杏林大学医学部 一般選抜の物理講評
こんにちは。
受験情報センター・副センター長の朝倉です。
さて早速見ていきましょう。
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第一問の小問集合は基本的な問題
第一問は、小問集合でした。
(1)力学(2)エネルギー+比熱(3)波
どれも基本的なものでした。ただ(1)で最初から反発係数を代入してしまうと、最初の問題から計算がゴニョゴニョして、焦りを誘発してしまうかもしれません。最後に答えを書くときに代入したかったですよね。
第二問の小問集合は確実に得点したい
第二問も、小問集合でした。
(1)抵抗率(2)コンプトン効果(3)核反応
これも公式に代入するだけのような易しい問題でした。確実に得点していきたいところです。
第三問の斜方投射は途中から難しい
第三問は、斜方投射の問題でした。
これは途中から難しくなる問題でした。
これをうまくさばいて解答するか、もしくは後回しにすることがポイントであったと感じます。
第四問の電磁誘導は基本に忠実
第四問は電磁誘導の問題でした。
これも特に何か難しい注文をされているようなものではなく、基本に忠実に解いていくだけの問題でした。
全体の講評
全体として、受験生には馴染みのある問題が多く、基礎的な理解度を聞いているものでした。第三問だけはちょっと難し目だったと感じます。ここで点差が付いたかもしれませんが、その他の問題をミスっていないのであれば、合格圏でしょう。
やはり一番の問題となっているのは、時間との勝負ですね。化学との兼ね合いもありますので何とも言えないのですが、熟考できるほどの時間はないですね。
このことを考えると、第三問を適当にこなして、時間をセーブした方がよかったかもしれません。