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北里大学医学部の志望理由書には何を書くべきか?

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


北里大学医学部は出願する際に【入学志願者面接票】提出する必要があります。では、面接票にはどんなことを書けばいいのでしょうか?



目次[非表示]

  1. 1.「本学志望の動機」と「自分が誇れること」
  2. 2.「本学志望の動機」に書くべきこと
    1. 2.1.書くのは医師志望動機ではなく、本学志望動機
    2. 2.2.何を書いていいかわからない時は・・・
    3. 2.3.卒業後の進路に関する注意点
  3. 3.「自分が誇れること」に書くべきこと
    1. 3.1.自分がこれまでに最も力を入れたことは何か?
    2. 3.2.どのようにして書く内容を絞るか?
  4. 4.出願する際の注意点

「本学志望の動機」と「自分が誇れること」

北里大学医学部は出願する際に、学校推薦型選抜・学士入学者選抜・一般選抜、いずれの場合も【入学志願者面接票】を提出しなければなりません。


学校推薦型選抜と一般選抜の面接票の書式は同じで【本学志望の動機】と【自分が誇れること】を自筆で書かなければなりません。


自分が誇れることには、


(学業以外のクラブ活動や生徒会活動、地域活動、趣味や特技など)特筆すべき成果・活躍がある場合は 具体的に記入してください


と指定があります。


用紙は罫線が引いてあるだけで字数の制限はありません。募集要項にもこの面接票をどのように合否判定に使用するか、配点はあるかといったことは一切記載されていません。


「本学志望の動機」に書くべきこと

書くのは医師志望動機ではなく、本学志望動機

まず【本学志望の動機】には「北里大学医学部を志望した理由」を書きます。


よく「本学志望動機」に自分の「医師志望動機」を書いてしまう医学部受験生がいます。ここに書かなければいかないのは「その大学に入りたいと思った理由」です。


自分がなりたい医師像と大学の志望理由を結びつけて書くことはもちろんOKです。そのために自分が医師になりたい動機を書かなければいけないこともあるでしょう。しかし、医師志望理由だけで記入欄を埋めることは避けた方がいいでしょう。


書類のスペースからいって、北里大学を志望した理由は2つから3つほど書けると思います。その大学を志望した理由は1つに限らず、いくつかあるものです。その中から志望動機の強いものを書きましょう。


たくさんあって書き切れない時は、その中から「面接で答えたいこと」を選んで書きましょう。


何を書いていいかわからない時は・・・

そうは言っても、一般選抜で何校も受ける場合は「入試日程が合うから」「家から通えるから」「合格可能性が高そうな難易度だから」というのが医学部受験生の本音だったりします。


では、何を【本学志望の動機】には何を書けばいいのでしょうか?


まず、大学のホームページやパンフレットを見ましょう。その大学によって特徴があり、ホームページやパンフレットには、その大学が「自校の何を推しているか」が強調されています。その中から自分が興味のありそうな教育カリキュラムや実習制度、留学制度などを探しましょう。入学してそれらを学ぶことが、自分の理想とする医師像を実現するために必要なものであればなおいいでしょう。


ただ、医学部は「モデル・コア・カリキュラム」が文部科学省で決められており、全体の3分の2は共通したカリキュラムが行われています。その大学をよく知らなければ、パンフレットやホームページを見ているだけでは「似たりよったり」に見えるかもしれません。


そのために、本学志望理由の欄には1つだけではなく、その大学を志望した理由を複数書きます。1つだけでは他の大学にも同じようなものがあるかもしれませんが、2つ、3つと書けば、そのすべてがそろっているのはその大学しかないということになります。


そうして初めて、その大学の「本学志望動機」が出来上がると言えるでしょう。


卒業後の進路に関する注意点

よく「本学志望の動機」に医学部を卒業した後、その大学の附属病院で働きたいということを書く医学部受験生がいます。


2004年に新臨床研修制度が導入されて以来、研修医は自分で自由に卒業後の研修先を決められるようになりました。もちろん、自分が卒業した大学の附属病院で研修するメリットもありますが、他の大学の附属病院や市中病院で研修する医師も多く、そちらにもメリットがあります。また、卒業した大学の関連病院である市中病院で研修する医師もいます。


卒業後にその大学の附属病院で働きたいということを書くのはかまいませんが、他の医学部を卒業してもそこで働ける以上、それが一番大きな志望理由というのには少し無理があります。いくつかある志望理由の一つという形が自然でしょう。


「自分が誇れること」に書くべきこと

自分がこれまでに最も力を入れたことは何か?

