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【国公立大学医学部】追加合格者数ランキング

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。



今回から国公立医学部入試のことを話題にしていこうと思います。
2024年度入試で、メルリックス学院名古屋校から4名の名古屋市立大学医学部<中部活躍圏型入試>で合格者が出ました。詳細は2月15日のブログをご参照下さい。


昨年度はメルリックス学院名古屋校に通学の浪人生が山梨大学後期試験に合格して進学されました。国公立医学部も4名に増え、これからメルリックス学院名古屋校では国公立医学部合格に向けてカリキュラム、情報網の充実化を図っていきます。


今回は国公立大学医学部追加合格者数について触れたいと思います。

入学を検討されている方はこちらから面談をお申込みください



目次[非表示]

  1. 1.国公立大学医学部追加合格の多い大学とは
    1. 1.1.山梨大学医学部
    2. 1.2.新潟大学医学部
    3. 1.3.東京医科歯科大学医学部
    4. 1.4.群馬大学
    5. 1.5.福島県立大学医学部
  2. 2.過去3年間 国公立大学医学部追加合格ランキング
  3. 3.☆佐藤代表の著書が全国有名書店とAmazonで発売中☆

国公立大学医学部追加合格の多い大学とは

国公立大学医学部の中で辞退率が上位に並ぶ学校をみていくと1位~5位までが東京都内もしくは関東圏近郊の国公立大学医学部が上位に来ていることが分かります。それだけ医学部受験人口の多い東京都内の学生は国公立、私立という視点より都内の有力医科大学を目指す傾向にあることが浮かび上がってきます。それでは一つずつ見ていきましょう。


山梨大学医学部

後期試験しか受験日程がなく、こぞって全国から受験生が集まります。
国公立医学部後期試験といえば岐阜大学が後期試験を廃止したのに伴い、西の奈良県立医科、東の山梨大学医学部という程この両校で半数近くの割合を占めております。


入学試験日:3月12日(火) 3月13日(水)
合格発表日:3月21日(木)


山梨大学医学部は一次と二次試験の比率が900:2300で圧倒的に二次試験の比率が高いです。また、今年から英語が試験科目に加わりましたが、数学と理科で配点が1600点あり、旧帝大医学部を前期失敗した層が多く受験しハイレベルな争いが毎年、繰り広げられます。


山梨大学医学部に入学辞退者が多い理由としては、一番は合格発表日が3月20日前後であり、それまでに関東圏、関西圏の有力私立大学医学部に合格した医学部受験生が学費を納入し、新生活に向けて準備を始めている点が挙げられます。
また、一年、浪人して旧帝大医学部に挑戦する層も一定数、毎年いる点が挙げられます。


新潟大学医学部

推薦入試で60名 一般入試でも80名募集し、国公立大学医学部の中でも募集定員の多い大学であります。推薦入試に関しては一般枠が20名、地域枠が40名(新潟県内の高校枠が22名 18名が新潟県内の高校を含む全国の高校からの募集であります)
 
東京都内から新幹線で1時間半余りということもあり、東京都内の医学部受験層が国公立の出願校として願書を出すことが多いのが理由といえます。
 
新潟大学医学部を辞退しての進学先としては、東京慈恵会医科、日本医科、順天堂が多いようであります。東京都内の高校生は私立、国立問わずに都内の大学を選択するケースも多いようであります。


入学試験日:2月25日(日) 2月26日(月) 2月27日(火)
合格発表日:3月8日(金)
一次試験と二次試験の比率=750:1200


東京医科歯科大学医学部

2022年度入試は共通テストが荒れに荒れた年で、東大理科Ⅲ類への出願をためらい、東京医科歯科大学に合格したものの辞退する層が多かったことが予想されます。


また、毎年、一定数の入学辞退者がでているのは慶應義塾大学医学部へ進学する層が一定数いることが判明しております。
東京医科歯科大学において入学辞退率が多いのは茨城県、長野県、埼玉県の地域枠を各県5名ずつ募集しており、その影響もあると思われます。


因みに共通テストと個別試験の比率は180:360であります。
超難関大学では殆どの大学が圧倒的二次重視型である中、東京医科歯科大学医学部に関しては一次と二次の割合がバランス型といえましょう。


入学試験日:2月25日(日) 2月26日(月) 
合格発表日:3月8日(金)


群馬大学


東京都内から新幹線と両毛線を乗り継いで1時間半余りということもあり、東京都内の医学部受験層が国公立の出願校として願書を出すことが多いのが理由といえます。
 
群馬大学医学部を辞退しての進学先としては、東京慈恵会医科、日本医科、順天堂が多いよ
うです。
2024年度入試は大量留年の記事が全国に報道されて倍率の動向がきになるところであります。


入学試験日:2月25日(日) 2月26日(月) 
合格発表日:3月7日(木)
一次試験と二次試験の比率=450:450


福島県立大学医学部

福島県立大学医学部の入学辞退者の内訳をみると過去3年間で12名の入学辞退者のうち8名が地域枠での入学辞退者であります。私立医大でも一般枠入試と地域枠入試での実力較差が言われる中、国公立医学部地域枠と都内の有力私大医学部に合格した場合とで後者を選択するケースが多いことを物語っていると思われます。


入学試験日:2月25日(日) 2月26日(月) 
合格発表日:3月8日(金)
一次試験と二次試験の比率=650:660



過去3年間 国公立大学医学部追加合格ランキング

国公立医学部医学科の追加合格に関するランキングはなかなか見かけないので希少性の高いものになるのではないかと思います。過去3年間のランキングをまとめてみました。



大学名

2023年度
2022年度
2021年度
3年間合計
1位

山梨大学

13
16
16
45
2位

新潟大学

9


4


4
17
2位

東京医科歯科大学

0

14
3
17
4位

群馬大学

5
4
4
13
5位

福島県立医科大学

3
4
5
12
6位

琉球大学

2
2
4
8
7位
長崎大学
1
3
3
7
7位

鳥取大学

4
3
0
7
9位

横浜市立大学

1
0
5
6
9位

名古屋市立大学

1
2

3

6
11位
旭川医科大学
1
3

1

5
11位
福井大学
4
0
1
5
11位
岐阜大学
1
3
1
5
11位
大分大学
1
2
2
5
15位

弘前大学

1
0

3

4
15位
富山大学
0
0
4
4
17位
三重大学
1
0
2
3
17位
熊本大学
3
0
0
3
17位
筑波大学
1
0
2
3
20位
金沢大学
0
1
1
2
20位
鹿児島大学
1
1
0
2
20位
岡山大学
1
1
0
2
20位
大阪公立大学
0
1
1
2
24位
山形大学
0
1
0
1
24位
北海道大学
0
1
0
1
24位
浜松医科大学
0
0
1
1



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佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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