医学部入試を決めるもの
こんにちは。
受験情報センター・副センター長の朝倉です。
目次[非表示]
- 1.医学部受験を制するために必要なこと
- 1.1.1 気後れしないことと焦らないこと
- 1.2.2 切り替えること
- 1.3.3 諦めないこと
- 2.諦めないことの大切さ
医学部受験を制するために必要なこと
私立医学部入試は1/18から始まりました。既に何校か受験された方もいらっしゃいますね。
順調に滑り出した人、序盤につまずいてしまった人、いろいろだと思います。しかし、まだまだ始まったばかりで、今後のことは分かりません。
医学部受験を制するために必要となることを、医学部数学指導歴16年の朝倉がお話します。
1 気後れしないことと焦らないこと
私立医学部の受験は各大学2000人程度受験します。入試会場にはたくさんの受験生が集まります。こんな風に感じてしまうことはありませんか。
「こんなにたくさんの頭の良さそうな人達の中で、私が選ばれるはずはない」
そうですよね。その気持ちは分かりますよ。私も29年前の大学受験のときには同じ気持ちでした。
でも実際のところ、受験生の半数程度は、全く合格の見込みのない人達です。ガチで合否を争いに来ている人は想像よりもだいぶ少ないものです。
強く気持ちを持つことで、自分の実力が発揮できます。気持ちで負けないことが大切です。
そして、逆に力が入り過ぎてしまうこともあります。焦って空回りしてしまうのですよね。特に受験の序盤戦ではありがちな光景です。
いつも通りにやれればいいんですよ。いつも通りならば、受験の緊張感はむしろプラスに働きます。いつもよりも出来てしまうこともあります。
サッカーと同じようなもので、一歩遅れればパスは繋がらないし、一歩焦ってしまえばオフサイドです。出題者からのパスをいつも通りに受け取ってください。
2 切り替えること
医学部入試は英数理理の4科目がすべてうまくいったときに合格になります。
「今日は一つもうまくいかなかった。次もダメなのかもしれない」
と思うこともあるでしょう。しかし、全部うまくいかなかったのであれば、次は全部うまくいくのかもしれません。“全滅で厄払いをして全勝のフラグを立てた”と思えばいいのです。
その日の受験のことは、その日に忘れてください。手応えが良くても悪くても。考えても仕方ないことはもう考えないことです。
次の試験に集中しましょう。毎日が受験初日の気分で。
3 諦めないこと
一番大切なことです。
徐々に結果が明らかになっていくと、「自分は合格できない。できっこない」
という気持ちになります。誰でもなりますよ。
2/10くらいまでに私立医学部入試は一巡します。そこまで結果が出ていないと「もう無理だ」
という気持ちになりますね。
しかし、医学部入試には後期試験もあります。後期試験は倍率は高いことが多いですが、難易度としては前期と同等かそれよりも低い大学もあります。
“勝負は下駄を履くまで分からない”のであれば、下駄を履かなければいいのですよ。
しかし、悪魔はあなたに囁きかけます。
「おまえなんて、どうせ無理だろ。諦めて楽になってしまえよ」
諦めないことの大切さ
私の教え子にもいました。前期試験は一次すら全滅。後期試験で第一志望の医学部に合格。それも特待で。
その生徒には言われました。
「先生は“絶対に諦めるな”と言ってくれていましたね。私は諦めたことは一度もありませんでした。しかし・・・先生は諦めていましたね」
そうですよ。私はもう諦め切っていました(笑)。私が諦めても本人は諦めなかった。
今は医学部の4年生になっています。先日、CBTに合格したと連絡をくれました。3/19に名古屋校で開催される医学部セミナーにも来てもらって、その当時のことをお話してもらう予定です。
医学部入試を決める要素、それは・・・最後の最後の最後まで諦めない気持ちです。