【合格者分析】理科を伸ばすことで結果は激変する

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


今年もメルリックス学院の生徒達は本当によく頑張ってくれました。全体的に志願者が増え、❝物理不利❞がささやかれている中でも、生徒達は次々に合格を勝ち取ってくれています。


そんな生徒達の成績データを分析するシリーズ。第1回は理科を伸ばしたことで一次合格5校、最終合格3校、補欠待ち2校という結果を出した生徒について解説します。



目次[非表示]

  1. 1.金沢医科後期対策講座を受講して一次試験に合格
  2. 2.全国模試の結果はあくまで目安、だが・・・
  3. 3.関西医科大学の地域枠推薦で一次合格
  4. 4.一次合格5校、正規合格3校、補欠2校という結果

金沢医科後期対策講座を受講して一次試験に合格

彼がメルリックス学院を知ったのは、本人の言葉によれば1浪目の前期試験でどこの一次試験にも通らず、❝絶望に暮れて❞いた時に、父親に勧められてメルリックス学院の【金沢医科大学後期対策講座】に参加したことがきっかけでした。


その結果、金沢医科大学一般後期の一次試験に合格し、最終合格には至りませんでしたが、後期対策講座を担当した先生方が良かったこと、授業のカリキュラムに魅力を感じてメルリックス学院で2浪目をスタートしました。


私立医学部の前期試験は残念な結果に終わり、金沢医科大学一般後期にのみ一次合格したということは、英語・数学は一定のレベルに達していることを意味します。つまり、理科(物理・化学)に課題を抱えていることは明らかでした。


全国模試の結果はあくまで目安、だが・・・

しかし、入学してまもなくの全統共通テスト模試では、英語・数学よりもむしろ物理・化学の方が良い成績でした。しかし、その後の全統記述模試では苦手だった化学で点数を落とし、ある程度の基礎レベルまでは達しているものの、まだまだ不安な部分があることが明確になりました。


メルリックス学院で校内受験した全統模試の結果

実際にこの後、化学に関しては目覚ましい成長を見せ、この1年間で最も学力が伸びた科目となりました。化学の先生が配布するオリジナルプリントを使い、計算方法や大量の知識をもう一度身につけていったことで大きく伸ばすことができました。


模試の成績に一喜一憂しないことは、1年間の受験生活を送る上で非常に大事なことです。最初の全統共通テスト模試の英語・数学の点数から、金沢医科大学後期の一次試験には合格したものの、まだまだやるべきことがたくさんあること、そして化学はこれまで頑張ってきたことはそれなりに積み上がっていることが目に見える結果としてわかったことは、本人にとっても励みになったと思います。


こうしたことは、実際に勉強している受験生本人はもちろん自覚しているのですが、模試の結果ではっきり「目に見える」ことで、本人も再度意識することができますし、見守っている親も納得することができます。教職員もこの結果を共有しながら指導にあたることができます。模試の結果は「あくまで目安」でありますが、数字が持つ説得力というのはやはりあります。


関西医科大学の地域枠推薦で一次合格

また、2浪の彼は受験のチャンスを増やすために関西医科大学の地域枠推薦を受けることにします。関西医科大学の推薦は英語・数学・物理・化学・生物・国語が出題され、130分の中ですべてを解かなければなりません。


メルリックス学院では毎年【関西医科大学推薦対策講座】や【関西医科大学推薦プレテスト】を行っていますので、それらの教材を使って対策を行いました。結果は一次合格、二次不合格となりましたが、理科も含めた試験である程度の結果が出たことで、受験勉強が順調に進んでいることが目に見える結果となりました。


一次合格5校、正規合格3校、補欠2校という結果

関西医科大学の推薦ではあと一歩の結果になりましたが、一般選抜では現役・1浪時代が嘘のように一次合格5校、正規合格3校、あとの2校も補欠という素晴らしい結果になりました。早い段階で愛知医科大学、杏林大学と一次合格が来たことで、手応えを感じながらの受験になったのではないかと思います。


正規合格した北里大学、久留米大学、金沢医科大学のうち、北里大学に進学することが決定しています。残り2校の補欠も回ってきそうな番号ですが、「縁」を大事にする彼は北里大学医学部に進学するそうです。


彼が1年間、授業を受けた大阪校を見学できます!




鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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