【2024女子医】東京女子医科大学一般入試(一般選抜)に合格するための対策
皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。
東京女子医科大学医学部は、2024年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで32大学中32位。入試難易度は偏差値62.0で、川崎医科大学と同水準です。今回は「私立医学部 偏差値ランキング」ブログの一環として東京女子医科大学医学部一般入試についてお伝えしたいと思います。
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●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の入試概要
2021年の学費増額以降、受験者数に増減の波が見られますが、2022年度入試の受験者数651名など受験者数を大きく減少させた年もあり、現状の偏差値ランキング順位となっております。ただし、昨年は繰上合格者数が20名だった影響で合格実績倍率も大幅に高くなりましたのでランキング通りに一概に簡単とは言えない入試だと感じています。
2024年度の東京女子医科大学医学部の一般入試の1次試験は2月1日で実施予定となっています。本年度は同日に日本大学医学部N方式、日本医科大学前期、久留米大学前期と試験日程の重複があり、受験者の分散が見込まれますが、東京女子医科大学医学部は例年、試験日の重複と受験者数の間にはさほど相関関係はないと推測されます。
東京女子医科大学一次試験入試会場は京王プラザホテル東京
東京女子医科大学一次試験入試日は2/1(木)
東京女子医科大学一次試験合格発表日は2/8(木)
東京女子医科大学二次試験日は2/17(土)2/18(日)指定された日。
東京女子医科大学二次合格発表日は2/22(木)であります。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の試験結果
昨年度は募集人員67名に対し志願者数917名、受験者数873名と、一昨年の志願者数 681名、受験者数651名と比べると大幅に増加しました。しかし、一次の倍率が昨年で2.2倍、一昨年で1.8倍と、他の医学部と比較するとかなりの低倍率になっており、年齢による差別も見受けられず女子受験生にとっては大きなチャンスの入試となっています。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の試験概要
入試問題の難易度としては、メルリックス学院『医歯学部受験攻略ガイド2024』でも英語、数学、化学、生物は標準、物理がやや易しいとなっており、どの科目においても基礎を固めた上で標準問題や典型問題を対策することが重要となります。
毎年どの教科も出題形式は同じですので、過去問で時間配分等の傾向対策が有効です。特に英語に関しては毎年時間が足りなかったという受験生が多いので、時間配分を意識することがとても重要になってきます。また、一次試験で小論文の受験があり、小論文は医療や社会的なテーマであることが多いためこちらについても同様に対策が必要となります。
東京女子医科大学医学部の一般入試の合格最低点は、400点満点中2023年195点、2022年185点、2021年199点と過去3年間、5割を少し切っている点数帯となっておりますので、5割を一つの目安にご準備いただければと思います。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の英語
上述も致しましたが、出題傾向は例年大問4題で構成されており、60分の試験時間の割に特にスピードが要求されますので、まずは過去問にて例年と変わらぬ出題形式・内容を押さえておくべきと言えます。
会話文、図やグラフ等のデータ文、長文の和訳やテーマ型英作文など出題形式に合わせて、時間配分を含めて対策することで得点力向上に繋がります。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の数学
こちらも試験時間は60分。大問4題構成で数列、場合の数・確率が特に出題頻度が高い分野のため重点的に整理することをおすすめします。微分・積分に関わる出題も次いで多いので、優先的に押さえていただきたい分野です。
これらの分野の典型問題の解法の流れは誘導なしでも解けるように頭に入れ、こちらも時間配分を意識して自身が最も得点の取れるシナリオを想定しておくのが良いです。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の化学
化学は全範囲から満遍なく出題されるため、絞りにくい科目ではあるが、小問集合では無機化学の知識問題も多く出題されるので、しっかり見直して取りこぼしがないように準備しておく必要があります。また天然高分子や有機化学の構造推定問題も基本的に出題されると想定して準備しておくと良いです。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の生物
