
【2026東医推薦】東京医科大学医学部 学校推薦型選抜に合格するための対策
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
東京医科大学医学部の学校推薦型選抜は全部で7つの入試区分があります。また、同じ日に学士選抜も同時に行われます。どういった入試があるのか見ていきましょう。
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目次[非表示]
- 1.○2026年度 募集要項
- 1.1.◎募集人員
- 1.2.◎入試日程
- 1.3.◎出願資格
- 1.4.◎推薦の併願パターン
- 2.○試験時間と配布
- 2.1.◎一般公募・地域枠 172点満点
- 2.2.◎英語検定試験利用 172点満点
- 2.3.◎全国ブロック別 80点満点
- 2.4.◎学士選抜 80点満点
- 3.○入試結果と倍率
- 3.1.◎一般公募
- 3.2.◎茨城県地域枠推薦
- 3.3.◎新潟県地域枠推薦
- 3.4.◎群馬県地域枠推薦
- 3.5.◎全国ブロック別推薦
- 3.6.◎英語検定試験利用推薦
- 3.7.◎学士選抜
- 4.○合格最低点
- 5.○出願書類
- 5.1.◎志望の動機
- 5.2.◎学歴および職歴(予備校等)等
- 5.3.◎推薦書
- 5.4.◎同意書(新潟県地域枠のみ)
- 5.5.◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)
- 5.6.※応募理由書(茨城県地域枠のみ)
- 6.○攻略法
- 7.○対策講座
○2026年度 募集要項
◎募集人員
一般公募推薦 | 20名以内 | |
|---|---|---|
地域枠推薦 | 茨城県地域枠 | 8名以内 |
新潟県地域枠 | 3名以内 | |
埼玉県地域枠 | 2名以内 | |
群馬県地域枠 | 2名以内 | |
全国ブロック別推薦 | 6名以内 | |
英語検定試験利用 | 3名以内 | |
学士選抜 | 2名以内 | |
※地域枠については認可申請予定
◎入試日程
学校推薦型選抜(一般公募・県地域枠・英検利用)
出願期間 | 2025年11月3日00:00(月)~2025年11月14日(金)23:59 ※出願に必要な書類は、2025年11月14日(金)消印有効 |
|---|---|
試験日 | 2025年11月29日(土) |
合格発表日 | 2025年12月4日(木) 10:00 |
手続締切日 | 2025年12月11日(木)12:00 |
学校推薦型選抜(全国ブロック別)
出願期間 | 2025年11月3日00:00(月)~2025年11月14日(金)23:59 ※出願に必要な書類は、2025年11月14日(金)消印有効 |
|---|---|
試験日 | 2025年11月29日(土) 小論文・基礎学力検査 2025年12月13日(土) 面接(MMI) |
合格発表日 | 2025年12月4日(木) 10:00(基礎学力検査合格発表) 2025年12月18日(木)10:00(最終合格発表) |
手続締切日 | 2025年12月25日(木)12:00 |
学士選抜
出願期間 | 2025年11月3日00:00(月)~2025年11月14日(金)23:59 ※出願に必要な書類は、2025年11月14日(金)消印有効 |
|---|---|
試験日 | 2025年11月29日(土) ※出願者数が20名以上となった場合は書類審査を行い、合格者のみ11月29日(土)に行う試験を受験 |
合格発表日 | 2025年11月20日(木)10:00(書類審査合格発表) 2025年12月4日(木)10:00(最終合格発表) |
手続締切日 | 2025年12月11日(木)12:00 |
◎出願資格
一般公募推薦 20名以内
対象 | 現役のみ |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
茨城県地域枠特別推薦 8名以内
|
新潟県地域枠推薦 3名以内
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
その他 | ・卒業後に医師として新潟県が指定する医療機関等に9年間従事することを誓約できる者。 ・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者 (出身地域は問わない) |
群馬県地域枠推薦 2名以内
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
その他 | ・卒業後、直ちに修学資金貸与期間の3分の5に相当する期間(10年間=従事必要期間)群馬県内の特定病院において、卒後臨床研修及び診療業務に勤務する意思のある者 ・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者 (出身地域は問わない) |
