【関医推薦】関西医科大学 学校推薦型選抜に合格するための対策
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今日は6年間の学費が2100万円と、産業医科大学と自治医科大学を除く私立医学部の中で3番目に学費の安い大学である関西医科大学の学校推薦型選抜を取り上げます。2025年度入試から地域枠が一般前期に移動したため、特別枠・一般枠・特色選抜の3区分となりました。
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目次[非表示]
- 1.○入試概要
- 2.○2025年度募集要項
- 3.○入試結果と倍率
- 3.1.◎特別枠推薦
- 3.2.◎一般枠推薦(併願制)
- 3.3.◎特色選抜(併願制)
- 4.○過去問
- 5.○出願書類
- 5.1.◎推薦書
- 5.2.◎志望理由書(全入試区分)
- 5.3.◎活動報告書(特色選抜)
- 6.○攻略法
- 7.○合格体験記
- 8.○対策講座
○入試概要
関西医科大学は2023年度より6年間の学費を2100万円と670万円下げたことにより志願者が増加しました。何より特筆すべきは国公立医学部との併願者が増えたことです。その影響は学校推薦型選抜においては、併願可能な一般枠と特色選抜の志願者増という形で表れました。
○2025年度募集要項
◎募集人員
特別枠推薦(専願制) |
10名 |
---|---|
一般枠推薦(併願制) |
8名(昨年度10名) |
特色選抜(併願制) |
5名(昨年度7名) |
◎入試日程
出願期間 |
2024年11月1日(金)~11月11日(月) |
---|---|
第1次試験日 |
2024年11月23日(土) |
第1次合格者発表日 |
2024月11月27日(水)10時 |
第2次試験日 |
2024年11月30日(土) |
第2次合格者発表日 |
2024年12月5日(木)10時 |
手続完了期限 |
2024年12月13日(金)15時 |
◎ 出願資格
特別枠推薦(専願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
4.0以上(国語、地理・歴史、公民、数学、理科、外国語の評定平均4.0以上) |
その他 |
卒業後、専門研修以降に本学が指定する医師不足地域(大阪泉南部・京都北部・兵庫県中北部・三重・和歌山・滋賀など※)の医療機関、本学の医師不足診療科(産婦人科・小児科・救急医学科・外科・内科など※)に初期研修を含め10年以上勤務することを約束できる者 ※卒業時の状況により変わることがあります |
一般枠推薦(併願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
3.5以上 |
その他 |
なし |
特色選抜(併願制)
対象 |
1浪まで |
---|---|
評定平均 |
なし |
その他 |
<英語型>英語資格・検定試験のいずれかで基準を満たすスコアを取得している者(出願日からさかのぼって2年以内の取得かつ有効期限内)
<国際型>省略
<科学型>省略
|
※志願できる入試種別はいずれか1つ
○入試結果と倍率
◎特別枠推薦
2024 |
2023 |
2022 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
10名 |
10名 |
10名 |
志願者数 |
47名 |
60名 |
43名 |
一次受験者数 |
47名 |
60名 |
41名 |
一次合格者数 |
15名 |
15名 |
16名 |
二次受験者数 |
15名 |
14名 |
15名 |
二次合格者数 |
10名 |
10名 |
10名 |
最終合格倍率 |
4.7倍 |
6.0倍 |
4.1倍 |
入学者数 |
10名 |
10名 |
10名 |
◎一般枠推薦(併願制)
2024 |
2023 |
2022 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
10名 |
10名 |
10名 |
志願者数 |
347名 |
348名 |
256名 |
一次受験者数 |
332名 |
331名 |
237名 |
一次合格者数 |
18名 |
17名 |
25名 |
二次受験者数 |
18名 |
17名 |
25名 |
二次合格者数 |
16名 |
16名 |
16名 |
最終合格倍率 |
20.8倍 |
20.7倍 |
14.8倍 |
入学者数 |
8名 |
4名 |
4名 |
◎特色選抜(併願制)
2024 |
2023 |
2022 |
|
---|---|---|---|
募集人員 |
7名 |
7名 |
7名 |
志願者数 |
101名 |
68名 |
63名 |
一次受験者数 |
96名 |
66名 |
58名 |
一次合格者数 |
13名 |
12名 |
15名 |
二次受験者数 |
13名 |
12名 |
15名 |
二次合格者数 |
11名 |
11名 |
14名 |
最終合格倍率 |
8.7倍 |
6.0倍 |
4.1倍 |
入学者数 |
4名 |
6名 |
7名 |
○過去問
関西医科大学医学部 学校推薦型選抜の過去問と合格最低点は公表されていません。どの入試種別でも同じ問題が出題されます。特色選抜の面接試験は英語で行われます。
第1次試験
小論文 |
50分 |
---|---|
適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む) |
130分 |
※小論文は第2次試験合否判定時に使用します
◎小論文
50分500字。課題文や図表によるテーマが与えられて自分の意見を述べる。
◎適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む)
大問14題。1題につき5問で選択問題。英語・国語・数学・生物・物理・化学などから偏った出題がされる。
第2次試験
面接(個別) |
20分 |
段階評価 |
---|
※特色選抜試験[英語型]受験者には別途英語で面接を行います。
※面接を2回受験していただく場合があります。
※公正を期すため、面接内容を録音します。
◎個人面接
1人20分。面接官は3名。医学部の面接でよくされる質問の他に、紙を渡されてそこに書いてある内容について質問される。地域枠推薦の場合は地域枠の内容についても質問がある。特色選抜の[英語型]は英語面接がある。
○出願書類
◎推薦書
高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーに則って自分の適性をアピールしてもらう。
◎志望理由書(全入試区分)
大学ホームページから書式をダウンロードし、500字以内で手書きする。
◎活動報告書(特色選抜)
大学ホームページから書式をダウンロードし、500字以内で手書きする。
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○攻略法
関西医科大学の学校推薦型選抜は、まず「どの入試種別で受験するか?」ということから考える必要があります。推薦の種類によって受験できる年齢や評定平均が異なります。卒業後の要件もそれぞれ異なりますのでよく調べた上で決める必要があります。
第1次試験の適性能力試験は英語・数学・国語(現代文)からは毎年出題されますが、理科は年によって出題される科目に偏りがあります。生物・物理・化学どの科目から出題されてもある程度は対応できるように準備をする必要があります。
二次試験の個人面接は20分と長いので様々なことを聞かれます。面接官の態度は決して厳しくありませんが、なぜこの推薦種別を受験したのかも含め準備はしっかりとしていく必要があります。
○合格体験記
関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 大場杏珠さん
関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 OJさん
関西医科大学医学部特別枠推薦 合格 中村 麻茉音さん
SS(スタディサポーター)の皆さんが試験当日、応援に来てくれた
○対策講座
関西医科大学の推薦対策講座については毎年たくさんの問い合わせを大阪校にいただきます。特に受験生からの聞き取り調査をもとに作成した適性能力試験の予想問題プレテストは非常に好評をいただいております。もちろん小論文や出願書類、面接の対策もしっかりといたします。