藤田医科大学一般前期の数学講評 ”藤田はマークが肝”
こんにちは。
受験情報センター・副センター長の朝倉です。
今日は愛知県豊明市にある藤田医科大学医学部の前期入試が行われました。
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記述部分が顕著に難化
先ほどまで数学の解答速報の原稿を書いていました。
今回の数学の問題に関してのお話です。
昨年度は合格者平均点が7割を超えることになって、易化傾向が顕著であったのですが、今年度は記述部分が顕著に難化しました。
受験生にとっては、厳しい問題であったと感じます。
問題2は、逆関数を使った積分に関する問題でしたが、受験生には馴染みの薄い問題でしたね。
微積分的な考え方が得意な受験生ならば可能だったのかもしれないのですが、ちょっと微積計算ができる程度の受験生では歯が立たなかったでしょう。
(1)を攻略出来なかった受験生でも(2)を置換積分で削り取ることはできたかもしれないのです。
そうすれば貴重な得点をこそぎ取ることができたはずです。
難しくても諦めずにベストを尽くす気持ちが必要であったと感じます。
問題3は平均得点率がかなり低そう
問題3はちょっと変わった問題でした。
分類としては面積と格子点に関する問題ではあるのですが。
この問題の解答速報を作るのも、これはなかなか難しかったですね。
受験会場でこの問題に対して、正しく認識をして、得点できる受験生は少なかったと思います。
相当厳しかったでしょう。
この問題に関しては、平均得点率はかなり低いと思われるので、無視でいいでしょう。
”藤田はマークが肝”
そして今年度の合否を分けるのは、やはりマークシートの問題1でしょう。
今年度も昨年度に引き続き、易しい問題でした。
今年度もおそらくは配点の6割が問題1ですので、ここで取りたいですね。
120点中100点ほしいです。計算間違いや勘違いがなければやれたはず。
今年の問題をみて更に確信を深めました。”藤田はマークが肝”
藤田は前期がダメでも後期がありますから。
今年度は後期の定員が減っているので微妙なのですが、例年は前期と後期では倍率は違っても難易度は変わりないのですよね。
また諦めずに勝負していってください。
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