大阪歯科大学歯学部の学校推薦型選抜が1浪まで受験できるように
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今日は7月29日(土)に大阪校で実施する【大阪歯科大学推薦入試プレテスト&ガイダンス】についてお伝えします。※ガイダンスは終了しました。
2024年度入試から1浪まで受験可能に
昨年から大阪歯科大学歯学部の推薦は併願が可能になりました。その結果、109人が志願して108人が受験、合格者は62人、入学者は51人でした。合格した者のうち11人が入学を辞退したことになります。
今年はさらに、これまで現役生のみだった受験資格が1浪生までに拡大されます。評定平均は出願資格に含まれていませんので、高校から推薦書を出してもらえれば誰でも受験できます。
試験科目は英語、数学(I・II・A・B)、理科1科目と小論文、面接です。私立歯学部の一般的な出題科目・範囲になります。
入試改革が続く大阪歯科大学
何年も前から大阪歯科大学は多くの入試改革を行っており、推薦の他に一般前期・一般後期、さらに共通テスト利用前期・共通テスト利用後期の他に、プラス1という入試制度も実施しています。
これは私立歯学部では他に明海大学、朝日大学、愛知学院大学で導入されている制度ですが、一般選抜と共通テストの(一部の)科目を合わせて合否判定する方式です。基本的に一般選抜、共テ利用選抜と併願して、自分の得点が一番高い方式で合格を狙うための制度です。
昨年の共テ利用前期の志願者は99名、プラス1前期の志願者は83名、共テ利用後期の志願者は30名、プラス1後期の志願者は24名です。共テ利用に出願した人の8割以上がプラス1も併願しています。
国公立歯学部が西日本に多い背景
共テ利用に関連する入試制度が手厚い背景には、やはり関西地区に私立歯学部が1校しかなく、多くの歯学部受験生が国公立歯学部を考えているという地理的条件があるでしょう。
関西の歯学部受験生の多くは大阪大学歯学部にあこがれを抱いていると思いますが、国公立12大学中8校が西日本にあります。東日本には北海道大学、東北大学、東京医科歯科大学、新潟大学の4校しかありません。医学部と同じく、国公立大学歯学部の分布も西日本偏重となっています。
そういった背景もあり、「ダメなら私立歯学部もある」と切り替えることができる東日本の受験生に比べると、西日本の受験生は私立だけでなく国公立も選択肢として考えている割合が多いのではないかと思います。
そういった中で、大阪歯科大学は1911年に創立された大阪歯科医学校を母体とする、創立から110年以上の歴史を持つ私立歯学部の雄として存在しています。2017年には医療保健学部、さらに2018年には大学院医療保健学研究科を開設しており、歯科医療の総合大学でもあります。
推薦プレテスト1回目は7月29日(土)、2回目は9月17日(日)
関西の歯学部受験生と話していると、まず大阪歯科大学の名前が出ますし「国公立に行けなくてもせめて大阪歯科大学に行きたい」という希望を持っている受験生は多いと感じます。
キャンパスも駅前にある樟葉キャンパスや、附属病院のある天満橋キャンパスなど、大阪の中心部にあって通いやすいのも受験生にとっては魅力でしょう。
メルリックス学院大阪校では昨年に引き続き、大阪歯科大学の入試担当者にご来校いただき、推薦入試を中心に2024年度入試の変更点についてお話しいただきます。また、同じ日に大阪歯科大学推薦プレテストも実施します。
翌日は大阪歯科大学のオープンキャンパスですので、メルリックス学院の説明会で入試担当者にじっくり聞きたいことを聞いた後に、実際のキャンパスを見学に行くのもお勧めです。