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医学部予備校と大手予備校の違い(3)|佐藤代表にインタビュー

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


医学部受験生や保護者の皆さんから聞かれることの多い「医学部予備校」と「大手予備校」の違い。メルリックス学院の佐藤代表にそのあたりを率直に聞いてみました。第1回第2回に引き続き、今回が第3回になります。


第1回はこちらから
第2回はこちらから


目次[非表示]

  1. 1.医学部予備校を運営する上でのやりがい
  2. 2.印象に残った生徒|東京慈恵医大に合格した生徒
  3. 3.印象に残った生徒|テキストの問題をABCに分けて繰り返した生徒
  4. 4.印象に残った生徒|歯学部再受験から金沢医科大学AO入試に合格した生徒
  5. 5.佐藤代表にとっての理想の予備校とは

医学部予備校を運営する上でのやりがい


――それでは少し話題を変えたいと思います。佐藤代表が医学部予備校を運営していて、やりがいを感じるのはどんな時でしょうか。


 
佐藤代表(以下「佐藤」):医学部予備校に通う生徒さんには、自己肯定感が低い生徒さんも相当数いらっしゃいます。そんな生徒さんに面談の中で、ご自分では気づいていない長所を多少、誇張してでも話すことによって、自分の長所に気づいて「明日から頑張ろう!」という顔になってくれた時は本当にやりがいを感じます。
 
また、私自身、独自の分析をして「今までこのようなアドバイスはどこでも受けたことがないです」と言われ、その生徒さんがアドバイスをしっかりと受け入れて合格証を手にしてくれた時はこの仕事をしていて本当に良かったと思います。


 
――独自の分析については、私ともよく医学部受験についていろいろな話をしますよね。
 
佐藤:鈴村情報センター長と「推薦の志願者数が増えたので、一般入試もこの程度まで伸びるのでは?」「今年度から入試科目が大幅に変更になったので、志願者数がこの程度までは戻るのでは?」などと議論することがあります。その内容を保護者会や生徒面談時に伝える場面があるのですが、予想がほぼほぼ当たった時などは嬉しいですし、自分の分析力に少し自信が持てたりします(笑)
 
新卒で務めた会社で与信を担当していたので、「分析して予想する」という行程が染みついたのですね(笑)


 
――そういったところにファーストキャリアが生きていらっしゃるのは本当に素晴らしいと思います。


(佐藤代表の進路指導は通り一遍のものではなく、その生徒さん独自のものであることも多い)


印象に残った生徒|東京慈恵医大に合格した生徒


――それではこれまでお会いになった生徒さんの中で、印象に残っている生徒さんを教えてください。

佐藤:まずは2年前に東京慈恵会医大に合格した生徒さんが真っ先に思い出されます。彼女は愛知県の公立有名進学校の生徒さんでした。高校3年夏に推薦入試対策で面談に来られてからのご縁でした。私によく相談しに来られて本当に言う通りにしてくれました。


例えば、


「毎回、書いた答案は必ず、先生に添削してもらいなさい」
「メルリックス学院のテキストだけを勉強しなさい。しかも繰り返し」


といったようなことです。


前期試験にチャレンジして1校も合格できなかった時に「現役の時に合格証を1枚でも手にしておくと自信が違うので金沢医科大学の後期試験を受験しなさい。必ず正規合格してくるから」と送りだしました。学費の関係で進学は難しいから受験しないと言っていたのですが、チャレンジだと思って受験しなさいとアドバイスしました。


結果として金沢医科大学の後期試験に正規合格したことで「1浪すれば志望校に行ける」という自信になったようです。本当に私の言ったアドバイスを全て実践してくれて、1浪で実力的には難しいと思っていた東京慈恵会医大に合格し、2次試験を受験した大学全てに合格してくれました。


――彼女が合格した時に「金沢医科大学の受験は迷ったけど、ここはプロの言うことを聞いた方がいいと思って従った。結果的に浪人時代にあれが自信になった」と言っていました。

佐藤:彼女が合格したご縁で、お母さまも地元で高校生に英語を教えてみえたこともあり、翌年度からメルリックス学院名古屋校で講師として遺憾なく指導力を発揮して下さっております。ここまで、私のことを信じて着いてきてくれた生徒さんは先にも後にも出てこないと思います。本当に「信念岩をも貫く」を具現化した例といえるでしょう。


