【終了】関西医科大学＆兵庫医科大学医学部推薦入試ガイダンスを行いました

2023-06-04 11:46鈴村受験攻略ガイド

大阪校医学部関西医科大学

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

今日は大阪・梅田の阪急グランドビルで関西医科大学＆兵庫医科大学の推薦入試ガイダンスを行いました。
たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました。

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目次[非表示]

1.併願できる推薦は難易度が高い
2.関西医科の推薦は生物選択が有利？
3.専願制の推薦は出願したら必ず受験
4.昨年から導入された兵庫医科大学の総合型選抜
5.今年は書類審査のみの一次試験を廃止
6.新課程入試の前年は推薦への注目が高い

併願できる推薦は難易度が高い

関西には4校の私立医科大学がありますが、それぞれ総合型・学校推薦型選抜を行っています。そのうち、併願制の入試は3つあります。

・大阪医科薬科大学（総合型選抜）併願制
・関西医科大学（学校推薦型選抜）一般枠／特色選抜
・近畿大学（学校推薦型選抜）一般公募

これらの入試はどれも総合型・学校推薦型選抜としては難易度が高いのが特徴です。合格しても入学辞退できるため、国公立医学部志望者が「すべりどめ」と考えて受けてくるからです。

その中でも「英語型」の場合、CEFR B2以上の資格・スコアが必要な特色選抜は、出願できる受験生がある程度限られるため、一般枠より難易度は下がるように思われます。

ちなみに、今日のガイダンスで関西医科大学入試センターの方がおっしゃっていましたが、これまで特色選抜を受けた受験生は全員「英語型」だったそうです。
（他に「国際型」と「科学型」があります。詳しくはこちら）

関西医科の推薦は生物選択が有利？

今日は関西医科大学と兵庫医科大学の入試担当者がお見えになり、学校推薦型選抜と総合型選抜について詳しくご説明いただきました。
中でも、関西医科大学推薦の「適性試験」についてはかなり詳しいご説明があり、参加された方にとっては有益な情報だったのではないかと思います。

関西医科大学の推薦は「生物が有利」と言われますが、入試問題を担当している教員は特に「生物を有利にしよう」という意図で作成しているわけではないようです。物理選択の受験生が合格することももちろんあります。
今日はメルリックス学院から関西医科大学に推薦で合格した卒業生も来てくれましたが「物理選択の人も読めば解けるような問題だった」と話していました。

大学には「推薦の問題を公表してほしい」という要望もあるそうですが、今のところ公表する予定はないそうです。今年の推薦は一次試験が12月10日（日）、二次試験が12月16日（土）に行われます。

専願制の推薦は出願したら必ず受験

関西医科大学の推薦は毎年12月に入ってから試験が行われるため、11月に行われる他大学の推薦を受けて、そこで不合格なら関医推薦にチャレンジするということが日程的にできないわけではありません。
今日のガイダンスでは「専願の推薦については、出願後は必ず受験し、合格した場合は入学を確約してほしい」と入試ご担当者から説明がありました。

特別枠と地域枠は専願制のため、出願したら受験は必須となっており、基本的に欠席は認められていません。一般枠と特色選抜は併願制のため、出願の際にどの区分で受験するか決めておく必要があります。

昨年から導入された兵庫医科大学の総合型選抜

さて、兵庫医科大学は昨年度から推薦に加えて総合型選抜を導入しました。

総合型選抜には一般枠と卒業生子女枠があり、一般枠は医療従事者の推薦が必要です。2親等以内の親族を除くとなっていますので、身内以外の「医師や薬剤師、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士」のどなたかに推薦していただかなければなりません。

兵庫医科大学の入試ご担当者に「やっぱり兵庫医科大学の卒業生に推薦していただいた方がいいですか？」と聞いたところ、しっかりした推薦書を書いていただける方であればどなたでも構いませんとのことでした。小さい頃からのかかりつけ医など、受験生のことをよく知っている医療従事者であればどなたでも良さそうです。
大学関係者に知り合いがいないからといって、受験をためらう必要は全くないでしょう。