実験考察問題が多く出る年と知識問題が多い年があるが、実験考察問題が多い年は特に試験時間に対し問題量が多いので、アウトプットのスピードを意識した問題演習を積み重ねる必要があります。
また基本的に知識問題が出題される際は、点数を落とせない内容の問題が多いため、教科書や図説を中心に総復習をし、穴埋め問題にできるだけ多く触れておくと良いでしょう。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の物理
大問3題で構成され、それぞれ力学・波動・電磁気からの出題であることが多いです。グラフの描図や記述問題もよく出題されているので、しっかり過去問等で演習を積み重ねておきたいポイントです。
例年、受験攻略ガイドでも「やや易」と総評されている通り、基本~標準的な問題が中心のため、まずはケアレスミスをしないことが合格への一番の鍵になりますが、難度の高い単振動の問題等も出題されたことがあるため、やや応用性のある問題もしっかり学習しているかどうかが、ライバルとの更なる差異化に繋がってくるポイントとなるでしょう。
●東京女子医科大学一般入試(一般選抜)の小論文
東京女子医科大学の一般入試では、一次試験の際に小論文も課されていますが、適性試験と併せて60分のためかなりのスピードを持って書く必要があります。
過去の出題傾向では、テーマを与えられて自身の考えを書く「テーマ型」といった、ある程度の事前知識がないと内容が膨らみにくい出題形式が多い印象でした。そのため、主流な対策としては、医療や時事問題のテーマに対し、どういった問題点があるかを把握してもらい、解決案として自分であればこうするといった視点と制度・政策的にはこうすれば良いのではといった視点の両面で捉える練習をしていただいておりました。
ただし、出題形式がガラッと変わる年もあるため、資料・図表型や課題文型の問題など出題形式の変化があった際にも時間内で焦らず対応できるように準備しておいた方がより安心して試験に臨めるでしょう。
以上、東京女子医科大学入試の情報についてお伝えしました。より詳しい内容、分析については試験前日1月31日17時00分より京王プラザホテル東京にて行われる入試前日セミナーを活用していただきたいと思います。直前ガイダンスと数学、小論文のワンポイント予想講座になっています。メルリックス学院看板講師による、ここでしか聞けない解説となっておりますので、ぜひお申込みください。
●私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
2024年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)
大学名 |
入試難易度 |
|
---|---|---|
1位 |
慶應義塾大学 |
72.5 |
2位 |
東京慈恵会医科大学 |
70.0 |
3位 |
日本医科大学 |
69.0 |
3位 |
順天堂大学 |
69.0 |
5位 |
自治医科大学 |
68.5 |
5位 |
東北医科薬科大学 (A方式) |
68.5 |
5位 |
国際医療福祉大学 |
68.5 |
5位 |
大阪医科薬科大学 |
68.5 |
5位 |
関西医科大学 |
68.5 |
10位 |
産業医科大学 |
67.5 |
11位 |
昭和大学 |
66.5 |
11位 |
東京医科大学 |
66.5 |
13位 |
東邦大学 |
66.0 |
14位 |
東北医科薬科大学 (B方式) |
65.5 |
14位 |
藤田医科大学 |
65.5 |
16位 |
日本大学 |
65.0 |
17位 |
近畿大学 |
64.5 |
17位 |
兵庫医科大学 |
64.5 |
19位 |
杏林大学 |
64.0 |
19位 |
帝京大学 |
64.0 |
19位 |
東海大学 |
64.0 |
19位 |
愛知医科大学 |
64.0 |
19位 |
東北医科薬科大学
(一般)
|
64.0 |
24位 |
岩手医科大学 |
63.5 |
24位 |
北里大学 |
63.5 |
24位 |
聖マリアンナ医科大学 |
63.5 |
24位 |
福岡大学 |
63.5 |
28位 |
久留米大学 |
63.0 |
28位 |
埼玉医科大学 |
63.0 |
28位 |
金沢医科大学 |
63.0 |
31位 |
獨協医科大学 |
62.5 |
32位 |
川崎医科大学 |
62.0 |
32位 |
東京女子医科大学 |
62.0 |
☆佐藤代表の著書が1月19日より全国有名書店で発売中☆
『あなただけの医学部合格への道標』メルリックス学院佐藤代表・著
ISBN978-4-7825-3591-2(産学社)
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