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名市大医学部<中部圏活躍型>推薦合格者セミナーを開催

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


メルリックス学院名古屋校では今年、名古屋市立大学医学部<中部圏活躍型>推薦を4名が受験し、4名全員が合格しました。入学式が終わったばかりのこの時期ですが、合格した生徒達がどのように勉強して合格したかを語ってもらう【合格者セミナー】を開催しました。



目次[非表示]

  1. 1.中部圏活躍型推薦の出願資格はどんなものか
  2. 2.東海3県の国公立医学部推薦でねらい目は?
  3. 3.大事にしてほしいこととおススメの勉強法
  4. 4.とにかく何度も繰り返す「継続は力なり」
  5. 5.大事にしてほしいこととおススメの勉強法

中部圏活躍型推薦の出願資格はどんなものか

名古屋市立大学医学部は3つの学校推薦型選抜を行っています。地域枠・中部圏活躍型・高大接続の3つです。3つの区分の中で最も募集人員が多いのが中部圏活躍型であり、27名を募集します。


出願資格は1浪まで、中部圏内の高校を卒業または、中部圏外の高校を卒業していて大学卒業後6年間は中部圏内に居住する意思があることを確認書により本学が認めた者となっています。各高校3名までが出願できます。


中部圏とは愛知県・岐阜県・三重県の東海3県と、福井県・石川県・富山県の北陸3県、そして静岡県、長野県、滋賀県の全部で9県です。


東海3県の国公立医学部推薦でねらい目は?

まずは 、情報センター副センター長である朝倉先生から、東海3県の国公立医学部の推薦についての説明がありました。名古屋大学の推薦は難しいと敬遠されがちなので意外とねらい目なこと、岐阜大学の推薦は岐阜県居住または岐阜県の高校を卒業した者と出願資格が限られており、定員が多く、小論文・面接での一発逆転があることなどを解説されました。


このあたりを具体的にお話しできるのは、実際に合格者を指導したことがある強みだと思います。東海3県の国公立医学部の推薦はすべて共通テストが課されますが、高知大学や東北大学など、共通テストを課さないタイプの総合型選抜に関する紹介もありました。



大事にしてほしいこととおススメの勉強法

さて、1人目の合格者は高校2年の時からずっとメルリックス学院名古屋校に通っていた生徒です。彼女からは医学部受験生が大事にしてほしいことを2点、おすすめの勉強法を1点お話しいただきました。


<大事にしてほしいこと>

1.一日一日をおろそかにしない

受験学年である高3だけでなく、高1、高2からどれだけ努力を積み重ねてきたかが結果に直結する。特に学校推薦を取るためには高校の評定が必要。授業の復習はその日のうちに、少なくとも週末に行い、わからないところは先生や友人に聞くことで先生と良い関係も築け一石二鳥だった。スランプに陥る時期もあったが、その時に「でもあの時の貯金(努力)がある」と思えたので前向きになれた。より早く勉強に戻ることができた。


2.受験に必要な科目にばかりこだわらない

教科の得手不得手で受験校を決めるのではなく、推薦では受験で使わない科目の評定も必要なのでそれを活かすことも考える。例えば、名古屋市立大学医学部は物理・化学でしか受験できないが、生物や共通テストにない科目も勉強すれば評定平均で有利になる。医学部志望だと社会を軽視しがちだが、中部圏活躍型推薦における共通テストの圧縮割合は「数学=理科=地歴公民(75%)>国語=英語(62.5%)」なので、社会もおろそかにしない。


自分の場合は文系科目が得意だったので、数学の合間の休憩として英字新聞や日本史の資料集を読む習慣を作ったところ、勉強と休憩が一度に出来てお得だった。


<個人的におススメしたい勉強法>

英語は伸びるのに時間がかかるので、今すぐにでも英語の学習を始めてほしい。高1、高2のうちから長文に取り組むことで速読ができるようになり、共通テストのスピードにもついていける。英語を英語のまま理解すること、わからない単語も前後の文脈や接頭/尾辞から推測できるようにすることが目標


数学は共通テストの問題の癖が強いので、共通テストの演習に力を注ぐべき。数学がとても得意でも共テ形式は苦手な子もいた。共テ模試の段階で苦手意識を感じたら、数学だけは早めに対策を始めてもいいかもしれない。


とにかく何度も繰り返す「継続は力なり」

2人目の合格者は実際の名古屋市立大学医学部の推薦でどんなことが出題されたか、それに対して自分がどのように対応したかをわかりやすく説明してくれました。試験の様子を大変細かく伝えてくれて、これだけシミュレーションができていれば、本番でも落ち着いて対応できそうです。


彼女の高校での勉強法は、高1、高2は英語と数学をメインで勉強し、高3は数学の演習と理科をメインにしたとのことでした。特に高3になると理科の勉強時間が増えて、英語と数学に使う時間が高1の時の半分以下になってしまうこともあったそうですが、それまでに培った基礎があったので間に合ったそうです。


共通テストに関しては、共テ模試を繰り返しやって、どうして間違えたのかをまとめたノートを作っていたということで、実際にそのノートのページも紹介してくれました。努力の跡がうかがえるページでとても興味深かったです。また、自分がすぐに忘れる箇所もノートを作り、そこも試験前に何度も何度も見返したそうです。


そうすることで、試験時間が短い共通テストでどうしても起きやすいケアレスミスをかなり減らすことができたそうです。とにかく彼女は繰り返し勉強する人で、自分の苦手な形式も何度も解きまくることで「なんとなくわかってくる」と話してくれました。結果として、高2の共テ模試から100点以上伸ばすことができたので、まさに「継続は力なり」です。


彼女は私立医学部も併願していたので、共通テスト後にどういうスケジュールで入試を進めていったかも話してくれて、国公立医学部と私立医学部を併願する人にとっては大変参考になったのではないかと思います。



大事にしてほしいこととおススメの勉強法

最後は名古屋市立大学医学部<中部圏活躍型>推薦の一期生である学生が来て、大学での生活や勉強について語ってくれました。


パンフレットに掲載されていない「ここだけの話」をたくさんしてくれましたが、一期生ということで、卒業後の研修先やその後のキャリアなども初めてのケースということになります。それがモデルケースとなって後輩達のお手本になるわけですから、ぜひ自分が納得のいくキャリアを選んでほしいと思いました。


募集要項に書かれている【研究力養成コース】でどんなことやっているかや、2025年に完成予定の救急災害センターなど、通っている学生しか話せない内容が本当に盛りだくさんでした。



今日は本当に多くの方にお越しいただき、大教室が満席になる盛況でした。やはり皆さん、医学部に合格した方がどういった勉強をしていたかなどに興味があることがわかりましたので、今後もこういったセミナーを企画していきたいと思います。


※メルリックス学院名古屋校では国公立医学部併願の【現役コース】を開講しています。体験授業をご希望の方はお気軽にお申込みください。








鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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