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精神科医kagshun先生の『幸せになる超ライフハック』

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


先日、お誘いいただいて精神科医kagshun先生の講演会に参加してきました。Voicyという音声メディアで【精神科医のココロに効くラジオ】という超人気番組を配信していらっしゃいます。先生は現役の精神科医でもあります。



目次[非表示]

  1. 1.精神科医であり元世界一周バックパッカー
  2. 2.人生を幸せにする5つの要素=PERMA
  3. 3.2浪して秋田大学医学部に入学したkagshun先生

精神科医であり元世界一周バックパッカー

精神科医のkagshun先生は元世界一周バックパッカーという変わった経歴をお持ちです。世界一周をしようと思い立った時のお話も講演で聞くことができましたが、その理由も一風変わったものでした。


講演会では世界一周した時の写真やエピソードをスライドでふんだんにご紹介いただきました。アイスランド、カザフスタン、キルギス、ボスニア=ヘルツェゴビナといった、普段あまり旅行で行くことのない国の話はどれも興味深いものでした。


時間がなくてアフリカのナミビアでのお話が聞けなかったのは残念でした。また機会があればぜひうかがってみたいと思います。


人生を幸せにする5つの要素=PERMA

kagshun先生の著書である『幸せになる超ライフハック』を読みましたが、日々幸せを感じて生きるためには「持続する幸せ=Well-being」を手に入れる必要があると書かれています。瞬間的な幸せ=Happyではなく、WHOも提唱しているウェルビーイングが大事だということです。


著書の中では人生を幸せにする要素は次の5つと定義されています。


Positive emotion 前向きな感情
Engagement 夢中になれる体験
Relationship 人とのつながり
Meaning 自分なりの価値観
Achievement 目標達成


こう並べると、とても前向きなものばかりのように思えますが、kagshun先生が一貫して提唱されているのは「ポジティブなことだけの人生はない」ということです。ネガティブなことにも目を向けて受け入れた上で、すべてをひっくるめて「なんとくないいなあ」と感じることこそ、ウェルビーイングというわけです。


日々ストレスにさらされている医学部受験生にも、とても参考になる考え方だと思いました。著書の中には今注目されているマインドフルネスの考え方や、認知行動療法をシンプルにしたものが紹介されていますので、興味のある方はぜひ手に取ってみることをおススメします。


2浪して秋田大学医学部に入学したkagshun先生

もう一つ、とても心に残ったのは、kagshun先生自身も医師になったばかりの頃は、将来が見えずにいろいろと思い悩むことがあったということです。


もともと進学校で医学部志望だったのですが、なかなか勉強に身が入らず2浪したことを、インタビューなどでも包み隠さずお話ししていらっしゃいます。秋田大学医学部に入学してからも、朝が弱くて友人たちに助けてもらったと話していらっしゃいました。


そういった中で研修先での患者さんとの出会いや、世界一周を通して自分が生きる目標を見つけていった先生のお話は、今の時代にとてもマッチしているし、医師のキャリアという意味でも勉強になることがたくさんありました。


kagshun先生はほぼ毎日Voicyで人のココロについて、いろいろなお話を配信していらっしゃいます。興味のある方はぜひ聴いてみることをおススメします。







鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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