ふじた未来入試は面接が最終的な合否を決める
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
先日、藤田医科大学のふじた未来入試の1次試験が行われました。
今年から制度が変更になり、現役のみが出願できる高3枠と、現役と1浪どちらも出願できる専願枠を合わせて12名を募集します。
大学ホームページによると、高3枠96名、専願枠71名の出願がありました。
昨年度の志願者数は高3枠95名、高卒枠95名でした。
やはり「国公立医学部と併願できる」のがふじた未来入試の魅力なのでしょう。
1浪で国公立医学部を考えている層の一部は、出願に二の足を踏んだようです。
1次試験の英語、数学、小論文は例年と同じ形式でした。
2次試験は講義課題と面接(個人面接・グループディスカッション)が行われます。
最終的な合否判定は1次と2次の総合得点の高い者から順に合格となりますが、総合得点が同点の場合は、
1.面接の成績の良い者
2.英語+数学の成績の良い者
3.数学の成績の良い者
4.上記でも同点の場合は入試委員会で総合的に判定
となっています。
面接の成績が最終的に合否を決定するあたりが、さすが「総合型選抜」と言いたいところですが、なんと藤田医科大学は一般入試でも同じ選抜方法を採用しています。
つまり、一般入試で総合得点が同点の場合も、面接試験の点数が最終的な合否を決定するということです。
オープンキャンパスでも岩田医学部長が話されていますが、藤田医科大学は「我々が欲しいのはこういう人材」ということを明確に打ち出しています。
面接試験で欲しい人材を的確に選抜できるという自信があるからこそ、同点の場合にまず面接の得点で合否を決めるという判定方法が取れるのでしょう。
さて、2次試験の面接では個人面接とグループディスカッションが行われます。
個人面接は通常の個人面接1回とMMI2回。
グループディスカッションは5~6名の受験生が1つのテーマについて50分ほど話し合います。
いずれも藤田医科大学独特の出題形式です。
また、講義課題は藤田医科大学の教員が行う20~30分の講義を聴いて、その内容に関するテストを受けます。
これは実際に模擬講義を経験してみると、自分の授業の受け方の癖や記憶法などがわかって、非常に為になると思います。
1次試験の合否は明日11月10日14時頃に発表されます。
大学の方によると、1次試験の判定は志願者数を見てバランスよく合格者を出すとおっしゃっていました。
昨年度の1次合格者は高3枠33名、高卒枠30名でした。
1次倍率を3倍程度と考えれば、今年は高3枠が30名超、専願枠が20名超の1次合格者を出す試算になります。
メルリックス学院名古屋校では、2次試験前日の11月12日に2次試験対策を行います。
1次合格した方はぜひご参加いただければと思います。