【2025東邦】東邦大学医学部の正規合格と繰り上げ合格
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今年から東邦大学医学部は補欠合格者をA,B,C,Dのランクで本人に通知するようになりました。繰り上げ合格にどのような影響があるでしょうか。
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2025年度の志願者数は不明
2025年度入試の東邦大学医学部一般入試の志願者は不明ですが、単独で一次試験が実施されていた昨年と比べて、今年は藤田医科大学、埼玉医科大学と一次試験日が重なりました。昨年の2,931人よりは減少したと思われます。
2025年度の一次合格者数と正規合格者数
2025年度入試から東邦大学医学部は一次合格者、そして正規合格者の一覧発表を取りやめました。よって、何人の方が合格したかは不明ですが、昨年は499人の方が一次合格、そして98人の方が正規合格されました。
今年の東邦大学一般入試の募集人員は約67人と、新しく導入された統一入試の募集人員3人の分が減っています。正規合格者の数は昨年の98人とほとんど変わらないか、若干減少したのではないかと推測されます。
2025年度の補欠候補者数
東邦大学医学部はこれまで補欠候補者に通知を出していませんでした。今年からA,B,C,Dのランクを付けて、正規合格発表の際に、インターネットで補欠候補者に通知するようになりました。
一次合格者を500人弱と仮定すると、二次試験の受験者は何人ぐらいいるのかですが、私立医学部で二次受験者の数を公表しているところを見ると、試験の時期や日程にもよりますが、大体50人ぐらいが欠席者の平均値といったところです。
仮に50人減の450人ぐらいが二次試験を受験したと考えると、そのうち正規合格者が100人弱。残り350人全員に補欠通知を送っているとは考えにくいものがあります。なぜならば、私立医学部の中で多く補欠候補者を出している杏林大学医学部や北里大学医学部でも、補欠候補者は200人から250人程度です。
東邦大学医学部一般入試も、初年度で様子見のところがあるとはいえ、それほど多くは補欠候補者を出していないと考えられます。おそらくは100人から200人の間でしょうか。A,B,C,Dのランク付けも、受験者の得点分布を見た上で、大学が恣意的に決めていると思われます。
よって、均等に割り当てられているとは限りませんが、おそらく大学の心づもりとしては「Aの補欠者は繰り上げ合格になる可能性が高い」と考えていると思われます。
2025年度の繰り上げ合格の連絡方法
2025年度の東邦大学医学部募集要項には以下のように記載されています。
・合格者の手続状況により欠員が生じた場合は、補欠者を順次合格候補者とします。該当者には本学より本人に電話連絡のうえ、入学の意志があると確認できた場合にのみ、志願票で選択した住所へ文書をもって本人宛に通知します。
・電話連絡の際は、志願票に記載されている電話番号に連絡をし、不在の場合は当日中のみ折り返しの連絡を待ちますが、翌日以降は次の候補者に連絡します。
まずは電話連絡となるため、志願票に登録した電話番号はすべてチェックしておいた方が良さそうです。
2025年度の繰り上げ合格者数予想
東邦大学医学部はこれまで繰り上げ合格者数を公表していません。以前、事務の方から聞いた時は予想していたよりかなり少ない人数でした。うかがった人数が、実際に繰り上げ合格の連絡をした人数なのか、連絡時に入学の意志を確認できた人数なのかはわかりませんが(おそらくは後者ではないかと思われますが)どんなに多くても100人を超える年はあまりないのではないかと思われます。
やはり都内にあること、学費が2580万円と私立医学部の中では安いことから「東邦の合格通知をもらえれば東邦に行く」という医学部受験生が多いのではないかと思われます。
今後の展望(2/24時点)
まずは正規合格者の入学手続締切日の翌日である2月21日(金)が、1回目の繰り上げ合格が出るかどうかのタイミングになります。
その後は、ほぼ1週間おきに、前回繰り上げ合格になった人の手続き状況を踏まえて回ることが多いようです。溜めて回すのではなく、毎回の繰り上げ合格者の手続き状況を見ながら、欠員分を補充していくという繰り上げ合格の出し方です。
ちなみに、2月23日(日・祝)に一次試験が行われた統一入試も補欠候補者の出し方は同じです。統一入試の二次発表は3月8日(土)、正規合格者の手続締切は3月13日(木)です。
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