東海大学1日目の数学講評|問題がわかりやすく二極化
こんにちは。
メルリックス学院の数学科解答速報チームです。
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問題の難易度にギャップあり
今日は福岡大学と東海大学の解答速報がありました。
福岡大学の講評は先ほど掲載しました。
今回は東海大学の数学についての講評です。
これまでの勉強でほぼ同じ問題を解いたことがあるような基本的な問題と、一見しただけではどう解いたらいいのか戸惑ってしまうような問題が混ざっていて、その難易度に随分ギャップがあるように感じました。
言い換えると「これは後に回そう」「これは時間がなければ捨てよう」と判断できる問題がわかりやすかったということです。
大問1の小問集合は(5)と(7)を除いて、非常に易しいレベルの問題が並びました。解答速報にも書きましたが教科書レベルの問題もあり、解いている我々も驚くほどでした。
(5)は見た瞬間、少しドキッとする面倒な問題でした。これはとりあえず飛ばして先に行こうという判断でも良かったのではないかと思います。
(7)は計算が少し面倒なので、これもこの中ではやりにくい問題でした。
大問2が一番面倒な問題
大問2が3つの大問の中では一番面倒だったかもしれません。
やり方は何通りかあるのですが、平面の成分方程式に詳しければ座標を取ることで簡単に処理することができます。
文字定数kが入っているため計算が煩雑になり、受験生にとっては嫌なタイプの問題だったのではないかと思います。アから少なくともエまでは解きたいところです。
大問3は絶対値の付いた隣接 2 項間の漸化式ですが、計算の煩雑さを除けばそれほど大変な問題ではありません。(1)(2)(3)は丁寧に計算して処理をすることができるので、(3)か(4)ぐらいまでは答を出したいところです。
(5)(6)は気が付くかどうかで決まるのですが、単純な絶対値の付いた 1 次方程式の問題でした。
数3を出題範囲から除外した意図は…?
面倒そうな問題をすべて飛ばすと考えても、大問1は5/7問、大問3の前半も確実に得点したいところです。
残りの問題はとっかかりで躓かなければある程度の得点はできると思われます。合格最低ラインは全体で5割5分といったところでしょうか。
明日2日目の問題も見てみないとわかりませんが、今年から数3を出題範囲から除外するという変更の意図がちょっとつかみかねる出題でした。