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【川崎総合型】川崎医科大学総合型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


今日は2024年度入試から総合適性試験の理科がこれまでの3科目から2科目選択になる川崎医科大学の総合型選抜について取り上げます。




目次[非表示]

  1. 1.○2024年度 募集要項
    1. 1.1.◎募集人員
    2. 1.2.◎入試日程
    3. 1.3.◎ 出願資格
  2. 2.○倍率
    1. 2.1.◎中国・四国地域出身者枠
    2. 2.2.◎霧島市地域枠
    3. 2.3.◎特定診療科専攻枠
  3. 3.○過去問
    1. 3.1.第一次試験
    2. 3.2.第二次試験
  4. 4.○合格最低点
  5. 5.○出願書類
    1. 5.1.◎入学願書
    2. 5.2.◎調査書
    3. 5.3.◎志望理由書
    4. 5.4.◎確約書
    5. 5.5.◎推薦書
    6. 5.6.◎住民票(該当者のみ)
  6. 6.○攻略法
  7. 7.○対策講座

○2024年度 募集要項

◎募集人員

中国・四国地域出身者枠

約20名

霧島市地域枠

約1名

特定診療科専攻枠

約4名

◎入試日程

出願期間

<Web出願>2023年11月1日(水)9:00~11月7日(火)15:00

<出願書類>2023年11月1日(水)9:00~11月7日(火)17:00必着 ​​​​​

第一次試験日

2023年11月11日(土)

第一次合格発表日

2023年11月14日(火)12:00​​​​​

第二次試験日

2023年11月18日(土)

第二次合格発表日

2023年11月21日(火)12:00 ​​​​​

手続締切日

2023年11月29日(水)

◎ 出願資格

中国・四国地域出身者枠

対象
4浪まで(2024年4月1日現在22歳以下の者)​​​​​
評定平均

なし

その他

・中国・四国地域の高等学校出身の者、あるいは中国・四国地域の住民の者
※「中国・四国地域の住民」とは、志願者又は一親等の尊属が出願期間の最終日の 4 年前から引き続き中国・四国地域に住民登録をしている者をいう。
・ 中国・四国地域で地域医療に関わるもの(保護者を除く)が推薦する者
​​​​​・卒業後、本学附属病院若しくは総合医療センター、又は本学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め 6 年間の研修を行うことを保護者及び推薦者が同意の上、確約できる者

霧島市地域枠

対象
4浪まで(2024年4月1日現在22歳以下の者)​​​​​
評定平均
なし
その他

・霧島市内の高等学校出身の者、あるいは霧島市の住民の者
※「霧島市の住民」とは、志願者又は一親等の尊属が出願期間の最終日の 4 年前から引き続き霧島市に住民登録をしている者をいう。
・鹿児島県内で地域医療に関わるもの(保護者を除く)が推薦する者
​​​​​・卒業後、本学附属病院若しくは総合医療センター、又は本学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め 6 年間の研修を行うことを保護者及び推薦者が同意の上、確約できる者

特定診療科専攻枠

対象
4浪まで(2024年4月1日現在22歳以下の者)​​​​​
評定平均
なし
その他

・建学の理念、本学附属病院及び総合医療センターの病院理念に賛同する医療に関わるもの(保護者を除く)が推薦する者
​​​​​・卒業後、本学附属病院若しくは総合医療センター、又は本学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め 6 年間の研修を行うことを保護者及び推薦者が同意の上、確約できる者
・初期臨床研修修了後、特定診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)のいずれかを自ら選択して後期臨床研修を行い、将来において、特定診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)の医師として医療に貢献することを保護者及び推薦者が同意の上、確約できる者
※出身県等は問わない


※それぞれの入試区分は専願であり併願することはできない

○倍率

◎中国・四国地域出身者枠


2023
2022
2021
募集人員
20名以内
20名以内
20名以内
志願者数
56名
68名
72名
受験者数
56名
68名
71名
第一次試験合格者数
31名
31名
30名
第二次試験合格者数
20名
20名
20名
合格倍率
2.8倍
3.4倍
3.6倍
入学者数
20名
20名
20名


