【終了】東海大学<展学のすすめ>&<希望の星育成>入試ガイダンスを行いました
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
昨日はメルリックス学院渋谷校で東海大学<展学のすすめ>&<希望の星育成>入試ガイダンスを行いました。事前に予想よりも多くの方々にお申し込みいただき、急遽大学の方に追加で資料をお持ちいただくほどの盛況でした。
お足元の悪い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました。
文系出身者も受けやすい<展学のすすめ>
東海大学は再受験生向けの特別選抜<展学のすすめ>や、現役生のみが出願できる併願制の<希望の星育成>選抜など、ユニークな入試を行っています。
昨年2023年度から一般選抜で数学Ⅲが範囲から除外されるなど、大胆な入試改革でも知られています。その結果、2023年度の一般選抜の志願者数は3,600名と前年比1.5倍となりました。
<展学のすすめ>は入学年次こそ1年次4月となっていますが、再受験生向けの編入学試験が発展したものであり、募集人員も10名と縮小傾向にある私立医学部の編入学試験において、高い受験生人気を誇ります。
一次試験の学力試験も英語と小論文であり、文系出身の再受験生でも受けやすい形式になっています。実際に昨日、お見せいただいた資料では文系出身者の割合が半数以上となっていました。女性の受験者の方が多いのもこの入試の特徴です。
合格された方の体験談
また、昨日は<展学のすすめ>で合格した方にもお越しいただき、受験準備や<展学のすすめ>対策としてどんなことをしたかもお話しいただきました。医学部再受験を考える方の多くは、社会人であればまずは仕事と両立しながら……というパターンが多いのですが、仕事を辞めて医学部受験に専念されることを決断して、1年で合格されたとのこと。退路を断つ方は覚悟が違います。
国公立医学部の学士編入学試験も考えていらっしゃったとのことですが、<展学のすすめ>で合格したのでそこで受験は終了して東海大学に入学されたということでした。現在は年下の同学年に交じって充実した大学生活を送られているようです。
東海大学のメディカルサイエンスカレッジオフィスの方による大学説明の後、個別相談を行いましたが、相談される方が引きも切らず、最後は別室に移動してのご相談になりました。お待たせした方々にはご迷惑をおかけいたしました。少しでも有意義な時間になったことを祈ります。
オブザベーション評価の模擬授業を行いました
午後からは<希望の星育成>の受験を考える方のためのガイダンスを行いましたが、こちらも熱心な受験生と保護者の方々にご参加いただきました。
中でも、一次試験で行われる【オブザベーション評価】の模擬授業を行いましたが、皆さん医学部受験を志望されているだけあって、初対面の方々の前でもハキハキと自分の意見を述べていただき、大変に活気のある授業になりました。
東海大学の方の前で【オブザベーション評価】の模擬授業を行うというのは、なかなか勇気と度胸のいることだと我ながら思うのですが、実際にどのように予備校が生徒を指導しているのか、きっと大学の方にとっても参考になるだろうという気持ちでやらせていただきました。
大切なことは「形式」や「方法」にはこだわらないということです。<希望の星育成>の【オブザベーション評価】は、初期はKJ法、近年は大谷翔平選手で有名になった目標達成シートが使用されますが、それはあくまでも「ツール」であって、見ているのは受験生の人間性や資質であるということを忘れてはいけないと考えています。
大学がどこを見ているか
他の受験生とのやり取りを通じて、自分自身をアピールすることが何より大切であり、受験テクニックを使って正解を導き出すのではないということを、講座ではいつもお伝えしています。実際に私が講師を担当するグループは(出席されたことがある方はわかると思いますが)かなり自由に話し合いをしてもらいます。
昨年、オブザベーション評価の対策講座を実施した後に、オブザーバーとして一緒にいた別の担当者が「あそこまで自由にやって大丈夫なんですか?」と質問してくるほど、自由な形式でやってもらっています。それでも一次試験はちゃんと合格しますから、指導方針に間違いはないと思っています。
このあたりは以前、東京女子医科大学の入試ご担当者にも「どうやって(推薦で行われる)小グループ討論の指導をされているんですか?」と聞かれたことがあり、メルリックスとしては自信のあるところです。
<希望の星育成>が人気の理由
<希望の星育成>は併願できることや、英語・数学・理科2科目の共通テスト利用選抜であることから、非常に医学部受験生の人気が高く、昨年の志願者数は100名を超えています。
新課程入試の前年にあたる今年、守りに入る受験生がどのぐらい出願してくるかは未知数ですが、一次試験が小論文と個人面接、オブザベーション評価と、学力試験がないこともあり、現役生で評定平均3.8以上ある方はぜひ考えてほしい入試のひとつです。
昨日のガイダンスが皆さまのお役に立ったことを心より願っております。