
【関医推薦】関西医科大学 学校推薦型選抜に合格するための対策
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今日は昨年度から学費を2100万円と減額し、産業医科大学と自治医科大学を除く私立医学部の中で3番目に学費の安い大学となった関西医科大学の学校推薦型選抜を取り上げます。
◇◆関西医科大学推薦に向けた推薦入試プレテストや推薦対策講座をメルリックス学院大阪校・名古屋校で行います。詳しくは各校舎のページをご覧ください◆◇
目次[非表示]
- 1.○入試概要
- 2.○2024年度募集要項
- 3.○倍率
- 3.1.◎特別枠推薦(専願制)
- 3.2.◎大阪府地域枠推薦(専願制)
- 3.3.◎静岡県地域枠推薦(専願制)
- 3.4.◎新潟県地域枠推薦(専願制)
- 3.5.◎地域枠推薦(専願制)
- 3.6.◎一般枠推薦(併願制)
- 3.7.◎特色選抜(併願制)
- 4.○過去問
- 5.○出願書類
- 5.1.◎推薦書
- 5.2.◎私の過去・現在・未来に関する論文(特色選抜)
- 6.○攻略法
- 7.○合格体験記
- 8.○対策講座
○入試概要
関西医科大学は2023年度より6年間の学費を2100万円と670万円下げたことにより志願者が激増しました。
推薦においても地域枠を除く区分で軒並み増加するなど影響は大きく、特に併願できる(入学辞退可能な)一般枠推薦は志願者が100名近く増えて348名となり、合格倍率は20倍を超えました。2024年度も引き続き激戦が予想されます。
○2024年度募集要項
◎募集人員
特別枠推薦(専願制) |
10名 |
---|---|
大阪府地域枠推薦(専願制) |
5名 |
静岡県地域枠推薦(専願制) |
8名 |
新潟県地域枠推薦(専願制) |
2名 |
一般枠推薦(併願制) |
10名 |
特色選抜(併願制) |
7名 |
◎入試日程
出願期間 |
2023年11月1日(水)~11月27日(月)
|
---|---|
第1次試験日 |
12月10日(日) |
第1次合格者発表日 |
12月13日(水)10時 |
第2次試験日 |
12月16日(土) |
第2次合格者発表日 |
12月22日(金)10時 |
手続完了期限 |
1月5日(金)15時 |
◎ 出願資格
特別枠推薦(専願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
4.0以上(国語、地理・歴史、公民、数学、理科、外国語の評定平均4.0以上) |
その他 |
卒業後、専門研修以降に本学が指定する医師不足地域(大阪泉南部・京都北部・兵庫県中北部・三重・和歌山・滋賀など※)の医療機関、本学の医師不足診療科(産婦人科・小児科・救急医学科・外科・内科など※)に初期研修を含め10年以上勤務することを約束できる者 ※卒業時の状況により変わることがあります |
大阪府地域枠推薦(専願制)
対象 |
2浪まで |
---|---|
評定平均 |
3.5以上 |
その他 |
・大学卒業後(または医師国家試験合格後)、引き続き9年間(臨床研修期間を含む)、大阪府内の医療機関(大阪府が指定する病院又は診療所)に勤務し、うち4年間以上(臨床研修期間を含めない)は、大阪府が定める「医師の確保を特に図るべき区域」に所在する医療機関に勤務すること。
・臨床研修を修了後5年間以上、大阪府が指定する診療業務に従事すること。 (出身地は問わない)
|
静岡県地域枠推薦(専願制)
対象 |
2浪まで |
---|---|
評定平均 |
3.5以上 |
その他 |
医師免許の登録後、直ちに、「静岡県キャリア形成プログラム」に従い、静岡県内の県立病院、市町立病院などの公的医療機関等で9年間勤務すること。
(出身地は問わない)
|
新潟県地域枠推薦(専願制)
対象 |
2浪まで |
---|---|
評定平均 |
3.5以上 |
その他 |
・医師免許の登録後、直ちに、新潟大学医歯学総合病院又はそれ以外の新潟県内の臨床研修病院で臨床研修に従事すること。
・臨床研修修了後、直ちに指定する医療機関に勤務すること。期間は臨床研修期間を含め9年間。 ・新潟県内で夏季休暇等を利用して行う地域医療に関する実習(2~3日間程度)に毎年(1~5年生まで)必ず参加すること。 ※将来の診療科の選択については、特に地域医療に貢献できる内科・総合診療科等を推奨します。
(出身地は問わない)
|
一般枠推薦(併願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
3.5以上 |
その他 |
なし |
特色選抜(併願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
なし |
その他 |
<英語型>CEFR B2以上のスコアで各資格・検定試験に合格した者
<国際型>省略
<科学型>省略
|
※志願できる入試種別はいずれか1つ
○倍率
◎特別枠推薦(専願制)
2023 |
2022 |
2021 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
10名 |
10名 |
10名 |
志願者数 |
60名 |
43名 |
40名 |
一次受験者数 |
60名 |
41名 |
40名 |
一次合格者数 |
15名 |
16名 |
17名 |
二次受験者数 |
14名 |
15名 |
17名 |
二次合格者数 |
10名 |
10名 |
10名 |
最終合格倍率 |
6.0倍 |
4.1倍 |
4.0倍 |
入学者数 |
10名 |
10名 |
10名 |
◎大阪府地域枠推薦(専願制)
2023 |
2022 |
|
---|---|---|
募集人員 |
5名 |
5名 |
志願者数 |
31名 |
43名 |
一次受験者数 |
30名 |
43名 |
一次合格者数 |
8名 |
9名 |
二次受験者数 |
8名 |
9名 |
二次合格者数 |
5名 |
5名 |
最終合格倍率 |
6.0倍 |
4.8倍 |
