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【2024近大】近畿大学医学部一般入試(一般選抜)に合格するための対策

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。


今回は1月28日に入試が行われる近畿大学医学部についてお伝えしたいと思います。近畿大学と言えば、一般入試においては数学が医学部独自の問題だったのが、2024年度入試からは他学部共通になると発表があり、大きく話題を呼んでいます。もともと近畿大学医学部では数学Ⅲが出題されていませんでしたが、この変更においても数学Ⅲは出題されません。2024年度入試では数学は落とせない科目であることは間違いないでしょう。


私立医学部一般入試偏差値ランキングでは17位 偏差値64.5です。

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目次[非表示]

  1. 1.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の概要
  2. 2.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の試験結果
  3. 3.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の試験概要
  4. 4.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の英語
  5. 5.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の数学
  6. 6.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の化学
  7. 7.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の生物
  8. 8.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の物理
  9. 9.●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の面接
  10. 10.●私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
  11. 11.☆佐藤代表の著書が1月19日より全国有名書店で発売中☆

●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の概要

近畿大学医学部の一般入試は前期55名、後期5名、地域枠が大阪府3名、奈良県2名、和歌山県2名、静岡県前期6名、後期4名の募集となっています。ここ数年の受験者数は2021年度1494名、2022年度1397名、2023年度1426名となっており、他の近畿圏にある医学部と比べると、受験者数が少ない傾向にあります。ただ、2023年度に東海大学が数学の範囲をⅠA・ⅡBに数学の負荷を減らした際、受験者数が約1.8倍にまで増えたことから、2024年度入試において数学の負荷を減らした近畿大学医学部でも同じように受験者数の増加が見込まれます。



もっとも東海大学は入試日が二日設けられているので、単純に比較はできませんが、出願者は1994名と発表されていますので、ここから何名が受験に来るのか気になるところです。
 


その他、数学が他学部共通になったことにより、今まで数学、外国語、理科で入試が行われましたが、2024年度入試から理科、数学、英語の順に変更になっています。近畿大学医学部入試の一次試験合格発表日は2/7(水)、近畿大学二次試験合格発表日は2/23(金)です。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の試験結果

それでは近畿大学の入試結果を見ていきましょう。先ほども触れましたが、2021年度から前期入試の募集人数は55名と変更はありません。2021年度では受験者数1494名に対し、一次合格者が223名、正規合格者は96名で15.6倍、2022年度では1397名の受験者に対し、一次合格者は218名、正規合格者は104名で13.4倍、2023年度では1426名の受験者に対し、一次合格者が228名、正規合格者は108名で13.2倍という結果でした。


合格者最低点を見てみると、2021年度は233点と少し高いものの、2022年度、2023年度はそれぞれ214点、213点となっています。ただし、2024年度からは合格者最低点も上がるでしょうから、注意しておきたいところです。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の試験概要

近畿大学医学部一般入試は例年、英語(60分/100点)、数学(60分/100点)、理科(120分/200点)で行われており、この部分に関して変更はありません。


ただし、英語を除いて記述式だったのが、2024年度から数学もマーク式になります。また数学は他学部共通の問題に変更となります。生物はやや難し目の問題も出題される傾向にありますが、全体的に標準レベルの問題が出題されます。といっても理科では応用力が問われる問題も出題されるので、しっかりと対策する必要があります。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の英語

近畿大学医学部の英語は2021年度以降、A~Cは文法・語彙問題、D~Hは読解という構成で、それぞれの内容は例年変わりません。設問はすべて英語で問われます。問われている内容の読み間違いを防ぐためにも、英語での設問に慣れておくこと、正しく設問を理解するための知識を身に着けておくことが必要です。


近畿大学医学部の英語の語彙レベルは高いことで知られています。例年空欄補充、同意表現が問われています。語彙力を強化しておく必要もありますが、まずは標準的な問題や得点できるところはしっかりと得点していきましょう。


読解問題は難易度にばらつきがあります。出題される英文テーマは医学・医療に関するものだけでなく、新しい小タンパク質の同定、芸術的側面をもつ科学のようなものから、イーロン=マスクやスティーブン=ホーキングに関するものなど多岐にわたります。設問内容は同意表現、内容真偽、内容説明などが例年出題されています。本文だけでなく、設問や選択肢の英語もしっかりと読み取り、情報を綿密に照らし合わせる必要があります。


試験時間60分に対する問題量は決して多いわけではありませんが、設問がすべて英語なだけに、時間がかかります。知識問題は素早く解き、読解に時間を費やしたいところです。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の数学

近畿大学医学部の数学は2024年度から他学部共通の問題になります。大問3問で構成されているところは変更ありません。過去の出題分野を見てみると、満遍なく出されていますが、ⅡB(ベクトル・数列)が少し多いという印象があります。そのほか確率や漸化式を見直しておくといいかもしれません。


今までは記述式でしたがマーク式になったこともあり、高得点を狙いたいですが、満点でなければならないわけではありません。ボーダーは8割前後といったところだろうと予想されますが、数学を得点源にしたいという方は8割5分を目指したいですね。


高得点勝負とはいうものの、簡単なわけではなく、すこしひねった問題も出題されることもあります。「高得点」と気負いすぎず、取れる問題を確実に取っていくことを意識しながら、過去問を解いておきましょう。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の化学