全国ブロック別推薦 6名以内
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
その他 | ・全国47都道府県を6ブロックに分け、各ブロック1名を定員とします。出願できるのは出身高校の所在地もしくは保護者(親権者)の居住地(3年以上居住)が属するブロックいずれか1つのみとします。 ① 北海道・東北ブロック ② 関東甲信越ブロック ③ 東海・北陸ブロック ④ 近畿ブロック ⑤ 中国・四国ブロック ⑥ 九州・沖縄ブロック ・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者 |
英語検定試験利用推薦 3名以内
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
その他 | ・英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアをもつ者(取得後2年以内) ・入学後に「USMLE受験準備コース」または「リサーチ・コース」を受講する人 |
学士選抜 2名以内
出願要件 | 1. 日本国内の4年制または6年制大学を卒業した者及び2026年3月卒業見込みの者。
|
|---|
◎推薦の併願パターン
現浪別 | パターン | 一般公募 | 地域枠 | 全国ブロック | 英語検定 |
|---|---|---|---|---|---|
現役 | 1 | ○ | ◎ | ○ | ― |
2 | ○ | ◎ | ― | ― | |
3 | ◎ | ― | ○ | ― | |
4 | ○ | ― | ― | ◎ | |
5 | ― | ◎ | ○ | ― | |
1浪 | 6 | ― | ◎ | ○ | ― |
◎はすべて合格した場合、優先される入試区分
○試験時間と配布
東京医科大学の推薦に関する過去問は大学のホームページで公表されています。
◎一般公募・地域枠 172点満点
書類審査 | 事前評価 | 12点 |
|---|---|---|
基礎学力検査 | 70分 | 100点 |
小論文(日本語・英語) | 各60分 | 各18点×2 |
面接 | 約15分 | 24点 |
◎英語検定試験利用 172点満点
書類審査 | 事前評価 | 12点 |
|---|---|---|
英語検定試験のスコア | 事前評価 | 24点 |
基礎学力検査 | 70分 | 100点 |
小論文(日本語のみ) | 60分 | 12点 |
面接 | 約15分 | 24点 |
◎全国ブロック別 80点満点
書類審査 | 事前評価 | 12点 |
|---|---|---|
基礎学力検査 | 70分 | 100点※ |
小論文(日本語のみ) | 各60分 | 各18点×2 |
面接(約30分) | 約30分 | 32点 |
※基礎学力検査の点数が合格基準点に達した者のみ一次合格、二次試験の面接に進む
◎学士選抜 80点満点
書類審査 | 事前評価 | 12点 |
|---|---|---|
基礎学力検査 | 70分 | 100点※ |
小論文(日本語のみ) | 各60分 | 各18点×2 |
面接(約30分) | 約30分 | 32点 |
※基礎学力検査の点数が合格基準点に達した者のみ合否判定の対象とする
○入試結果と倍率
◎一般公募
2025 | 2024 | 2023 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 20名以内 | 20名以内 | 20名以内 |
志願者数 | 93名 | 99名 | 98名 |
受験者数 | 93名 | 96名 | 97名 |
合格者数 | 20名 | 20名 | 20名 |
合格倍率 | 4.7倍 | 4.8倍 | 4.9倍 |
入学者数 | 20名 | 20名 | 20名 |
◎茨城県地域枠推薦
2025 | 2024 | 2023 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 8名以内 | 8名以内 | 8名以内 |
志願者数 | 27名 | 28名 | 23名 |
受験者数 | 27名 | 27名 | 23名 |
合格者数 | 8名 | 8名 | 8名 |
合格倍率 | 3.4倍 | 3.4倍 | 2.9倍 |
入学者数 | 8名 | 8名 | 8名 |
◎新潟県地域枠推薦
2025 | 2024 | 2023 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 3名以内 | 3名以内 | 3名以内 |
志願者数 | 5名 | 5名 | 15名 |
受験者数 | 5名 | 5名 | 14名 |
合格者数 | 1名 | 3名 | 3名 |
合格倍率 | 5.0倍 | 1.7倍 | 4.7倍 |
入学者数 | 1名 | 3名 | 3名 |
◎群馬県地域枠推薦
2025 | |
|---|---|