また、私自身、成功する為には「愚直ともいえる程素直になること」を痛いほど学ばせて頂きました。この経験は私自身の生き方にも一石を投じたと思います。


――本当に生徒さんから学ぶことは多いと私も日々実感しています。


1浪して受験した8校全てに1次合格、2次試験を受験した7校全てに最終合格した生徒


印象に残った生徒|テキストの問題をABCに分けて繰り返した生徒


佐藤:次に印象に残っている生徒さんは、入校時に「私に受験を託したい」と仰られて入学された大阪校の生徒さんです。彼女は地元が北陸で金沢医科大学を第一志望にされていました。ただ、お預かりした年も川崎医科大学の一次試験には合格しておりました。


授業が始まってから前期はとにかく難しい問題は解かなくてよいから原理、原則までしっかりと考えて理解しようというテーマを課しました。講師へ授業が終わった後も毎回、愚直なまでに質問する姿を目の当たりにしました。講師からも質問の内容がよくなってきているとの報告を受けるようになりました。また、私と話すと元気になると言ってくれて気軽に雑談をしにきてくれたことも思い出として残っております。


後期授業からは解けなかった問題をABCに分け、Aは何度も繰り返し解きなおし、絶対に早急に解けるようにならないといけない問題。Bは入試までに解けるようになれば良い問題、Cはほぼ無視しても良い問題を整理してもらいました。判断に迷う場合は講師の先生に小まめに聞きに行ってもらいました。


この作業を徹底的に繰り返し行った結果、前期の基礎を徹底的に習得できたことも相重なり、後期の模試はコンスタントに偏差値60台後半を出せるようになりました。この作業は途中でやめてしまう生徒が多い中、入試前日まで彼女はABの問題を復習していました。ここまでこの作業を徹底してされたのは彼女以外いません。


あと、二次試験入試本番、朝7時からどうしても本番前に面接練習をして元気づけて欲しいと言われ、送りだしたことも最高の思い出となっております。


――先生に言われたことをそのまま実行するというのは、最初の日下部さんにも共通するところですが、なかなかやり通せる生徒さんは少ないです。やり通せたことが合格の勝因だとも思います。


(先生から言われたことをやり切った金沢医科大学に合格した生徒)


印象に残った生徒|歯学部再受験から金沢医科大学AO入試に合格した生徒


佐藤:最後に金沢医科AO入試で合格してくれた大阪校の生徒さんについて お話したいと思います。彼は現役生の時からお預かりして、授業にも真面目に取り組んでくれて偏差値も15程上がりました。


ただ、2浪時に迎えた金沢医科AO入試の当日、彼は頭が真っ白になり、試験どころではなかったようです。その事実を聞き、その年はとりあえず大阪歯科大学に進学してもらいました。浪人生であることのプレッシャーに彼は毎年、潰され続ける危惧感が私の脳裏に過ったからです。


大阪歯科大学に進学後、すぐにメルリックス学院に戻ってきてくれて弱点補強に励んでいました。大学との両立で大変だったはずですが、彼はやり遂げてくれました。


歯学部学生としての地位がある状態で臨んだ金沢医科大学AO入試では、試験終了後に彼と会った時に「絶対に合格した、有難うございます!」と握手を求めてきた眩しい笑顔が今でも忘れられません。手応え通り彼は金沢医科大学に合格して、今は北陸の地で医学部生として充実した生活を送っておられます。


彼との思い出は浪人生として生きていくプレッシャーがどれほどのものか思い知らされた出来事でもあります。


歯学部に進学後、再受験して金沢医科大学AO入試に合格した生徒


佐藤代表にとっての理想の予備校とは


――佐藤代表にとって、理想の医学部予備校とはどんな予備校でしょうか。

佐藤:以前も述べたように、医学部予備校とは大手予備校では医学部進学が困難な受験生の為にできたものであります。


普通に勉強していては医学部に進学できない方に対して教職員の英知を結集した結果、何とか医学部に合格させてもらえるという絶対的な安心感を備えた予備校が理想の医学部予備校であると認識しております。


もちろん、それなりの学力を有している方々も、メルリックス学院に来ていただければ質の高い受験指導を受けられ、もうワンランク上の医学部に進学できますし、そういう信頼感も兼ね備えていきたいです。


これからも教職員の意識を今以上に上げて、生徒とともに共に成長していける環境づくりにも励んでいきたいと思っております。


次回は医学部予備校のカリキュラムと学生講師についてです。


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佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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