入学者数 |
5名 |
5名 |
◎静岡県地域枠推薦(専願制)
2023 |
2022 |
|
---|---|---|
募集人員 |
8名 |
8名 |
志願者数 |
46名 |
45名 |
一次受験者数 |
46名 |
45名 |
一次合格者 |
12名 |
17名 |
二次受験者数 |
12名 |
17名 |
二次合格者数 |
8名 |
8名 |
最終合格倍率 |
5.8倍 |
5.7倍 |
入学者数 |
8名 |
8名 |
◎新潟県地域枠推薦(専願制)
2023 |
2022 |
|
---|---|---|
募集人員 |
2名 |
2名 |
志願者数 |
11名 |
18名 |
一次受験者数 |
11名 |
18名 |
一次合格者 |
3名 |
7名 |
二次受験者数 |
3名 |
7名 |
二次合格者数 |
2名 |
2名 |
最終合格倍率 |
5.5倍 |
9.0倍 |
入学者数 |
2名 |
7名 |
◎地域枠推薦(専願制)
2021 |
|||
---|---|---|---|
募集人員 |
大阪府5名 |
静岡県8名 |
新潟県2名 |
志願者数 |
100名 |
||
一次受験者数 |
100名 |
||
一次合格者 |
34名 |
||
二次受験者数 |
34名 |
||
二次合格者数 |
15名 |
||
最終合格倍率 |
6.7倍 |
||
入学者数 |
15名 |
◎一般枠推薦(併願制)
2023 |
2022 |
2021 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
10名 |
10名 |
10名 |
志願者数 |
348名 |
256名 |
209名 |
一次受験者数 |
331名 |
237名 |
204名 |
一次合格者数 |
17名 |
25名 |
18名 |
二次受験者数 |
17名 |
25名 |
17名 |
二次合格者数 |
16名 |
16名 |
17名 |
最終合格倍率 |
20.7倍 |
14.8倍 |
12.0倍 |
入学者数 |
4名 |
4名 |
11名 |
◎特色選抜(併願制)
2023 |
2022 |
2021 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
7名 |
7名 |
7名 |
志願者数 |
68名 |
63名 |
49名 |
一次受験者数 |
66名 |
58名 |
47名 |
一次合格者数 |
12名 |
15名 |
15名 |
二次受験者数 |
12名 |
15名 |
15名 |
二次合格者数 |
11名 |
14名 |
14名 |
最終合格倍率 |
6.0倍 |
4.1倍 |
3.4倍 |
入学者数 |
6名 |
7名 |
7名 |
○過去問
関西医科大学医学部 学校推薦型選抜の過去問と合格最低点は公表されていません。どの入試種別でも同じ問題が出題されます。特色選抜の面接試験は英語で行われます。
第1次試験
小論文 |
50分 |
---|---|
適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む) |
130分 |
※小論文は第2次試験合否判定時に使用します
◎小論文
50分500字。課題文や図表によるテーマが与えられて自分の意見を述べる。
◎適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む)
大問14題。1題につき5問で選択問題。英語・国語・数学・生物・物理・化学などから偏った出題がされる。
◇◆メルリックス学院では関西医科大学推薦入試の小論文添削を行っています。詳しくはこちらをご覧ください◆◇
第2次試験
面接(個別) |
20分 |
段階評価 |
---|
※特色選抜試験[英語型]受験者には別途英語で面接を行います。
※面接を2回受験していただく場合があります。
※公正を期すため、面接内容を録音します。
◎個人面接
1人20分。面接官は3名。医学部の面接でよくされる質問の他に、紙を渡されてそこに書いてある内容について質問される。地域枠推薦の場合は地域枠の内容についても質問がある。特色選抜の[英語型]は英語面接がある。
○出願書類
◎推薦書
高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーに則って自分の適性をアピールしてもらう。
◎私の過去・現在・未来に関する論文(特色選抜)
大学ホームページから書式をダウンロードし、800字以内で手書きする。
○攻略法
関西医科大学の学校推薦型選抜は、まず「どの入試種別で受験するか?」ということから考える必要があります。推薦の種類によって受験できる年齢や評定平均が異なります。卒業後の要件もそれぞれ異なりますのでよく調べた上で決める必要があります。
第1次試験の適性能力試験は英語・数学・国語(現代文)からは毎年出題されますが、理科は年によって出題される科目に偏りがあります。生物・物理・化学どの科目から出題されてもある程度は対応できるように準備をする必要があります。
二次試験の個人面接は20分と長いので様々なことを聞かれます。面接官の態度は決して厳しくありませんが、なぜこの推薦種別を受験したのかも含め準備はしっかりとしていく必要があります。
○合格体験記
関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 大場杏珠さん
関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 OJさん
関西医科大学医学部特別枠推薦 合格 中村 麻茉音さん
SS(スタディサポーター)の皆さんが試験当日、応援に来てくれた
○対策講座
関西医科大学の推薦対策講座については毎年たくさんの問い合わせを大阪校にいただきます。特に受験生からの聞き取り調査をもとに作成した適性能力試験の予想問題プレテストは非常に好評をいただいております。もちろん小論文や出願書類、面接の対策もしっかりといたします。対策講座のご案内はこちらから。