に分析して指導に活かした結果だと思います。

入学してからの試験や進級のお話

来年は新課程入試の前年になりますので、浪人したくないと考える受験生が「早めに合格を決めてしまおう」と推薦・総合型選抜から動き始めることも推測されます。早い時期から推薦を受けるかどうか、受けるとしたらどこにするかを決めて、できるだけ早い時期に受験のための勉強をスタートされることをお勧めします。

また、今日は歯学部学生個別指導塾ADOの木本塾長様から、首都圏の私立歯学部4校のカリキュラムや試験、進級状況について説明していただきました。普段、多くの歯学部学生と接していらっしゃるので、表面上の国試合格率や6年間ストレート合格率だけではわからない、その大学のリアルな顔を紹介してくださいました。受験生や保護者にとっては興味深いお話だったと思います。

私立歯学部は標準的な問題が出題される

その後で渋谷校数学科主任の高田創太郎先生と、化学科主任の依田憲二郎先生から『歯学部の数学』『歯学部の化学』についての話がありました。私立歯学部の入試問題は標準的なものが多く、難問や奇問は出題されません。そのため3教科のうちどれか1教科でも苦手科目があると、首都圏4校に合格することは大変難しいと言っていいでしょう。合格する受験生は標準的な問題を確実に得点してくるので、極端に苦手な教科があるとそれが足を引っ張ってしまうからです。また得意科目もやはり標準問題中心ですから、他の受験生と大きな差をつけるというわけにはいきません。

今日も高田先生が数学で8割５分取っても昭和II期補欠という生徒の例を紹介されていましたが、この方の場合はおそらく数学の他に苦手科目があるものと思われます。志望校に合格するためには、やはり早期に苦手科目を攻略することが必要になります。

今後は一般選抜に向けた勉強を進めながら、なるべく早く推薦の受験校を決めてその準備を少しずつ始めていきましょう。あまり早くから推薦に特化した勉強を始める必要はありませんので、まずは英語・数学・理科を基本からしっかり身につけることです。

そのあたりの成績診断的なこともさせていただきますので、よろしければぜひ一度、渋谷校まで相談においでください。どんなことでも相談に乗らせていただきます。