【定員間近】東京女子医科大学2025年度入試どうなる!?を開催
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
メルリックス学院渋谷校では【東京女子医科大学2025年度入試どうなる!?】を5月26日(日)に開催いたします。医学部受験生や保護者の方から「2025年度の女子医の入試は行われるのでしょうか?」と多くの問合せをいただいたため、急遽開催することにいたしました。
医学部受験生や保護者の方々の不安を反映するかのように多くのお申込みをいただいており、定員間近となっております。同じ日にウェビナーで別途開催する予定ですが、こちらは時間の短いダイジェスト版となる予定です。ご参加をお考えの方はお早めにお申込みください。
※多くの方にご参加いただき終了しました。ありがとうございました※
東京女子医科大学の現況
メルリックス学院では東京女子医科大学が家宅捜索を受けた直後から、大学の様子はどうなっているのか、在学生や大学の入試ご担当者を通じて話を聞いてまいりました。
大学の方からは「入試はしっかりやります」というお言葉をいただいており、6月と7月にメルリックス学院で開催する医学部説明会にもお越しいただく予定で準備を進めています。様々な噂が飛び交う中で、直接その場にいる方の話を聞くことが、最も医学部受験生と保護者のためになると考えているからです。
それに先駆けて、5月26日(日)に東京女子医科大学について私が見聞きしている現況と、今年の入試、特に推薦入試についてお話しするセミナーを開催することにいたしました。当日は東京女子医科大学の在学生にも来ていただく予定です。
やはり注目度は高く、既に多くの方にお申込みをいただいております。定員間近となっておりますので参加をお考えの方はお早めにお申込みください。
過去の東京医科大学や日本大学のケース
大学やトップの不祥事といって直近で思い浮かぶのは、やはり東京医科大学と日本大学のケースです。
日本大学は組織自体が非常に大きいため、利害関係の対立も複雑だろうことは容易に想像がつきます。林真理子氏が理事長となったものの、やはり旧勢力と現勢力のせめぎ合いが表面に出てきて、体制を刷新するのに非常に苦労している様子がうかがえます。
東京医科大学の不正入試事件の際は「東医が一丸となった」という印象があります。逮捕された当時の理事長と学長は即座に辞任、すぐに理事長代理と学長代理を立て、3ヶ月後には新学長として林由起子主任教授が就任しました。林新学長は東京医科大学の出身ですが、その後に新理事長となった矢崎義雄理事は東大元医学部長であり、国際医療福祉大学医学部の創設に尽力して名誉総長となられた外部の方です。
こうして外部の人材を入れたり、入試に関しても文部科学省の指導を受け、採点現場にビデオカメラを入れるなどして透明性の確保に努め、一度は取り消されたJACME(日本医学教育評価機構)の認証も再び「適合」とされました。
東京女子医科大学と状況は異なりますが、これぐらいのスピード感で改革を進めれば、受験生にもわかりやすく「大学が変わった」ことが伝わるのではないかと思います。東京女子医科大学では第三者委員会も設立されました。捜査の行方を見守りたいと思います。
入試が中止になるのではないかという不安
東京女子医科大学の方からは「教育はこれまで通りきちんと行います」という話をうかがっています。2025年度入試についても例年通り実施される予定です。
戦後、入試が中止となったのは、1969年に「東大紛争」がピークに達して東大入試が中止になったことぐらいしか記憶にありません。この年、東大を受験するつもりだった受験生たちは他の大学を受けるか、浪人するかの二択を迫られることになりました。
東京医科大学の不正入試の際も、多くのお問合せが寄せられました。そのほとんどが「入試は行われるのでしょうか?」というものでした。この時は、不正入試で不合格となった受験生を追加合格としたため、入試の定員が大幅に減少するという物理的な不安も重なりました。
結局、東京医科大学の2019年度入試は、一般入試の募集人員38名のところに966人が出願し、受験者数786人、正規合格者数34人、繰上合格者数98人、最終合格倍率は6.0倍となりました。前年度の最終倍率が15.3倍でしたから、入試としては易化した形となりました。その時に入学した受験生が現在の6年生となり、来年の第119回医師国家試験に臨むことになります。
セミナーは定員間近、お早めに
さて、5月26日(日)のセミナーでは、東京女子医科大学の現況だけでなく、今年から変更となる「至誠と愛」の推薦入試あらため卒業生子女入試や、主に推薦についてお話しする予定です。もちろん、一般入試のみをお考えの方もお越しいただければ、東京女子医科大学の歴史や求める人物像についてお伝えいたします。
ウェビナーについてはお申込みの準備が整い次第、告知いたします。不安に思っている医学部受験生と保護者の方々の少しでもお力になれればと思っています。