医学部受験生のモチベーションの保ち方について
こんにちは。
渋谷校教務マネージャーの川村です。
今日は生徒さんとの面談を通じて、普段どのようにモチベーションを保ってもらうように気を付けているかお話し致します。
モチベーションをつかさどる3要素
後期日程も終わりを迎え、多くの医学部受験生の方は、繰り上げ合格・補欠合格待ちの時期に入っております。不確定要素が多い今の時期は医学部受験生にとってモチベーションの保ち方が一番難しい時期に思えます。
頭ごなしに勉強しなさいと言われたり、勉強しなきゃと思っていてもなかなか気が進まず時間だけが過ぎ去っていく経験は誰しもあるかと思います。
勉強の過程は大変地味で、
(1)暗記、解く→(2)答え合わせ、復習→(1)暗記、解く
といった作業の永遠の繰り返しのため、目的意識やゴールを明確に定めないとやる気が起こらなくて当然です。
そんな心持ちが難しい時期の医学部受験生や保護者様とご面談させていただく際に、よく以下の3要素について確認をさせていただく事があります。
1.やれる(自信・可能性)
2.やりたい(願望・欲求)
3.やらなきゃ(危機感・使命感)
の3点です。
これら3つの要素が絡み合ってモチベーションが形成されており、3拍子のいずれかが欠けているために現状やる気が起きていないと考えます。逆をただせば、その中の何が不足しているかを自身で把握して意識することで、周りの受験生に負けないエンジンを持つことができます。
もちろん一人ひとりの置かれている状況は千差万別で、一人として同じ境遇ではありませんが、語弊を恐れず申し上げますと、現役生でよく弊害になっていると感じるのは【3.危機感の不足】で、逆に多浪生や再受験生に足りないのは【1.自信の不足】です。
これらの要素について、過信にはならない程度の自信をつけてあげたり、恐れすぎない程度の危機感を覚えさせて奮起させたり等のサポートをすることが我々、教務スタッフの一つの仕事であると考えています。
実際の面談ではこのようにサポートしています
では、実際にメルリックス学院ではどのように生徒のモチベーション向上のサポートをさせていただいているか、少し踏み込んだお話をさせていただきたく思います。
メルリックス学院では、担任と必ず最低でも月1度の面談機会を設けるようにしております。月謝制を採用しており、次月のカリキュラムについて学習面の弱点を踏まえて生徒ひとりひとりに合った学習計画のご相談、進捗管理を行うのは当然ですが、面談はメンタル面の確認の機会にもさせていただいています。
やはり、長丁場の受験勉強では気持ちが崩れてしまうこともありますので、そういった気配を察知して不足しているモチベーションの要素を補填するよう努めています。
例えば、【1.やれる(自信・実現の可能性)】であったり、【3.やらなきゃ(危機感・使命感)】の要素が薄れている生徒に対しては、メルリックスが誇る医学部受験情報を咀嚼して、現実的なデータを見せながら、競争の厳しさを再認識していただいたりします。逆に自信を持つべき部分に関しては、過去の合格比率などを踏まえ、相対的な自身の立ち位置を認識してもらえるようにご説明致します。(信頼関係が構築できていない状況では、厳しいことを言っても必要以上に褒めても逆効果になり得るので、しっかりとお互いの意見を話せる関係性を作った上での話ですが・・・)
また、【2.やりたい(願望・欲求)】が薄い側面を持つ生徒さんに対しては、医師志望理由や大学志望理由など面接時にも大きく影響してくる要素でもあるため、医師を目指したきっかけ・将来像・大学の魅力を感じる点などについて、一緒にブレーンストーミングしながら自分の言葉で簡潔に話せるように落とし込んでもらいます。そういった作業を通して自身の気持ちに気付いてもらい、気持ちを深めていってもらうように意識しています。
そして、面談を終えて面談室を出た時には「よし、やろう!」と生徒さんに次の行動に移っていただけるように、意識しながら話をしています。
1.やれる(自信・可能性)
2.やりたい(願望・欲求)
3.やらなきゃ(危機感・使命感)
今、自分に最も足りないものはどれなのか。どれがあれば勉強という行動に移すことができるのか。ぜひ皆さまにも考えていただければと思います。
※渋谷校・名古屋校・大阪校では個別面談で医学部受験生の方々の相談を承っております。お申込みはこちらからお願い致します。