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本番に強い医学部受験生と弱い受験生|メルリックス大阪校より

こんにちは。
メルリックス学院大阪校 校舎長の伊藤です。


10月に入り、暑さも随分和らぎ、過ごしやすくなってきました。メルリックス学院大阪校近くの江坂公園にそよ吹く風もようやく涼しくなってきたこの頃です。江坂公園にはガラス張りのオシャレなカフェがありますが、テラス席が気持ちのいい季節になりました。
 


さて、今回は、入試当日の「本番に強い医学部受験生」について話します。最後まで読んでいただければ嬉しいです。


◇◆大阪校ではいつでも受験に関するご相談を受け付けております。ぜひこちらからお申込みください◆◇


目次[非表示]

  1. 1.本番に強い医学部受験生とは
  2. 2.個別指導を受けるか、みんなと競い合うか 
  3. 3.自分のやっていることと合格との距離を知る
  4. 4.「できないこと」にあえて取り組むこと
  5. 5.「しなければならないこと」をリスト化 

本番に強い医学部受験生とは


メルリックス学院大阪校の本科生コースでは9月から本格的に実戦力養成講座が始まっています。この講座は日頃の授業で学んだ知識やスキルを、限られた時間内で得点する力を養います。
医学部予備校でここまで実戦的な演習を9月から実施しているところは少ないはずです。模試の偏差値や日々のチェックテストの得点などで見過ごされがちですが、本当に大事なことは、入試当日に身につけた知識や力を発揮して、解き切る力、得点する力があるかどうかです。


つまり、単にまじめに受験勉強に積み重ねるだけでは見過ごされがちな入試本番で必要な「真の力」をどうやって養うかが実戦力養成講座のテーマです。そうやって「本番に強い医学部受験生」になるように仕上げていきます。


個別指導を受けるか、みんなと競い合うか 


先日、大阪校の本科生N君が、実戦力養成講座を受講するか、個別指導にするかで相談に来てくれました。


実戦力を受けた方がいいのは分かっているのですが、自分の実力でついていけるのだろうか。この時期に分からない問題を解くよりも、自分の苦手を少しずつでも失くしていく方がいいのではないか。講師に相談したところ「実戦力養成講座を受けた方がいい」と言われたことで、より悩んでしまっていました。


その時にお話ししたのは「実際に受けてみないとついていけるかどうかは分からないよ。試しに1回目を受けてみてはどう?」ということです。


 
人間は誰でも「できない」ことを突きつけられるのは嫌なものです。でも、それをしっかり受け止めないと、次のステップに進むことはできません。相談に来てくれたN君には「もし、これは無理だと思ったら、個別指導を受けましょう」という話をして、一度、実戦力養成講座を体験してもらうことにしました。


 
実戦力養成講座では80分~90分が適正時間のテストを60分でを解き、その後で解説講義をします。実際の本番の試験を想定し、どの問題から解いていくのがいいのか、どの問題に注力するべきなのか、取るべき問題はどれかを瞬時に判断する力を養いながら、入試問題を解く経験を積んでいきます。
 


N君の場合は上のレベルのクラスと合同の授業ということで、問題のレベルも入試レベルの問題を解くことになります。


自分のやっていることと合格との距離を知る


メルリックス学院大阪校では、この実戦力養成講座の問題を作成する担当講師に対して、大阪医科薬科大学、関西医科大学、兵庫医科大学、近畿大学、大阪公立大学、神戸大学などの問題に似た形式で問題を作成して欲しいと依頼しています。


60分で解き切ることは無理なように、問題をうまくチョイスして、解いている途中でも見切らなければいけないと思ったら手を止めて次の問題に行かなくてはいけません。大阪校の生徒の多くは関西圏の医学部を第一志望にしているので、他の校舎の問題に比べると大阪校の実戦力養成講座は記述量が多めの問題が並んでいます。

 
普段の集団授業では、クラスによって授業内で扱う問題レベルが様々です。そのため、Iさんは問題を見た瞬間「上のクラスではこんな問題を解いているのだ」と驚いて、「自分がそのレベルにまだいない」というショックを受けてしまいました。実戦力養成講座を受けた後の様子から、解けなくて落ち込んでいるのだろうということが感じられました。


後日、感想を聞いてみると「自分たちがクラス授業でやっているのはまだまだ基本的なことなのだと分かった」という答えが返ってきました。正直なところ、教務スタッフの一人は「今までないくらい落ち込んでいたから、個別指導の方がいいと言い出すのでは?」と言っていましたし、事実、実戦力養成講座の点数を見ても厳しいと言わざるを得ない点数でした。


 
しかし、Iさんは私の予想とは裏腹に「このまま実戦力で頑張りたい」と言ってきたのです。


よくよく話を聞いてみると「問題を見て、国公立医学部クラスはここまでの問題を解けるレベルに、この時期に仕上げてきているということがわかって、ちょっとショックでした。でも自分のライバルはこういう人たちなのだと改めて分かりました。自分が入試の時に戦う相手はこういう人達ばかりだと思ったら、やっぱり、実戦力養成講座の授業についていかなければいけないと思ったのです」と話してくれました。


「できないこと」にあえて取り組むこと


メルリックス学院大阪校の本科生は授業の課題や毎週実施されるチェックテストの復習などをこなしながら、実戦力養成講座を受けています。大多数の生徒はまだまだ成績に波があり、安定して点が取れるレベルとまではいきません。しかし、演習量を増やすことで多種多様な問題に触れ、知識を強固なものにして、入試問題の解き方を学んでいます。


 
「できないことに」に取り組むのは誰にとっても嫌なことでしょう。しかし、それを克服していかないことには「できる」に変わっていきません。自分で「やろう」と思う気持ち、そして実際に行動することの大切さを改めて感じました。


 
先日も大阪校の私立医学部コースの本科生であるT君に、すぐに解答を求めて見る癖をなくし、順序だてて論理立てて学習していくようにとお話したところです。彼は昨年、埼玉医科の一次合格を持っており、答えをすぐに求めてしまう癖さえ直せば、近畿大学や兵庫医科大学といった関西の私立医学部の正規合格も決して夢ではありません。


この秋の時期にはまだ出来ていないことに目が行ってしまい、些細なことが気になって、日々こなさなければならないチェックテスト、過去問演習がなおざりになりがちです。
今週も国公立志望の生徒6名と面談しながら、その点を特に注意するようにお話ししました。


「しなければならないこと」をリスト化 


私は普段、江坂駅から新大阪駅まで御堂筋線に乗るのですが、近くにある金襴千里高校の生徒さんが英単語帳や大学受験の参考書や問題集を広げて勉強している様子をよく目にします。ああ、受験生だなと思います。現役生のたくましさを感じると同時に、医学部予備校に通う浪人生にも負けてほしくないなという気持ちになります。


 
10月は全国の模試の回数が多く、自習時間や休む時間が少なくなり、なかなか計画通りに勉強が進まなくなることもあるかもしれません。そんな時は「しなければならないこと」をリストにして優先順位をつけ、先に終わらせるべきものを決めていきましょう。そして、思うようにできなかったことは、翌週にもう一度計画を練り直して、修正していきましょう。



メルリックス学院 大阪校
〒564-0052 大阪府吹田市広芝町4-34 江坂第一ビル3F
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伊藤
伊藤
メルリックス学院ゼネラルマネージャー。渋谷校・名古屋校・大阪校の3校舎を統括しながら大阪校の校舎長を務める。医学部受験生・歯学部受験生の「良きお母さん」であり、受験生や保護者からの信頼は絶大である。

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