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東海大学医学部<展学のすすめ>合格|海外の高校を卒業後、文系大学を経て再チャレンジで合格!

海外経験のあるSさんは帰国して医学部受験に挑戦しますが、惜しくも一次合格止まりでした。あきらめて文系の大学に進学後、東海大学医学部が<展学のすすめ>を導入したことでチャンスが訪れます。​​​​​​


受験情報・対策


目次[非表示]

  1. 1.カナダから帰国後、医学部を目指したが…
  2. 2.一次不合格で再びメルリックスへ
  3. 3.合格発表の日まで怖くて寝られなかった



カナダから帰国後、医学部を目指したが…


――まずは、東海大学医学部の<展学のすすめ>を受けようと思ったきっかけを教えてください。


S さん(以下「S」):カナダのハイスクールを卒業して帰国し、医学部を目指してメルリックスに通い始めました。その時は順天堂 AO 入試の一次試験に合格したものの最終合格には至らず、あきらめて他学部に進学することにしました。



――日本の大学受験の勉強を 2 年間がんばって、共通テストの得点もかなり伸びたのに残念でしたね。


S:医学部受験を諦めることになって、メルリックスにご挨拶に行った時に「大学に行ってから医学部再受験という道もあるよ」と先生に言われた言葉はずっと頭の片隅に残っていました。



――実際に一度、大学に進学してから医学部を目指す方は結構いらっしゃるんですよね。


S:入学してから知ったのですが、早稲田には医学部がないので、早稲田から医学部に行った方々による稲門医師会という同窓会がありました。大学の中でも医学部を再受験する人を奨励するような雰囲気がありました。具体的には政経学部から医学部に進学する人が一番多いと話を聞いて、自分の中で医学部を再受験しようというプランが具体的な形になり始めました。



――医学部を再受験する直接のきっかけはありましたか。


S:大学 2 年ぐらいから、周りが徐々に就活の準備を始めるんですけど、自分には無理だなと感じていて、最初は大学院に行こうと思っていました。いろいろな進路を調べる中で、医学部再受験のことも調べていたのですが、東海大学医学部が<展学のすすめ>という選抜試験を行っていることを知りました。



――東海大学医学部は 2022 年度から編入学選抜を廃止して、展学のすすめを新しく設けました。


S:試験科目が英語と小論文だったので、これなら大学院の試験勉強をしながら、学生生活にそれほど負担なく受験できると思い、もう一度、医学部にチャレンジしてみようと決意しました。 


一次不合格で再びメルリックスへ


――最初の年は一次試験で不合格だったと聞きました。


S:そうなんです。英語には自信があったからショックで。でも、小論文の準備は何もせずに受けたので、以前、順天堂大学を受験した時に小論文をやっていたとはいえ、準備不足だったなと自分でも思いました。



――そこでメルリックスに相談にいらっしゃいましたね。


S:メルリックスで話を聞いて、自分がやっぱり準備不足だったなと思えたので、次の年はしっかり準備をして臨もうと思いました。



――実際にどのような勉強をしましたか。


S:まず英語は過去問を見て、どういう問題が出るかを一通り分析しました。自分なりに TOEFLに問題傾向が似ていると思ったので、TOEFL の勉強をかなりやりました。また、英語だけでなく生物も勉強し直しました。医療系の⾧文が多く出題されるので、生物の知識があると有利だと考えました。



――最初の医学部受験の時に、理科は化学と生物を勉強していましたね。


S:当時の生物の教材を引っ張り出してきて、もう一度、全部やり直しました。さらに、カナダのハイスクールで使っていた生物のノートも見直しました。



――小論文は個別指導を受講しました。


S:以前もお世話になった渡邊先生と必死に取り組みました。ショックだったのは、最初の授業の課題で出されたテーマを書いた時に「うーん、違うかな」と言われたことです。順天堂の AO 入試に向けて勉強していた時は、渡邊先生にすごく褒めていただいていたので、違うねと言われたことがショックですごく悩みました。



