【東海展学】東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

今日は一般編入学選抜の精神を引き継ぎ、多様な人材を受け入れる入試制度である東海大学医学部特別選抜「展学のすすめ」の攻略法についてお伝えします。




目次[非表示]

  1. 1.○入試概要
  2. 2.○2026(令和8)年度 募集要項
    1. 2.1.◎募集人員
    2. 2.2.◎入試日程
  3. 3.○入試結果と倍率
  4. 4.○過去問
    1. 4.1.◎小論文
    2. 4.2.◎学科試験(英語)
  5. 5.○出願書類
    1. 5.1.◎志望理由書
    2. 5.2.◎活動報告書
  6. 6.○攻略法
  7. 7.○合格体験記
    1. 7.1.東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)合格 Sさん
    2. 7.2.東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)合格 浅野 萌さん
  8. 8.○対策講座

○入試概要

東海大学医学部<展学のすすめ>は2022年度から実施されている再受験生のための入試制度です。出願資格は以下の通り。

①4年制以上の大学(外国の大学を含む)卒業した者、もしくは2年以上在学し62単位以上を修得した者及び2025年3月卒業見込の者
②短大を卒業した者及び2026年3月卒業見込の者
③高等専門学校を卒業した者及び2026年3月卒業見込の者
④その他(専修学校の専門課程の修了(見込)者

再受験生を対象とした入試ですが1年次4月入学であり、編入試験ではないので注意が必要です。

※東海大学医学部が<展学のすすめ>でどのような人材を求めているかについて、こちらのブログに書きました。

○2026(令和8)年度 募集要項

◎募集人員

特別選抜(展学のすすめ)
10名

◎入試日程

出願期間
2025年10月10日(金)~10月22日(水)必着
第一次試験日
2025年11月9日(日)
第一次試験合格発表日
2025年11月15日(土)
第二次試験日
2025年11月23日(日)
第二次試験合格発表日
2025年12月2日(火)

○入試結果と倍率


2025
2024
2023
募集人員
10名
10名
10名
志願者数
146名
207名
199名
受験者数
138名
193名
192名
一次合格者数
21名
28名
28名
二次受験者数
21名
28名
27名
二次合格者数
6名
9名
10名
合格倍率

24.3倍


21.4倍
19.2倍
入学者数


8名

○過去問

東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)の過去問は大学に依頼すると送っていただくことができます。

湘南キャンパス入試広報担当
0463-50-2440(直通)


第一次試験

本学所定の書類による書類審査

小論文
80分
100点
学科試験(英語)
90分
100点

◎小論文

80分800字以内で100点。短い課題文が示されるテーマ型。

◎学科試験(英語)

90分100点。医療系長文4題に文法・語法問題1題の形式が続いている。全問マークシート式。時間内にどう解き切るかがカギ。

第二次試験

個人面接
20分
240点
プレゼン面接
20分
MMI(Multipul Mini interview)
3分×2回

○出願書類

◎志望理由書

2026年度から加わった。600字以内で「今まで学んできたことを活かして、入学後に学びたいこと、卒業後に取り組みたいことを含め、本学医学科を志望する理由」という展学のすすめの趣旨に沿ったことを書く。

◎活動報告書

(1)履歴
高校卒業からの学歴及び職歴を漏れがないように詳細に記入する。職歴がある場合、正規雇用か非正規雇用(アルバイト等)かの形態も必ず正確に記載してください。修学期間の非正規雇用(アルバイト等)の記載は不要。

(2)活動歴・研究歴
高等学校を卒業した年の4月1日以降の研究・調査活動、ボランティア活動、海外渡航経験(観光は除く)等における顕著な実績や成果を記入。それらに関する受賞・表彰等の履歴があれば併せて記入し、可能な範囲で証明するもの
をコピー(A4サイズに統一)して添付。

(3)資格・検定等
取得している資格・検定を記入してください。なお、必ず合格証書、認定書、スコアシート等のコピー(A4サイズで統一)を添付。

※(2)(3)がない場合はいずれも「特になし」と記入

○攻略法

まずは第一次試験に合格するための対策をする必要があります。英語ができると非常に有利ですが、医療系長文を速く正確に読む能力が必要です。小論文は「展学のすすめ」の過去問だけでなく「希望の星育成」の過去問も参考になるでしょう。

英語・小論文ともに問題が持ち帰れるため「自己採点」が可能ですが、受験生の手応えと大学のデータは乖離している印象です。配点が公表されていないこと、小論文の採点基準が非常に厳格であることなどが理由として考えられます。

第二次試験は3パターンの個人面接が行われます。どのような内容の面接が行われているかについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。


東海大学医学部『展学のすすめ』2次試験は医学部面接の集大成

○合格体験記

東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)合格 Sさん

海外の高校を卒業後、文系大学を経て再チャレンジで合格!

東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)合格 浅野 萌さん

初めて実施された「展学のすすめ」で見事合格!

○対策講座

東海大学医学部特別選抜(展学のすすめ)に関するお問合せは毎年たくさんいただいています。再受験生の方でも受講しやすいように、通学受講と録画視聴からお選びいただけます。

鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

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