【大歯推薦】大阪歯科大学学校推薦型選抜に合格するための対策
こんにちは。
情報センター長の鈴村です。
今日は昨年度から1浪まで受験できるようになり、志願者がさらに増えた大阪歯科大学歯学部の学校推薦型選抜について取り上げます。2025年度入試では指定校推薦で大きな変更があります。
目次[非表示]
○2025年度 入試概要
大阪歯科大学の学校推薦型選抜は公募制であれば1浪までなら誰でも受験できます。評定平均の規定はありません。指定校制は現役生のみが受験できます。
2025年度入試からは指定校制にも理科が課されるようになります。公募制・指定校制ともに英語・数学・理科1科目と小論文・面接を受験する必要があります。
また、約45名だった募集人員が2025年度入試より約40名に減少します。
○2025年度 募集要項
◎入試日程
出願期間 |
2024年11月1日(金)~ 2023年11月17日(日)消印有効 |
---|---|
試験日 |
2024年11月24日(日) |
合格発表日 |
2024年12月2日(月)15:00 |
入学手続締切日 |
2024年12月9日(月) |
◎募集人員
募集人数 |
約40名 (指定校専願制を含む) |
---|
◎出願資格
対象 |
1浪まで(指定校制は現役のみ) |
---|---|
評定平均 |
なし |
○倍率
2024 |
2023 |
2022 |
|
---|---|---|---|
募集人数 |
約45名 |
約45名 |
約40名 |
志願者数 |
117名 |
109名 |
87名 |
受験者数 |
115名 |
108名 |
87名 |
合格者数 |
51名 |
62名 |
57名 |
実質倍率 |
2.3倍 |
1.7倍 |
1.5倍 |
入学者数 |
― |
51名 |
57名 |
○過去問
教科 |
科目・出題範囲等 |
形式 |
時間 |
配点 |
---|---|---|---|---|
外国語(英語) |
「英語コミュニケーションⅠ」「英語コミュニケーションⅡ」「英語コミュニケーションⅢ」「論理・表現Ⅰ」「論理・表現Ⅱ」「論理・表現Ⅲ」 「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ」「英語表現Ⅰ」 |
記述式 |
60分 |
100点 |
数学 |
「数学Ⅰ」「数学A」「数学Ⅱ」「数学B」「数学C(ベクトルのみ)」 |
記述式 |
60分 |
100点 |
理科 |
「物理基礎・物理」 「化学基礎・化学」 いずれか1科目を選択 「生物基礎・生物」 |
記述式 |
60分 |
100点 |
小論文 |
与えられた課題に対する理解力、論理的思考力、文章表現力、基礎的知識等を評価するための問題を出題する。 |
400字以内 |
40分 |
段階評価 |
面接 |
志望動機、学修意欲等について質問し、アドミッション・ポリシーとの適合度を総合的に評価する |
個人面接 |
約5分 |
段階評価 |
※1 外国語(英語)の各種資格・検定試験の結果について、一定の基準を満たしている場合は、英語民間試験のスコアを利用することが可能となる。
※2 「面接免除制度」学校推薦型選抜を受験した場合、一般(前期・後期)と共テ利用(前期・後期)の面接は免除される。
大阪歯科大学の学校推薦型選抜の過去問は公表されています。一般選抜と非常に出題傾向がよく似ているので、推薦を受験する場合も一般選抜の問題で対策するといいでしょう。
◎外国語(英語)
長文1題。空欄の単語補充1題。英単語の定義問題1題。並べ替え1題。記述式。一般選抜の問題と傾向がよく似ている。
◎数学
[1]は小問集合。[2][3]は記述式大問。これまでは一般選抜の問題より量が少なく、基本的な問題が出題されていた。
◎理科1科目
物理・化学・生物とも大問3題。これまでは一般選抜の問題より量が少なく、基本的な問題が出題されていた。
◎小論文
テーマ型40分400字以内。
◎面接
10分間で面接カードを記入する。それと志望理由書を面接資料として個人面接が約5分間で行われる。
○合格最低点
2024 |
2023 |
2022 |
---|---|---|
非公表 |
236.0/300点(78.7%) |
198/300点(66.0%) |
○出願書類
◎推薦書・調査書
高校の先生に書いてもらう書類。厳封のこと。
◎志望理由書
出願時にWeb上で提出。面接資料として利用する。
◎英語民間試験結果証明書 (スコア利用の場合のみ)
英語民間試験スコアを利用する場合のみ提出。
○特待生制度
成績優秀な受験生に対し、6年間の学納金(入学金を除く)が国立大学と同額(年額535,800円)程度になるよう、差額を免除する。学校推薦型選抜から1名、一般前期から2名。選考を希望する者は共通テストの受験が必要。
○攻略法
英語・数学・理科それぞれ非常にオーソドックスな出題です。日頃からコツコツと基本的なことを勉強してきた受験生が報われる出題となっています。もともと西日本の歯学部受験生に絶大な人気を誇り、合格最低点が7割を超える年もありましたが、併願可能になった2023年度は合格最低率78.7%と取りこぼしが許されない入試となりました。
2024年度入試の合格最低点は公表されていませんが、メルリックス学院の予想問題プレテストで入試本番の感覚をつかむことで得点力を養うことができるでしょう。