日本歯科大学新潟生命歯学部に行ってきました

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


先日、メルリックス学院大阪校の生徒が日本歯科大学新潟生命歯学部の総合型選抜1期で合格しました。


夏のオープンキャンパスに行って日本歯科大学新潟生命歯学部の素晴らしさに感動した彼は、総合型選抜1期で見事に合格しました。今後はチャレンジ試験と呼ばれる2月の特待生試験に向けて勉強を続ける予定です。


彼も参加した日本歯科大学新潟生命歯学部のオープンキャンパスに、先日私も行ってきました。その時の様子をお伝えしたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.新潟駅からバスまたは電車で向かう
  2. 2.中原新潟生命歯学部長によるご挨拶と説明
  3. 3.体験実習にも参加しました!
  4. 4.学内ツアーの案内役は新潟生命歯学部の先生
  5. 5.人間的なあたたかさと歯科医療をけん引する責任感と
  6. 6.【追記】サンキューレターをいただきました

新潟駅からバスまたは電車で向かう

日本歯科大学新潟生命歯学部は新潟駅からバスで25分ほど、またはJR関屋駅から徒歩15分ほどのところにあります。今回は名古屋から新潟まで飛行機で行き、そこから新潟駅までリムジンバスに乗りました。


新潟駅からJRに乗って信濃川を渡ると最寄りの関屋駅に着きます。駅を降りてしばらくすると、日本歯科大学新潟生命歯学部の特徴的な建物が見えてきます。その向こうには海が広がっており、風光明媚な土地柄です。


ホームページやパンフレットでよく見かける新潟生命歯学部の校舎は、レンガ造りで蔦のからまるお洒落な建物です。今回は11月上旬ということもあり、蔦の一部が赤く紅葉していました。


校舎に隣接する日本歯科大学新潟病院には医科と歯科があり、病院の入口から中に入ると大学の方にお迎えいただきました。





中原新潟生命歯学部長によるご挨拶と説明

メルリックス学院では毎年、日本歯科大学の東京校と新潟校の歯学部長をお招きして説明会を開催しています。受付のところで名前を書いていると、いつもお会いする中原賢新潟生命歯学部長に「鈴村さん、こんにちは!」と明るく声をかけていただきました。

新潟生命歯学部長であり副学長でもある中原先生は、エネルギッシュでいつも明るく、学生教育に並々ならぬ情熱を持っていらっしゃいます。要職にありながらも飾ったところがなく、学生からもさぞかし人気があるだろうと思います。


オープンキャンパスは最初に中原賢歯学部長のご挨拶と日本大学新潟生命歯学部の説明がありました。最初に「今日のオープンキャンパスでは、ぜひ教職員や大学院生の『人の良さ』 を見てほしい、感じてほしい」という話がありました。


勉強するには何より環境が大切であり、環境というのは「人」が創り出しているものなので、とにかく今日は日本歯科大学新潟生命歯学部の「人の良さ」を見て帰ってほしいと言われ、非常に感銘を受けました。


確かに、受験生にとっては入学したら、今日お会いした先生方の講義を受けることになります。保護者の立場から見れば、この先生方に自分の子供を任せることになります。果たして6年間、不安なく学べるかどうかということは、大学を選ぶ際の非常に大きな要素になります。


歯科医師国家試験の合格率が65%前後で推移している近年は、入試に合格できるかどうかよりも、入学してからの勉強が大丈夫かを心配される歯学部受験生の方が多いぐらいです。


新潟生命歯学部は学生の8割が県外出身者だそうですが、自分の出身地ではない新潟生命歯学部を選ぶというのは、そこに自分が学びたい環境があるということなのでしょう。



体験実習にも参加しました!

今回は高校3年生の方だけでなく高校2年生の方も半分ほど参加していらっしゃいました。いつも大学のオープンキャンパスに参加させていただく時は、受験生の邪魔にならないようひっそりと隅っこにいるのですが、今回は実習にも参加させていただけるとのことで朝から緊張していました。


実は私は非常に不器用で、図画工作や美術で良い成績を取ったことがありません。歯科の実習といえば小さな模型を使った細かい作業に決まっています。果たして自分にできるのだろうかとドキドキしながら、大学院生の方々に実習室まで案内していただきました。


実習室で白衣を着て、まずは目の前に流れる「実習のやり方」の動画を見ました。1つ1つの座席にそれぞれ画面が設置されており、そこに動画が流れます。
首から上の部分の模型が手元にあり、足元にあるレバーを踏むとタービンが回ったり、水が出てきたり、バキュームが動いたりといった、いわゆる歯科ユニットに必要な器具がすべてそろっています。