【自分が誇れること】 には、「(学業以外のクラブ活動や生徒会活動、地域活動、趣味や特技など)特筆すべき成果・活躍がある場合は 具体的に記入してください。」とありますから、自分が誇れることには当然これらを書くべきでしょう。


まず、自分がこれまでの人生で最も力を入れた活動は何だったか思い出してみましょう。小さい頃からの習い事、中学から続けている部活動、折に触れて参加しているボランティア活動、留学やホームステイを見据えた英語の学習など、自分はこれまで何に一番力を入れてきたか考えてみましょう。


自分が最も力を入れてきたことの他には、やはり一番近い高校時代のこと、それがなければ中学時代のこと、再受験生であれば大学時代のことや社会人時代のことを書いてもいいでしょう。資格・検定を持っていればそのことも書きます。


自分のこれまでの活動の中からいくつかに絞る場合、自分が面接で答えたいこと、アピールしたいことを選ぶのが鉄則です。そもそも書類の名称が【入学志願者面接票】ですし、実際に二次試験の面接でも面接票の内容から掘り下げて聞かれることが多くあります。


どのようにして書く内容を絞るか?

では、いくつか書きたいことがある場合、その中からどのようにして絞ればいいのでしょうか?


まずは、やはり北里大学と北里大学医学部の「アドミッション・ポリシー」を確認したいところです。北里大学は北里柴三郎博士を「学祖」とし、生命科学の総合大学として研究者、教育者、そして臨床の現場で活躍する医療従事者を養成することを目的としています。


また、医学部の「アドミッション・ポリシー」には、患者・家族の立場に立って考えることができる思いやりと命に対する畏敬の念をもって医療にあたることができる「人間性豊かで優れた医師の養成」を目的とするとあります。


「求める学生像」には6つの項目があるので、この項目に自分が当てはまりそうな活動を選択するのがベストでしょう。


おそらく、多くの医学部受験生にとって書きやすさを感じるアドミッション・ポリシーは


(6)社会常識や良識に基づいたコミュニケーション能力を持ち、良好な人間関係を構築できる学生


この項目ではないかと思います。


自分がこの学生像に当てはまっているということを、これまでに集団で何かを行った経験や、リーダーを務めた経験を絡めて書くといいでしょう。北里大学が開学以来実践してきた「チーム医療」に向いていることも同時にアピールできます。


ただし、その場合「自分がどういうことをしたか」を具体的に書かなければなりません。ただ「私にはリーダーシップがあります」と書いても、面接官にはそれを証明する手段がありません。どういう集団でリーダーを務めたか、そしてどんなことをしたかを具体的に書くことによって、初めて面接官に伝わります。そこから「では、リーダーを務めた上で苦労したことは?」という掘り下げた質問がされることもあります。


出願する際の注意点

【入学志願者面接票】が完成したら、できれば第三者に見てもらうといいでしょう。


過剰なまでに他人の手を加える必要はありませんが、第三者の眼から見てきちんと意味が通っているか、矛盾はないか、過不足なく説明できているか、誤字脱字はないかをチェックしてもらいましょう。


この時、大切なことは最後にその面接票を手元に置いた面接官と向かい合うのは「自分」だということです。だから、自分が面接で自信を持って答えられないことは書いてはいけませんし、あまりにも自分とかけ離れた内容を書くのも感心しません。


あくまでも自然体で、しかし相手(大学側)の求めることを端的に伝えるように心がけましょう。そして出願の際にはコピーを取ることも忘れずに。一次試験合格後に面接の練習をする際は、練習相手に出願書類を渡して、どのようなことが聞かれるか改めてチェックしてもらいましょう。


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鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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