近畿大学医学部の化学は例年大問3問で構成されていて、理論の中心の出題が目立ちますます。標準レベルの問題が出されることが多いですが、近年難化傾向にあり、一部難度が高い問題も出題されることもあります。また、計算問題は毎年出題されていて、計算式を求められることも多くあります。年度によっては論述も出題されていることから、対策をしておく必要があります。


まずは基本項目の整理をしておきましょう。比較的広範囲から出題されています。中にはあまりなじみのない問題が出題されていることもありますが、問題文中にヒントがある場合もあるので、落ち着いて問題をよく読むことが肝要です。



やや難しい計算問題や論述が出題されることを考えると、時間に余裕があるとは言えないので、時間配分に気をつけて解いていってください。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の生物

近畿大学医学部の生物は2022年までは大問3問だったのが、2023年では大問3問になっていましたが、出題形式は例年ほぼ同じ出題が続いています。記述・論述が中心で、年度によっては描図や計算問題も出題されています。論述問題は字数制限があることが多く、2023年度では15字、50字、60字、150字の記述問題が出題されていました。簡潔にまとめる力をつけておき必要があります。 


問題の難易度は標準レベルが中心ですが一部高校の教科書では扱わない知識問題が出題されることもあります。教科書内容の一歩進んだ理解をしておくといいでしょう。また、医学部ということもあり、代謝、体内環境、動物の反応、遺伝情報、生殖・発生からの出題が多いです。試験前にしっかりと確認しておきましょう。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の物理

近畿大学の物理は記述力が要される問題です。例年大問3問から構成されていて、力学、電磁気は必出で、もう1題は原子、熱力学から出題されることが多いです。結果だけでなく、導き方や計算過程も記述する問題やグラフなどを描図する問題、理由や現象を説明する問題が出題されることもあります。特にここ描図は例年出題されているので、準備しておく必要があります。


標準的なレベルの問題が多いですが、描図や理由説明なども出題されるため、時間医余裕があるわけではありません。見慣れない問題や題意が読み取りにくい問題は後回しにするなど、効率よく問題を解く習慣を身につけておくようにしましょう。


●近畿大学医学部一般入試(一般選抜)の面接

近畿大学の面接は受験生1人に対し、面接官2人で行われる個人面接です。例年事前に決まった内容のアンケートを記入しますが、文字数が多いため、あらかじめどんなことを書くか準備しておくといいでしょう。アンケートの内容を中心にその他、医師志望理由や嫌いな人とどう接するか、チーム医療について、良い医師とはどのような医師か、といった受験生の考え方を重視していると思われる質問が多いです。


 
以上、近畿大学の大まかな情報についてお伝えしました。より詳しい内容、分析については試験前日1月27日17時30分より梅田ツインタワーズノースで行われる入試前日セミナーを活用していただきたいと思います。直前ガイダンスと2024年度から変更になる数学のワンポイント予想講座になっています。メルリックス学院人気講師による、ここでしか聞けない解説となっておりますので、ぜひお申込みください。


また、メルリックス学院名古屋校でも試験前日に入試前日セミナーを開催します。名古屋はなんとメルリックス学院名古屋校と同じ建物(CK20名駅前ビル)が入試会場です。近畿大学医学部入試当日はメルリックス学院名古屋校を受験生保護者待機室(受験情報誌も充実)、受験生休憩室に開放させていただきます。試験の合間の休憩等に活用されて下さい。保護者や受験生対象の受験相談にも応じさせていただきます。








●私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング

2024年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)


大学名

入試難易度
1位

慶應義塾大学

72.5
2位

東京慈恵会医科大学

70.0
3位

日本医科大学

69.0
3位

順天堂大学

69.0
5位

自治医科大学

68.5
5位

東北医科薬科大学​​​​​

(A方式)

68.5
5位
国際医療福祉大学
68.5
5位

大阪医科薬科大学

68.5
5位

関西医科大学

68.5
10位

産業医科大学

67.5

11位
昭和大学

66.5

11位

東京医科大学

66.5

13位

東邦大学

66.0

14位

東北医科薬科大学

(B方式)

65.5

14位
藤田医科大学
65.5
16位
日本大学

65.0

17位
近畿大学

64.5

17位
兵庫医科大学

64.5

19位
杏林大学
64.0
19位
帝京大学
64.0
19位
東海大学
64.0
19位
愛知医科大学

64.0

19位
東北医科薬科大学
(一般)

64.0

24位
岩手医科大学

63.5

24位
北里大学

63.5

24位
聖マリアンナ医科大学
63.5
24位
福岡大学

63.5

28位
久留米大学

63.0

28位
埼玉医科大学

63.0

28位
金沢医科大学
63.0
31位
獨協医科大学
62.5
32位
川崎医科大学
62.0
32位
東京女子医科大学
62.0

☆佐藤代表の著書が1月19日より全国有名書店で発売中☆

『あなただけの医学部合格への道標』メルリックス学院佐藤代表・著
ISBN978-4-7825-3591-2(産学社)

全国有名書店で発売中!Amazonでもご予約受付中です!セミナーに来校された方には無料で配布しております。


佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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