福岡大学一般系統別の数学講評|計算は煩雑だが素直な問題が並ぶ
こんにちは。
メルリックス学院の数学科解答速報チームです。
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例年通りの出題形式
今日は福岡大学と東海大学の解答速報がありました。
まず、福岡大学の数学についての講評です。
例年と同じ、大問3題の出題でした。
[I][II]は小問集合、[III]は数3の記述問題という構成も変わりません。
全体的な問題の難易度はそれほど難しくありませんが、計算が煩雑な問題が並んでいます。
それでは順に見ていきましょう。
基本的な問題が並ぶ小問集合
まず[I]は解きやすく完答できる問題が並んでいます。
計算が多少煩雑ですが、試験会場で自分が落ち着いているかどうかを計るには良い問題だったのではないでしょうか。
[II]の(i)は場合分けを丁寧にして計算を頑張れば解ける問題でした。
(ii)は聞かれている知識は基本的なものでしたが、面倒な計算をミスなくやり切ることが必要な問題でした。この計算はちょっと大変だったかなと思います。
⇒ 最初にアップした[II]の解答が誤っていました。ご指摘いただいた受験生の方、本当にありがとうございました。
こちらで経緯をご説明しています。
幾太郎ブログ『今日は福岡大学医学部の解答速報でやらかしてしまいました』
ここまでは本当に基本的な問題ばかりで、医学部受験生であれば夏の時点ですべてマスターしておいてほしい問題ばかりでした。
実際には計算ミスなどで点を落とすこともあるかもしれませんが、少なくとも手が止まるということはなかったはずです。
合格目標ラインは7割程度?
[III]は毎年福大では数3の微分・積分問題が出題されていますが、今年は例年よりも素直な積分の問題でした。(ii)の積分計算も受験生にとっては馴染みのあるレベルだったと思います。
最初に1回微分して、その後にもう1回微分する時に、文字をそろえておくと計算が簡単になるので、その意識は必要だったかもしれません。
試験時間は90分ですので時間はあったと思われます。
計算ミスのないように極力見直しをすること、全部答を出してから、最初から見直すのではなく、問題を解いている途中でちょくちょく見直しをすることで、無駄な時間とミスを減らせたのではないでしょうか。
合格目標ラインは7割程度と予想します。
本当に素直な問題が並んだ今年の福大の数学でした。