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【渋谷校】メルリックス学院の実戦力養成講座

こんにちは。
渋谷校数学科主任の高田創太郎です。


今日は昨年から渋谷校で導入された実戦力養成講座を通じて、合格した生徒達を振り返りたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.その場で完結するテストゼミ
  2. 2.参加してくれた生徒の共通点
  3. 3.入試直前には5日間で70問を実施
  4. 4.私立医学部の数学、近年の傾向


その場で完結するテストゼミ


渋谷校では昨年の9月から実戦力養成講座というテストゼミを導入しました。
名古屋校・大阪校では以前から実施されており、生徒の合格率に大きく貢献したそうで、渋谷校でも実施されることになりました。


実戦力養成講座は最初の60分間で問題を解き、次の60分間で講師が解説します。予習も復習も必要なく、その場だけで完結する講座です。
数学の実戦力養成講座は大問4題から成っており、通常なら90分ほどかけて解く分量の入試レベルの問題を、生徒に60分で解いてもらいます。わざと短い時間で解いてもらうことで、どの問題から解くか、どの問題に時間をかけるかといった、文字通り「実戦力」を養っていきます。


参加してくれた生徒の共通点


実戦力養成講座に参加してくれた生徒達に共通していたのは、問題を丁寧に解こうとする姿勢です。皆なぜこうなるのか、どうしてこの解法を使うのかを考えながら解いていました。答が出ればいいだろうという雑な解き方をしている生徒は一人もいませんでした。


特に順天堂大学に一次合格したA君は、メルリックスとの行き帰りの電車の中で自分なりの解答を作って「これで合っていますか?」と毎回講師室まで聞きに来てくれました。彼は英語が得意だったので、とにかく理数科目を何とかしなければと、かなり腰を据えて数学に取り組んでいました。


東京女子医科大学に正規合格したBさんも数学は非常に苦手でした。ただ、彼女の場合は数学が苦手と言いつつ、教科書レベルの基礎知識はしっかり入っていました。焦って難しい問題に手を出すことなく、これまで地道に取り組んできたことがうかがえました。彼女もまたよく質問に来ていました。


再受験生で数学が苦手だったC君も、自分で数学が苦手なことはよくわかっていたようです。それでもあきらめずにいつも粘り強く問題に取り組んでいました。彼も問題の解き方が丁寧で、難しい問題でもなんとか理解しようとしていたので、今年6校に一次合格できたのは、その努力が実ったのだと思います。


入試直前には5日間で70問を実施


また、9月からの実戦力養成講座で生徒の力が非常についたので、入試直前には同じ形式で5日間の講座を行いました。この時は5日間で70問の問題を生徒達にどんどん解いてもらいました。直前で忘れていたこと、抜けていたことの総復習になったと思いますし、この講座のノートを試験会場に持って行けば、まとめノートとして見直しに使えることを意識して問題を選びました。


直前の実戦力養成講座に参加してくれた再受験生のDさんは、1年前はほとんど入試数学の知識はゼロからのスタートでした。そこから1年で5校の一次合格、2校の正規合格を成し遂げました。彼女の場合はスポーツの練習をするように、何度も繰り返し問題を解くことで自分の体に覚え込ませるような勉強法でした。彼女もまた、わからない質問はすべて聞きに来て、曖昧な部分を決して残しませんでした。


私立医学部の数学、近年の傾向


私立医学部の数学は近年、考えさせる問題が増えつつあるように思われます。以前のように、あまり考えなくても計算すれば答が出るような問題は少なくなりつつあります。
そういう傾向の中で、なぜこうなるのかを自分の頭で考えて自分が納得するまで講師に質問し、実際に問題をたくさん解きながら丁寧に学習していく生徒は、たとえ数学が苦手でも合格点を取れるようになっていくのだと思います。


後期の実戦力養成講座で扱った、ベクトルのちょっと変わった計算問題は、今年たまたま複数の私立医学部で出題されました。帝京大学、そして昭和大学でも出たようです。講座でやったことを覚えていた生徒達が嬉しそうに「授業でやった問題が出ましたよ!」と報告してくれました。
来年もなるべく良い問題を厳選して、生徒の実力アップに貢献するような講座にしたいと考えています。


高田創太郎
高田創太郎
メルリックス学院渋谷校数学科主任講師

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