参加者一人ひとりに大学院生が付いて、その方々が丁寧に逐一サポートしてくれます。おかげで不器用な私でも何とかなりました。


実習させていただいて思ったのは「歯医者が怖い」人はぜひ体験してみた方がいい!ということです。


頭の横で何が行われているかわからないまま、キーンとかキュルル……とかいった音がするから恐怖を感じるのであって、歯科医師が一体どんな器具で何をやっているのかがわかれば、ある程度の恐怖は軽減されます。


あの歯科医院特有の「キーン」という音は、タービンが回る時の空気の振動で起きていることを大学院生の方に説明していただきました。決してドリルがギュンギュン回る時の音ではなく(←イメージ)あくまで空気の振動であることがわかってちょっと安心しました。


実習中に撮っていただいた写真をアップできないのが残念ですが(中原先生自ら撮ってくださいました。恐縮です)無事に仮歯を研磨し、接着剤を塗って模型にはめるという実習作業を完了することができました。はみ出たセメントも取り、あまった時間で歯石取りの道具も触らせていただき、すっかり気分は「歯医者さん」です。


実習で研磨した歯の模型。情報センターに飾っています。


学内ツアーの案内役は新潟生命歯学部の先生

実習の後は学内ツアーで校舎や食堂、そして医の博物館を見学させていただきました。中庭には創設者の中原市五郎先生の像があり、医の博物館には『解体新書』の原書が展示されていて、初めて本物をこの眼で見ました。


案内していただいたのは新潟生命歯学部を卒業された先生で、学内で知らないことはないというぐらい詳しく、何を聞いても答えてくださいました。まさに「生き字引」です。



この写真は語学などを行う小教室で、コンピュータシステムで出欠管理をしているのはもちろん、先生が一人ひとりの顔を見て講義ができ、なおかつ講義の後には毎回小テストをやって理解度を確認しているそうです。


レンガ造りで蔦のからまる校舎は非常に歴史を感じさせるのですが、中は綺麗にリニューアルされています。「生き字引」の先生におうかがいしたところ、開学当初からのレンガを補修しながら建物の外観は残しつつ、教室や実習室などを改装しているそうです。




食堂は「GAKUSYOKU」という名前でした。新潟はお米が美味しいということで「大盛が無料である」ことを非常に力説されました。



セリエAと同じ芝を使っているというサッカーグラウンドも食堂内から見ることができました(写真奥にちらりと見えています)。ちょうど学生達がサッカーをしていましたが、柔らかくグラウンドを使っていて、かなり上手に見えました(笑)


人間的なあたたかさと歯科医療をけん引する責任感と

最後に学生部長の先生から「コロナ前は学食体験や学生との触れ合いなど、もっと色々なことができたのに、充分なおもてなしができずに申し訳ない」という話がありました。話を聞くだけで先生のお気持ちが伝わってきました。


おそらくこの日は参加者が多かったためか、途中から2つのグループに分かれて進行したのですが、そういったことも全く感じさせない心のこもった対応で、まさに新潟生命歯学部の「人」を充分に見て体験することができました。



地方の大学に行くと、東京とは違う意味でどこも「あたたかみ」を感じます。さらに、日本歯科大学新潟生命歯学部の場合は「あたたかみ」だけでなく「伝統から来る責任感」も同時に感じました。


長く日本の歯科医療をけん引してきたという歴史と伝統があるからでしょうか。自分達の一挙手一投足が、歯学部受験生や保護者といった枠組みを超えて、世間の人の歯科医師・歯科医療に対するイメージを決めるのだという良い意味での緊張感が感じられました。だからこそ、正しい知識、正しい技術を伝えなければならないという責任感を随所に感じました。


そういった意味で、新潟生命歯学部と東京にある生命歯学部にはやはり通底するものがあります。それに加えて、新潟という地域性から来る在宅歯科診療への積極的な取り組みと、地方独特のあたたかみと穏やかさがあるのが、新潟生命歯学部の特長だと感じました。


この文章を読んで、ちょっとでも興味が湧いたという方や、新潟生命歯学部の受験を考えていらっしゃる方は、ぜひ一度、新潟に足を運んでその眼で確かめてほしいと思います。次回のオープンキャンパスは12月9日(土)です。


【追記】サンキューレターをいただきました

後日、オープンキャンパスに参加した際にご挨拶させていただいた先生と、実習の際にサポートしてくださった大学院生の方からお手紙をいただきました。ただのサンキューレターではなく、私が参加した時の様子を克明に覚えていてくださり、そのことについて温かいお言葉をいただきました。


参加者お一人お一人にこのようにお手紙を出していらっしゃるのだと思いますが、このきめ細やかな温かい眼差しがお預かりした学生さんを6年間で立派な歯科医師として社会に送り出す礎となっているのだと改めて感じました。本当にありがとうございました。




◇◆メルリックス学院は​​​​​​​日本私立歯科大学協会の賛助会員として承認されました。今後も私立歯科大学、そして歯科医療の未来のために微力ながら尽力して参ります◆◇

鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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