藤田医科大学医学部の基準点ってどうなってるの?
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
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今日は藤田医科大学医学部一般前期の1次試験
今日は藤田医科大学医学部の1次試験です。
名古屋・東京・大阪の3ヶ所で行われます。
名古屋駅前の会場は700人を超えて定員になり、一部は本学受験となりました。
志願者数は1,747人と昨年の1,746人とほぼ同数です。
(名古屋会場の掲示。受験番号が683番まであるのが確認できます)
大阪会場は受験番号452番まで確認できています。
名古屋が2会場で700~750人ぐらいだとすると、東京会場は600人弱ですね。
東京・名古屋・大阪の3会場で、これだけバランスよく志願者が受験する私立医学部は珍しいと思います。
1次試験の英語と数学に基準点がある
藤田医科大学は1次試験の英語と数学に基準点を設けています。
マークシート部分に基準点が設定されており、基準に達しないと不合格になります。
いわゆる「足切り」です。
昨年度の基準点は以下の通りでした。
英語:30/120点(25.0%)
数学:30/120点(25.0%)
英語+数学:162/240点(67.5%)
英語と数学それぞれの基準点はともかく、英語と数学を合わせた基準点で7割近く取らなければ、問答無用で1次不合格となります。
英語と数学のどちらかでたとえ満点(120点)を取っても、もう片方で42点取らなければ足切りにかかる計算になります。
英語・数学・理科2科目を合わせた合格最低点は、1次合格も最終合格も366/600点。
6割ちょっとです。
英語と数学で基準点をギリギリ超えたとして、その他の部分をすべて6割取ったとすると、合計378点になります。
英語+数学(マーク)162点
英語+数学(記述)160点×0.6=96点
理科2科目200点×0.6=120点
これを全部足すと378点となり、最低点の366点を12点上回ります。
大学からのメッセージを読み取る
これらの結果から読み取れる大学からのメッセージは、
・英語と数学のどちらもしっかり点を取れる受験生が欲しい
・理科で逃げ切らせない
・英語と数学のマーク部分では基本事項をしっかり確認する
ということだろうと思います。
年によって合格最低点に多少上下はありますが、基本的な考え方は変わらないと思われます。
昨年度は1次合格者325人、最終合格者318人でした。
2次試験の欠席者を除くと、1次合格≒最終合格でした。
今年は少し多めに1次合格者を出すと聞いているので、昨年のように1次合格の段階で喜ぶというわけにはいかないかもしれません。
昨年、藤田医科大学を訪問した時のブログです。
2次試験の会場はこの本学キャンパスになります。