獨協医科大学医学部の2024年度入試結果と2025年度入試変更点

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


獨協医科大学医学部の2024年度入試結果が公表されました。前年度から一般前期・後期の二期に分けた試験形態となり、57名枠が前期52名・後期10名枠となりました。


本年度の一般前期入試の受験者数(3,043名)が昨年度の受験者数(2,017名)より1,000名以上も増加したため、合格実質倍率17.8倍(昨年度15.9倍)と昨年と比較して実質倍率は上がりました。一方で、繰り上げ合格者人数は99名(昨年度は22名、一昨年度は54名の繰り上げ者数)となり、圧倒的に増加したため、一昨年度の合格実質倍率の19.3倍と比べると低い倍率で落ち着きました。


一般後期入試のデータを検証すると一次受験者数は741名で合格者数20名ですので、合格実質倍率は37.1倍となりました。またその内、正規合格者数は10名ですので繰り上げ人数は10名ということがわかっています。


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目次[非表示]

  1. 1.○募集概要
  2. 2.○入試結果
    1. 2.1.一般選抜(前期)
    2. 2.2.一般選抜(後期)
    3. 2.3.共通テスト利用選抜
  3. 3.○合格最低点
  4. 4.○補欠と繰り上げ合格
  5. 5.○2025年度の入試変更点
  6. 6.○出願書類
    1. 6.1.自己申告カード
  7. 7.○一般選抜の出題傾向
    1. 7.1.英語 やや難
    2. 7.2.数学 標準
    3. 7.3.化学 標準
    4. 7.4.生物 標準
    5. 7.5.物理 標準
    6. 7.6.小論文 資料文型
    7. 7.7.面接 個人面接

○募集概要

昨年度(2024年度)獨協医科大学医学部の募集概要は以下の通りとなっている。

・総合型選抜:3名以内
 ※ただし本年度は合格者0名

・学校推薦型選抜(公募(地域特別枠)):10名
・学校推薦型選抜(指定校制):20名
 ※ただし本年度は26名


・学校推薦型選抜(指定校制(栃木県地域枠)):5名以内
・学校推薦型選抜(系列校):約10名


・一般選抜(前期):52名
・一般選抜(前期)栃木県地域枠:5名
・一般選抜(前期)埼玉県地域枠:2名
・一般選抜(前期)茨城県地域枠:2名
・一般選抜(前期)新潟県地域枠:2名
・一般選抜(後期):10名
・共通テスト利用選抜:5名


といった多様な入試形態で幅広い受験生に門戸を開いている。大学の入試担当者によると、この多様な入試形態は文部科学省にも評価されているということである。


○入試結果

一般選抜(前期)

帝京大学・関西医科大学・近畿大学と一次試験日が重なっていた2023年度と比べ、川崎医科大学のみと重なった2024年度は昨年比916名増となった。例年150名近く欠席する二次試験も欠席者14名と激減し、獨協医科大学の合格を勝ち取ろうという医学部受験生の意気込みが感じられた。その分、100名近く繰り上げ合格が回った。



2024
2023
2022
募集人員
52
57
57
志願者数
1,593/1,573
996/1,254
1,695/1,430
一次受験者数
3,043
2,017
2,738
一次合格者数
505
502
451
一次合格倍率
6.0
4.0
6.1
二次受験者数
491
362
307
正規合格者数
72
105
88
繰上合格者数
99
22
54
総合格者数
171
127
142
最終合格倍率
17.8
15.9
19.3
入学者数
52
59
58

一般選抜(後期)

2024年度入試から導入された一般後期は、一次試験の会場が宇都宮のみにも関わらず、多くの志願者を集めた。

後期入試の導入初年度であるため前年度との比較がなく、定員数が少ない後期入試では、合格実質倍率の乱高下が激しい傾向のため、今後の傾向の推測はしにくいが、あえて他大学で後期入試を導入している大学との比較をすれば、日本大学や近畿大学、大阪医科薬科大学、藤田医科大学などの合格実質倍率が約40倍前後となることが多い大学と倍率的には近い。

金沢医科大学・聖マリアンナ医科大学の後期のように合格実質倍率が80倍を超えることもある入試では現状ないため、今後も後期の選択肢としては、検討しやすい受験校になりうるだろうと予測される。


2024
募集人員
10
志願者数
871
一次受験者数
741
一次合格者数
153
一次合格倍率
4.8
二次受験者数
143
正規合格者数
10
繰上合格者数
10
総合格者数
20
最終合格倍率
37.1
入学者数
10

共通テスト利用選抜

募集人員が5名に減ったこともあり、志願者数は昨年比85名減となった。また、2月中旬に行われていた二次試験が3月5日と後ろにズレたことで、既に他大学に合格していた受験生は辞退して、二次試験の受験者数は22名と一次合格者から大幅に減少した。



2024
2023
2022
募集人員
5
10
10
志願者数
468
553
511
一次受験者数
462
549
505
一次合格者数
119
151
153
一次合格倍率
3.9
3.6
3.3
二次受験者数
22
83
90
正規合格者数
6
30
30
繰上合格者数
7
6
8
総合格者数
13
36
38
最終合格倍率
35.5
15.3
13.3
入学者数
3
10
10

○合格最低点

非公表である。


○補欠と繰り上げ合格

獨協医科大学は入試結果として総合格者数を公表していますが、合格発表では受験番号の一覧を掲載するため、正規合格者と繰上合格者数を算出することができます。今年は一般前期の繰上合格が例年になくよく回ったことが特筆すべき点です。


○2025年度の入試変更点

変更があった場合はこちらに掲載します。


○出願書類

自己申告カード

一般選抜では自己申告カードを出願書類として課される。
内容としては、得意・不得意科目、スポーツ・趣味・職歴・資格・表彰・健康状態等について記載を求められる。こちらで記載した内容について面接の際に質問されるケースも多い。


○一般選抜の出題傾向

英語 やや難

60分100点。マーク式。
長文も文法問題も迅速な処理が必至、普段の学習に工夫を

数学 標準

60分100点。マーク式。
典型問題の解法を確実にし、総合問題で実戦力と深い理解を

化学 標準

理科2科目120分200点。マーク式。 
問題量がやや多く複雑な設問もあるが、解ける問題を確実に解く

生物 標準

理科2科目120分200点。マーク式。
問題数が多いので、時間配分に注意

物理 標準

理科2科目120分200点。マーク式。 
標準 難度が高い問題ばかりではないが高難度の問題も解いておこう

小論文 資料文型

60分で要約200字、本文の内容に関しての自身の考え400字の構成


2023:養老孟司『「自分」の壁』、大栗博司「探求する精神 職業としての基礎科学」
2022:桑子敏雄『何のための「教養」か』、養老孟子『バカの壁』
2021:外山滋比古『思考の生理学』、中屋敷均『科学と非科学  その正体を探る』


面接 個人面接

約15分程度。
雰囲気は和やかである事が多い。事前に提出した自己申告カードの内容から聞かれることもある。必ずしも正解がない質問に対しても、自分自身で考えた意見が求められる。栃木県地域枠志望者は県職員との面接が別に行われる。


自己申告カードを記入する際に、医学部のアドミッションポリシーだけでなく、ディプロマポリシーも踏まえることをお勧めする。

医学部のディプロマポリシー



鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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