【2025獨協】獨協医科大学医学部(一般前期)の正規合格と繰り上げ合格
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
私立医学部の前期日程はすべての一次試験が終了し、昨日の慶應義塾大学医学部が最後の一次合格発表でした。2/22の近畿大学医学部を皮切りに後期日程が始まりますが、前期日程の補欠と繰り上げ合格について受験情報センターが予想しました。
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2025年度の志願者数
2025年度入試の獨協医科大学医学部(一般前期)の志願者数は3,415人でした。
内訳は1日目1,719人、2日目1,696人。(のべ人数でカウント)
昨年の3,166人(1日目1,593人、2日目1,573人)から249人増えて、前年比7.9%増でした。
今年は同じ栃木県にある自治医科大学の一次試験日と2日間とも重なっていました。
昨年は一次試験の1日目が川崎医科大学と重なっていました。
入試難易度ランキングでは同じようなレベル帯に位置する獨協医科大学と川崎医科大学ですが、昨年の志願者数を見る限り、川崎医科大学との「一次試験日かぶり」は志願者数にさほど影響しなかったと言えるでしょう。
やはり獨協医科大学の志願者は東日本の医学部受験生が多く、西日本の医学部受験生はあまり受けないということが言えるかもしれません。
2025年度の一次合格者数と正規合格者数
今年から獨協医科大学の合格発表は受験番号一覧ではなく、受験生一人ひとりが確認する形式になったため、一次合格者数も正規合格者数も不明です。
2025年度の補欠候補者数
獨協医科大学は例年、補欠候補者数は公表しておらず、受験生本人にのみ通知されます。
2025年度の募集要項には「※上位の繰上げ合格候補者には、繰上げ順位も併せて発表します」とあり、例年「番号あり」の補欠候補者と「番号なし」の補欠候補者に分かれているようです。
2025年度の繰り上げ合格の連絡方法
募集要項には「志願票の本人欄に記載されている電話へ学務部入試課( 0282 87 2108 )より電話にて入学の意思を確認します」とあります。
「電話に出ない場合や電話がつながらない場合には、保護者欄及び学費関係責任者欄に記載の電話番号へ電話」との注意書きもあり、かなり親切に繰り上げ合格の際の連絡方法が書かれています。
ただし「電話連絡が取れない場合は、下位の順位の者を優先する場合があります」とあるため、市外局番「0282」からの電話は注意しておく必要があります。
また、繰上げ合格者は、合格発表ページより合格を確認できるそうです。
2025年度の繰り上げ合格者数予想
残念ながら、正規合格者数の数がわからないので、繰り上げ合格がどのぐらい回るかの予想をすることができません。
昨年は正規合格72人、繰り上げ合格99人で、全部で171人の方が最終合格となりました。その前の年である2023年度は正規合格105人、繰り上げ合格22人(最終合格127人)、2022年度は正規合格88人、繰り上げ合格54人(最終合格142人)でした。
昨年は募集人員をそれまでの57人から52人に絞った影響か、正規合格者も例年より少ない人数でした。その結果、100人近く繰り上げ合格が回ることになり、これは大学が予想していた以上だったのではないかと思います。
そのため、今年は88人だった2022年度並みの正規合格者として、そこまで繰り上げ合格が回らないように調整したのではないかと予想しておきます。
2024年度の繰り上げ合格推移
昨年の繰り上げ合格は2回目が2/20で14人が繰り上がったことがわかっています。学内掲示板からの情報です。(今年から学内掲示板での発表はありません)
おそらく1回目の繰り上げ合格は正規合格者の手続締切日だった2/14の直後だったと思われます。そこから1週間しないうちに(おそらくは1回目の繰り上げ合格者の手続締切日の翌日に)2回目の繰り上げ合格を出したのでしょう。
その後の動きについてメルリックスではわかりませんが、おそらく3月末まで断続的に繰り上げ合格が回ったと考えられます。
今年の入学金返還がされる辞退締切日は3/31の17:00なので、今年も3月末の最後まで繰り上げ合格が回りそうです。
今後の展望(2/20時点)
一般前期で正規合格した人の手続締切日は今日2/20(木)でした。
早ければ明日、1回目の繰り上げ合格があると思います。ただ、正規合格者を昨年より多く出している場合、1回目の繰り上げ合格がもう少し遅く、3月になることも考えられます。
獨協医科大学は昨年から一般後期を実施しています。今年は募集人員が昨年の10人から15人に増えました。
昨年、メルリックスから獨協医科大学を一般前期と一般後期の両方を受験して、両方とも一次合格した生徒がいました。
一般前期で不合格になったからといって、一般後期をあきらめる必要はありません。
ちなみに、昨年の一般前期の入学者は52人、一般後期の入学者は10人と、募集人員と同じ数の入学者でした。合格者の成績次第ではありますが、基本的には前期は前期、後期は後期で募集人員を満たすように繰り上げ合格を出すと考えられます。
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