◎霧島市地域枠


2023
募集人員
約1名
志願者数
1名
受験者数
1名
第一次試験合格者数
1名
第二次試験合格者数
1名
合格倍率
1.0倍
入学者数
1名

◎特定診療科専攻枠


2023
募集人員
約4名
志願者数
19名
受験者数
19名
第一次試験合格者数
13名
第二次試験合格者数
4名
合格倍率
4.8倍
入学者数
4名

○過去問

第一次試験


試験科目




時間








配点


総合適性試験(総合読解力・論理力などを問う試験)

英語

数学

理科(物理・化学・生物の合計 3 科目が出題されるが、任意の 2 科目を選んで解答する)

国語・一般教養(時事問題を含む)

小論文

第二次試験

試験科目
時間
配点
面接

川崎医科大学総合型選抜の過去問は公表されていません。試験時間や配点も公表されていませんが、試験時間は受験者からの報告で各科目60分ということがわかっています。また、理科が2023年度から3科目→2科目に減ることから、試験時間にも変更があるようです。


第一次試験に合格した者が第二次試験の面接に進みます。小論文は第二次試験の合否判定で使われます。中国・四国地域出身者枠は毎年30名ほどが第一次試験に合格します。


○合格最低点

川崎医科大学総合型選抜の合格最低点は公表されていません。


○出願書類

◎入学願書

Web出願サイトから出願する。「本学を志望した理由」と「自己PR」をそれぞれ300字以内で入力する。

◎調査書

2023年9月1日以降発行のもの。

◎志望理由書

A4で印刷した用紙に800字以内で手書きする。中国・四国地域出身者枠と霧島市地域枠は「地域医療に貢献することを志す理由」を、特定診療科専攻枠は「特定診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)の医師として医療に貢献することを志す理由」を黒ボールペンで記入する。

◎確約書

A4で印刷した用紙に黒ボールペンで記入する。

◎推薦書

A4で印刷した用紙に黒ボールペンで記入する。またはPDFデータに直接入力した後、A4で印刷する。推薦者氏名は必ず自筆する。

◎住民票(該当者のみ)

●中国・四国地域出身者枠・・・中国・四国地域以外の高等学校を卒業した者及び卒業見込みの者は、志願者又は一親等の尊属が 2019 年 11 月 7 日以前から引き続き中国・四国地域に居住していることが証明できる住民票の写し
●霧島市地域枠・・・霧島市以外の高等学校を卒業した者及び卒業見込みの者は、志願者又は一親等の尊属が 2019 年11 月 7 日以前から引き続き霧島市に居住していることが証明できる住民票の写し


○攻略法

4浪までが受験できる実質的に地域枠の珍しい医学部入試です。出願資格が限られているため、例年それほど受験者数は多くありませんが、問題が一切非公表のためどのような準備をすればいいかわからない部分が多く、理科3科目が必要なこともあって「受けにくい医学部入試」でもありました。


2024年度入試から総合適性試験が理科2科目となり、私立医学部入試に向けて準備をしている人にとっては受けやすくなりました。国語や一般教養も出題されますが、高校で国語(現代文)や地歴公民を一通り勉強していればそれほど特別な対策は必要ありません。それなりに配点はあると思われ、どちらかと言うと文系科目に強い受験生が、第一次試験は合格するというケースが何度かありました。ただし最終合格に至るには、やはり英語・数学・理科でそれなりに得点する必要があります。


○対策講座

メルリックス学院大阪校では今年、川崎医科大学総合型選抜のプレテストを行います。理科3科目から2科目になり、高校のカリキュラムであまり理科3科目めに触れていない医学部受験生にもチャンスが広がったと考えます。問題が公表されていない入試ですが、ぜひメルリックスの予想問題プレテストで万全の準備をしてください。




鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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