募集人員 | 2名以内 |
志願者数 | 5名 |
受験者数 | 5名 |
合格者数 | 2名 |
合格倍率 | 2.5倍 |
入学者数 | 2名 |
◎全国ブロック別推薦
2025 | 2024 | |
|---|---|---|
募集人員 | 6名以内 | 6名以内 |
志願者数 | 55名 | 82名 |
受験者数 | 55名 | 78名 |
一次合格者数 | 35名 | 29名 |
合格者数 | 6名 | 6名 |
合格倍率 | 9.2倍 | 13.0倍 |
入学者数 | 6名 | 6名 |
◎英語検定試験利用推薦
2025 | |
|---|---|
募集人員 | 3名以内 |
志願者数 | 31名 |
受験者数 | 31名 |
合格者数 | 3名 |
合格倍率 | 10.3倍 |
入学者数 | 3名 |
◎学士選抜
2025 | |
|---|---|
募集人員 | 2名以内 |
志願者数 | 38名 |
受験者数 | 38名 |
一次合格者数 | 23名 |
二次合格者数 | 2名 |
合格倍率 | 19.0倍 |
入学者数 | 2名 |
○合格最低点
2025 | 2024 | ||
|---|---|---|---|
一般公募 | 107/172点(62.2%) | 112/172点(65.1%) | 118/172点(68.6%) |
茨城県地域枠 | 101/172点(58.7%) | 101/172点(58.7%) | 115/172点(66.9%) |
新潟県地域枠 | 103/172点(59.9%) | 107/172点(62.2%) | 112/172点(65.1%) |
埼玉県地域枠 | 115/172点(66.9%) | 118/172点(68.6%) | 110/172点(64.0%) |
群馬県地域枠 | 101/172点(58.7%) | ― | ― |
全国ブロック別 | 40/80点(50.00%) 基礎学力検査 51/100点(51.0%) | 40/80点(50.00%) | ― |
英検利用 | 114/172点(66.3%) | ― | ― |
学士選抜 | 60/80点(75.0%) 書類審査5/12点(41.7%) 基礎学力検査51/100点(51.0%) | ― | ― |
※全国ブロック別推薦と学士選抜は基礎学力検査が合格基準点に達したもののみ二次試験を受けることができる。全体の配点は書類審査12点、小論文36点、面接32点の計80点。
合格最低点(ボーダーライン)は一般公募推薦が最も高く、地域枠推薦はそれよりも低い傾向がある。2025年度は埼玉県地域枠の合格最低点が最も高かった。ただし、どの地域枠推薦も「合格者が募集人員に満たない場合、その欠員は一般選抜で募集する」とあり、得点が不足している受験者を無理に合格させて定員を埋めることはしない。
○出願書類
◎志望の動機
800字程度で東京医科大学を志望した動機、また入学後の抱負を書く。
◎学歴および職歴(予備校等)等
高校卒業後の学歴及び職歴(予備校等含む)を書く欄と、賞罰、資格について記入する。
◎推薦書
高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーはもちろん、東京医科大学の建学の精神「自主自学」および校是「正義・友愛・奉仕」に当てはまるアピールポイントを特に強調してもらおう。
◎同意書(新潟県地域枠のみ)
所定の書類に記入する。
◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)
「医師を目指している理由」と「埼玉県医師育成奨学金へ応募する理由」を自由記入欄に書く。
※応募理由書(茨城県地域枠のみ)
大学に出願するより前に、茨城県に応募書類を提出する必要がある。茨城県地域枠へ応募した理由について400字で書く。詳しくはこちら
○攻略法
まずは数学・理科から出題される基礎学力検査で点数を取ること。一般選抜の勉強で対応できるので、まずは数学と理科2科目の基礎固めを徹底してください。受験で選択しない「理科3科目め」をどう対策すればいいかという質問を非常に多く受けます。問題文を読めばある程度解けるような出題なので、まずは数学と理科2科目に注力することをお勧めします。 基礎学力検査は基本的な問題が出題されますので、なるべくミスをしないように得点した上で小論文がどれだけ書けるかが勝負になるでしょう。
東京医科大学の小論文は独特の出題ですので、単なる医系小論文しか書いたことのない受験生には難しいでしょう。 2024年度入試から全国ブロック別推薦、2025年度入試から英語検定試験利用推薦が導入されるなど、このところ入試変更が続いています。また、2025年度入試からは新しく再受験生向けの学士選抜も始まりました。
○対策講座
東京医科大学の学校推薦型選抜は他の大学より試験日が遅い分、推薦に向けた準備をしっかりとすることができます。対策講座を行う場合はメルリックス学院のホームページからお知らせします。