――あの当時は本当にどんなテーマが来ても書けるという感じでしたね。


S:自分なりにその原因を分析して、先生に「大学でレポートを書くことに慣れてしまって、無意識にその形式になってしまっていたかもしれません」と話したら、「それ!」と言われました。自分が「レポート脳」になっていることに気づいて、まずは先生がくださった小論文のお手本をたくさん読みました。それから、先生が持っているたくさんのストックの中から、東海の展学のすすめで出題されそうなものを片っ端から書いて見ていただきました。



――医学部の小論文で求められることと、大学の特に文系のレポートで求められていることは違うんですよね。そこに気づいて良かったです。


S:小論文は本当にたくさん書きましたし、入試前日まで先生に見てもらってフィードバックをいただきました。また、先生からはいわゆる「受験テクニック」を全部教えてもらいました。東海大学の試験官が好む小論文の書き方や注意点など、医学部受験のプロはやっぱり違うなと思いました。 


合格発表の日まで怖くて寝られなかった


――試験本番ではどうでしたか。


S:小論文は「過労死」がテーマだったのですが、見た瞬間に「やった!」と思いました。先生と予想したテーマがドンピシャで、カナダでも”Karoshi”と言って通じるぐらいなので、自分の海外経験もアピールできました。



――英語の出来はどうでしたか。


S:英語は過去問に慣れていたので、すごく簡単に感じました。自分の問題用紙だけ抜けているページがあるんじゃないかと思うぐらい早く解き終わりました。でも、自分にとって簡単ということは、他の人にとっても簡単ということなので、最後の最後までチェックに費やしました。これはあまり差がつかないんじゃないかなと思って、自分としては小論文の方が自信がありました。



――二次試験の面接はどうでしたか。


S:一次試験の合格発表後、体調を崩してしまってすごく焦りました。でも、メルリックスの先生方が「焦ることはないよ」と徹底的に対策してくださったので、それが心強かったです。



――面接練習をしていても、前回の練習で注意したところが次の時は完璧に直っていたので、これは行けると思っていました。


S:そうですか?自分としては不安だらけでした。実際の面接でもプレゼンのテーマが難しくて、ダメだ、落ちたと思いました。



――理系に偏った難しい出題でしたね。


S:東海の過去問をたくさんやっていたので、英語の⾧文で遺伝子操作の問題が結構出ていました。だから、その知識を繋ぎ合わせたのと、後は大学で医療倫理の講義を受けたことがあったので、その内容も盛り込みました。プレゼンの質疑応答はそれほど難しいものはありませんでしたが、とにかくダメだったと思いました。



――MMI はどうでしたか。


S:1 つ目の部屋では、これまでに受けた医学部面接の中で一番できたと思ったぐらい、時間ぴったりで言いたいことがすべて言えました。でも、2 つ目の部屋では時間が余ってしまって、面接官に「もっとどうぞ」と促されたりと、落ち着いてできませんでした。合格発表の日までずっと結果が怖くて寝られませんでした。



――合格発表の画面を見た時はどう思いましたか。


S:スマホで見たのですが、合格と書かれた画面を見て手が震えました。ずっとこれまで医学部受験に落ち続けていたので、受かったことが信じられなくて、本当に合格する人がいるんだなと思いました。



――それだけ本気で医学部受験に取り組んできたということですね。では、将来の夢を聞かせてください。


S:まずは留学してみたいです。ボストンに住んでいたことがあるので、ボストンに行ってみたいし、この年齢で海外に行くことで、ハイスクールの時とはまた違った景色を見ることができると思います。ボストンマラソンのテロ事件に遭遇したことをきっかけに医師を志したので、将来は災害医療や DMAT に興味がありますし、紛争地域で医療活動をしたいという気持ちもあります。
子どもが好きなので小児科という選択肢も考えています。まずは医学部での勉強についていけるか不安なのでがんばりたいです。